「ジャンクフードはもう宣伝しません」。米ウォルト・ディズニーは5日、同社の子供向けケーブルテレビ局「ディズニー・チャンネル」で、栄養バランスが悪い食べ物や飲み物のコマーシャルを放映しないことを決めたと発表した。 米国では肥満の子供が急増、最近30年間で3倍になっており、肥満対策の一環。子供の肥満撲滅運動を主導しているミシェル・オバマ米大統領夫人は「これまで大手メディアがしなかったことをやろうとしている。流れを大きく変える動きだ」と称賛している。 現在のコマーシャル契約が切れる2015年から始める。米政府が定めた栄養基準を基にカロリーや脂肪、塩分の限度を定めた指針を策定。指針に合わない食品の宣伝はしないという。(共同)