資源エネルギー庁は、愛知県と三重県の沖合で行っていた海底の「メタンハイドレート」からの天然ガスの採取について、ガスを引き上げるパイプの不調などのため、当初の予定より1週間早く作業を終了すると発表しました。 資源エネルギー庁は、今月12日、将来の国産天然ガスの資源として期待されているメタンハイドレートについて、愛知県と三重県の沖合で世界で初めて海底からのガスの採取に成功し、2週間の予定で作業を続けていました。 ところが、ガスを引き上げるためのパイプに砂が詰まって作業が不調になったうえ、現場の天候の悪化が見込まれることなどから、当初の予定を1週間ほど早めて、18日、採取を終了したということです。 これについて資源エネルギー庁は、「作業の期間が予定より短くなったのは残念だが、およそ1週間にわたって安定的に採取できたのは大きな成果で、ガスをより確実に生産するための改良点が見つけられた」と話していま