仮面をかぶり、「インターネットを解放しろ」などのメッセージを掲げ街頭デモを行うアノニマスのグループ(今月9日、インドで)=ロイター 国際的ハッカー集団「アノニマス」による日本のウェブサイトへの攻撃が続いている。アノニマスの目的は、改正著作権法のダウンロード違法化(違法ダウンロード刑事罰化)の阻止であり、目的が達成されるまでは攻撃を続けるとの声明を出している。 財務省、JASRAC、民主党などを攻撃 各所で報道されている通り、6月25日ごろから日本のウェブサイトがハッカーの集団「アノニマス(Anonymous)」によって攻撃されている。財務省、民主党、自民党、JASRAC(日本音楽著作権協会)、国土交通省霞ヶ浦河川事務所などが被害に遭った。攻撃の手法は二つある。 一つはウェブサイトの書き換えだ。ウェブサイトを動かしているサーバーソフトウエアの脆弱(ぜいじゃく)性(外部からの侵入などを許す