所沢、飯能、狭山、入間の4市長が29日、所沢市の西武鉄道本社を訪れ、乗っていた自転車をそのまま電車へ持ち込める「サイクルトレイン」の運行を求める要望書を、同社の若林久社長に提出した。 要望書は、西武線沿線の4市で組織される「県西部地域まちづくり協議会」の名で提出された。2007~12年に同鉄道で運行された「秩父サイクルトレイン」を例に挙げ、「自転車を通じたさらなる地域活性化のため、継続的実施を」と要望している。 協議会の会長を務める藤本正人・所沢市長は、求める電車のイメージについて「土、日曜日に、池袋や西武新宿を出発する電車に自転車持ち込み車両を1両設ければ、観光普及にもつながる」などと語った。 若林社長は「要望実現に向け、皆さまと協議していきたい」と話した。