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ブックマーク / j.ktamura.com (11)

  • シンゾー・アベの英語演説、そしてやっぱり偉大なリー・クアンユー | quipped

    安部首相が4月29日にアメリカ議会でした演説が、話題になっている。すかさず民主党議員が、「日国の国会議員として、この上なく米国議会に恥ずかしい」とちゃちゃを入れて炎上する一方で、ぼくの周りにいる在米日人たちは、概ね高評価だ。「日人として誇りに思う」、らしい。 「日国の国会議員として」、「日人として」。 安部首相の演説は、見方によっては恥ずかしいかもしれないし、誇らしいかもしれない。つたない発音で原稿を読み上げただけだという見方もできれば、第二次世界大戦を悔いる声明を、アメリカ上下議員全員の前で、しかも英語で読み上げたというのは、歴史的だという見方もできる(ひょっとしたら朝日新聞と安倍晋三が初めて同意した瞬間かもね)。 いずれの見方にしても、個人的に残念だったのは、安部首相の演説が、アメリカ人がアジア人に期待するステロタイプを超えるものではなかったことだ。 少し穿った見方かもしれな

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    H58 2015/06/17
    "アメリカというのは中二病な国で、崇高な建前と、ドロドロの本音の狭間でもがいている国だ。"
  • リヴァイアサンに斬鉄剣 | quipped

    NO科学者の茂木健一郎さんが、日教育システム、特にペーパーテスト偏重の入試のシステムを批判している記事を読んだ。有名人の嘯くデタラメなど黙ってやり過ごすべきなんだろうが、いくつか僕の心に近いところで支離滅裂なことを言われて腹が立ったので、なるだけ冷静に説明したい。 ちなみにこのエッセーのタイトルだが、彼が引き合いに出しているリヴァイアサンが、Thomas Hobbesのものだとは考えられないので(だって説明が無茶苦茶なんだもん)、多分ファイナルファンタジーの召喚獣の方だと空気を読んだからだ。グングニルで刺してもいいけれど。 まず、茂木さんは、まつもとゆきひろさんに謝るべきだと思う。ご人も仰っているように、まつもとさんは、入学試験を受け、一定の点数を取り、筑波大学情報学群へと進学されたはずだ。それがモギイズムにかかると、こう曲解される。 ここで茂木氏は、オブジェクト指向スクリプト言語「

  • これは水です。 | quipped

    (訳注:2008年に急逝したアメリカの作家David Foster Wallaceが2005年にKenyon大学でした卒業スピーチです。個人的には同年のStanfordでのSteve Jobsの卒業スピーチより、遥かに奥深く、かつタメになると思うのですが、あまり知られていないようですし、訳されていないので、自分でやることにしました。以下が拙訳です。) もし発汗1したい人がいるなら、どうぞお好きなようにしてくださいな。多分ぼくもします。てかする...こんにちはーおめでとーKenyon大学2005年度の卒業生のみなさん。2匹の若いサカナが泳いでおり、逆方向に泳ぐ年上のサカナに会いました。すれ違い様、年上のサカナはこう言いました。「おはよう少年たち。今日の水はどうかね。」2匹のサカナは特に気にもとめず、しばらく泳いでから、顔を見合わせて言いました。「てか水って何?」 今の話は、米国の卒業スピーチ

    これは水です。 | quipped
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    H58 2014/11/19
    自分という意識そのものは、実は、離れて見ることも出来る。こんな考え方は、いつ手に入れた?だれそれの意見に影響されてはいないか?自分の無意識は、自分一人で知ることは、容易ではない。
  • 成長したい奴こそ大企業に行け | quipped

    流行り廃りは世の常であるが、間違いなく今、ベンチャーは流行っている。会社を模したサークル活動から、野球の球団を持ってたり、上場しているような会社ですら十把一絡げでベンチャーと呼ばれる日なので、どこまでをベンチャーと言っていいのかわからないが、いわゆるネット系の会社の人気ぶりは、一昔前の外資金融・コンサルを彷彿させる。 筆者も、投資家からお金を調達している比較的小さい会社(まあベンチャーだね)で働いているのだが、そういう立場から常々思っていることを、これから就職を考えている学生さんたちに伝えたい。 成長したい、と思ったら、ベンチャーに行ってはいけません。大企業に焦点を絞って就活することを心底勧めます。 以下、ぼくなりの理由を少し書こうかと思う。社員500人以上の会社では働いたことがないので、大企業に関する部分は割と想像かもしれない。ただ、今の会社は6人の時から見てきたりしていて、いわゆるベ

