信号機のない交差点のすぐ近くに歩行者用の押しボタン式の信号機があるため、車のドライバーが交差点の信号機と勘違いする可能性がある場所が、全国におよそ3000か所あり、一部では、実際に事故も起きていることが分かりました。警察庁は、信号機の設置など必要な安全対策を行うよう全国の警察に指示しました。 現場の交差点には信号機はありませんが、そのすぐ手前に歩行者用の押しボタン式の信号機があり、それが青信号だったために車は徐行せず交差点に進入し、事故が起きていました。 車を運転していた男性は自動車運転過失致死の罪に問われましたが、裁判所は、青信号を交差点のものと勘違いしたのはやむをえないという判断を示し、無罪が確定しています。 この事故を受けて、警察庁が同じような交差点がどれだけあるか調査したところ、信号機のない交差点のすぐ近くに押しボタン式など歩行者用の信号機がある場所が全国におよそ3万か所あることが