今回、話題になった米国ベンチャー企業「スペースX」社は、自分たちでロケットと宇宙船を作りました。打ち上げは無事成功し、宇宙船を国際宇宙ステーションにドッキングさせることもできました。 民間企業の宇宙船が、国際宇宙ステーションにドッキングしたのは初めてです。これまでドッキングしたことがあるのは、日本、ロシア、欧州の各宇宙機関が作った宇宙船でした。つまり国の事業。それを規模が小さいベンチャー企業が成し遂げたのですから、歴史に残る成果と言えるでしょう。 今回ドッキングした宇宙船は無人でした。スペースX社ではこの宇宙船をさらに改良し、人が乗れるようにする予定です。そうすれば今回のような荷物だけではなく、宇宙飛行士を国際宇宙ステーションへ送り届けることができます。スペースX社では、7人乗りを目指しています。米航空宇宙局(NASA)が開発し、昨年廃止したスペースシャトルの定員も7人。ベンチャー企業の意