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    H58 2014/09/04
    同じような人間であっても、全く違う
  • こいつホントにアホだな | quipped

    ...と思う人がいる。田村耕太郎さんである。以下、彼が最近アゴラに寄稿した記事、ハーバードに日人殺到?!内向き終わる?から。 スーザン・ファー女史によると、ハーバードで増えているのは学部への出願だけではないそうだ。 ぼくが新聞記者の息子だから、木を見て森を見ない人間だからかもしれないが、「女史」という表現を今時使う人がいることにビックリした。そこまでファーさんが女性であることを強調したかったのだろうか。 ツッコミどころは続く。 この影響は、大学に限らず、開成、筑駒、灘等の名門高校にも及ぶだろう。これらの学校の在校生で感度のいい連中は... 名門高校を並べるんだったら女子校も入れた方がいいのでは。これでは日の迷門名門高校が全て男子校のようである。なんだっけ、水道橋にある女子校の名前... 別に田村耕太郎さんが「女史」という表現を使おうが、名門高校として男子校を並べようが、そんなのは彼の自

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    H58 2013/01/21
    無意識のうちに書く文章が、フェミニストでは、なく男尊女卑になっている。。。面白い視点だ。過去の書いた文章との対比をして人物を測る。
  • 日本のエンジニアは優秀 | quipped

    グリーのCTOの藤さん: あと、日のメーカー出身の方はやっぱり優秀だなと感じます。そこから飛び出してチャレンジしてくる方って、グリーにもフィットする。30歳台前半から40歳過ぎの方までいて、最初はグリーの環境に馴染めるのかとドキドキしたのですが、やっぱりすごく優秀で。そういう得意分野を持った優秀な方たちがどんどん集まってきています。 これを読んで思い出したのが@dankogaiさんと@miyagawaさんの対談: 宮:日エンジニアのレベルは高いと思います。特に,僕はコミュニティという意味では東京しか見てないですけど,Shibuya.pmとかShibuya.jsで発表しているようなエンジニアは,シリコンバレー,サンフランシスコとかのスタートアップ企業でタレンテッドなエンジニアとして数えられる人と遜色はないと思いますよ。 これには僕も同感。日ではシリコンバレーが一部で神格化されている

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    H58 2012/11/12
  • 女子力という単語を覚えたので、日本人力という単語を作ってみた | quipped

    先日、日人の知り合いと話をしていたら、「女子力が足りない」という表現を耳にした。当方は、最近の流行の言葉に疎いので、イマイチ意味がわからない。その後ネットでちょっと検索したら、なんか女性というジェンダーが含む歴史的な役割や、それに対する偏見を全て突っ込んだ、野良にやる残飯みたいな単語であることがわかった。いや、そんな言い方をしたら野良に失礼かもしれない。 いつもできているわけではないが、ぼくは、意味が曖昧な単語を使うのは避けるようにしている。というのも、意味が曖昧な単語を使うということは、何が言いたいのか自分の中で整理ができていない可能性が高いからだ。言いたいことが明確ならば、お茶を濁すような言葉にスペースを浪費する必要はない。 そしてこの「女子力」という言葉、意味が曖昧なだけではなく、女性とはこうあるべきだというステレオタイプを頭に刷り込むというヒドい副作用も伴っている。 まあこん

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    H58 2012/09/04
    地力、人間力、女子力、日本人力、うーん/曖昧な言葉を使うのは概念が曖昧だからだ。
  • ポジショニングと原監督 | quipped

