12日午前10時20分ごろ、宮崎市高岡町下倉永の県道で、孫の女児(2)を抱いて道路を横断していた近くの家電量販店員、大早田(おおはやだ)夏美さん(57)が軽トラックにはねられ、約1時間半後に死亡した。大早田さんはフロントガラスに後頭部を打っており、宮崎県警はとっさに孫をかばったとみている。孫にけがはなかった。 県警高岡署は、軽トラックを運転していた同市高岡町花見、無職、樋脇善一容疑者(81)を自動車運転処罰法違反(過失傷害)容疑で現行犯逮捕した。容疑を過失致死に切り替えて調べている。 現場は片側1車線の見通しの良い道路。同署員が駆けつけた時、孫は母親に抱かれ、泣いていたという。【菅野蘭】