【編集委員・尾関章】万物に質量を与えるとされるヒッグス粒子の発見がほぼ確実になった。スイス・ジュネーブ近郊にある素粒子実験の国際拠点、欧州合同原子核研究機関(CERN)が14日、昨夏に発見を宣言した新粒子の新たな解析結果は「ヒッグス粒子であることを強く示している」と正式発表した。 CERNの大型加速器LHCで、ヒッグス探しの実験を続けてきた二つの国際チームの最新成果にもとづく。「スピン」と呼ばれる性質の値を調べたところ、新粒子は、ヒッグス粒子に特徴的な「ゼロ」という値をもつらしいとわかったことなどが根拠だ。 続きを読むこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。登録申し込みログインする(会員の方) 無料会員登録はこちら朝日新聞デジタルのサービスご紹介はこちら関連記事(フロントランナー:下)「3千人連名でも自分の研究」(1/19)(フロントランナー:上)ヒッグス探究で世界観反転