    原監督の女性問題の話を海の向こうから観察していて、改めてポジショニングの大事さを痛感している。 ポジショニングというのはマーケティングで使われる言葉で、要は、比較対象と比べ、どうやって自分の立ち位置を決めるかということだ。例えばバーでいったら「とにかくビールの種類が豊富」だとか「とにかく安い」とか「小料理が美味い」など。まあ何でもいいから他のバーとの差別化をどう図るかが、ポジショニングの鍵となる。 そんなことが原監督と何の関係があるのかと思われるかもしれないが、今回のスキャンダルをとりわけ悪化させているのは、原監督のポジショニングのように思えて仕方ないのだ。 ぼくが把握している事実関係はこんな感じだ。 原監督が1988年、まだお盛んなころにある女性と性的な関係を持った。 それについて2006年に誰かから揺すられ、一億円の口止め料を支払った。 それが今回明るみになって、いろいろと釈明を迫られ

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    H58 2012/06/22
    不倫ネタへの対処。自分に正直というか、継続できるキャラ作りが必要なのかも。ウッチャンの不倫も、ほとぼりが冷めるまでは、大変だったみたいだし。
  • Instagramの創業者たちに学ぶこと - quipped

    インターネット業界での今週一番の話題は、間違いなくFacebookによるInstagramの買収だろう。買収額は株式と現金で10億ドル(800億円)と言われ、Facebookの企業買収としては、最高規模だ。収益ゼロにも関わらず、うなぎ登りのユーザー数で話題を席巻し、あっという間に巨額で買収されるにいたったInstagramのシンデレラストーリーは、6年前に似たような経緯でGoogleに買収されたYouTubeを彷彿させる。 シリコンバレーは内向きで偏った場所なので、連日この買収劇の話題だ。誰が会社の何パーセントを持っていたんだ。5000万ドルの資金調達の直後に買収されるということは、誰かが裏で糸を引いていたんじゃないか。Facebookに買われてしまったInstagramの将来はどうなんだ。個人的には、勇気を持っていいアプリを作り、それがうまいタイミングで評価されたって話でいいじゃんという

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    H58 2012/04/11
    場所。“日本の片隅にいる凄腕ハッカーよりも、スタンフォード大学でコンピューターと無縁の勉強をしている学生の方にスポットライトが当たる。不公平かもしれないが、それがシリコンバレーの現実”
  • ナガツダ先生とマッコちゃん | quipped

    大阪の橋下市長が、小中学生の留年を検討していると聞いた。小中学生の学力を底上げする目的とのことだ。そこでふと自分の小学生時代のことを思い出した。 ナガツダ先生は、小学校4年生から6年生までの3年間、ぼくの担任だった。小柄のおばさんで、分厚いメガネをしており、いつも青いジャンパーに黒いスパッツのようなズボンをはいていた記憶がある。 ナガツダ先生の授業は変わっていた。図画工作ひとつとっても、来だったら1学期は写生、2学期は粘度工作みたいに、シラバス的なものがあったはずで、同学年の他の二組(うちの学校は一学年三組だった)は忠実にそれに沿っていたが、ぼくらのクラスは一年間通してデッサンばっかりしていた。それもクラスメートお互いの顔のデッサンだ。「相手の顔をよく見て、気づいたことを正直に描きましょう。ごまかしたり、友達だからと言ってキレイに書いたらダメです。」最初はみんなお互いの目をじっと見るのす

  • 親父の麻雀から学んだこと | quipped

    うちの親父はべらぼうに麻雀が強い。 小さい頃、父親の友人たちが我が家に来る度に、「お前の父さんは麻雀つえーんだから」と言っていたが、小学生の僕が麻雀などやるわけもなく、どう強いのか全くわからなかった。それよりも、週末時間のある時に指す将棋で、ただの一度たりとも勝てないことを、いつも不満に思っていた。 中学に入ってしばらくしてから、僕も麻雀をさせてもらえるようになった。子供の頃から言われてきた親父の「強さ」が何なのか確かめたかったし、今考えれば、自分的にはオトナの遊びである麻雀をやらせてもらえることが嬉しかったに違いない。中学1・2年は、学校の友達を我が家に連れてきて、ひたすら麻雀をして遊んでいた。あんまりウチで麻雀をするので、友人の母親からクレームの電話が来たほどだ。「雀荘に行くよりはいいですよーはははは」と電話口でお茶を濁していた母親の声が懐かしい。 そんなガキの麻雀に、たまにだが父親が

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    H58 2012/02/22
    見せなくていいものは、人に見せない。自分の手の内を敵には、あかさない。裏をかく為のメタ頭脳戦もするべきではない。
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