デスクトップPCとノートPCで作業の姿勢が異なります――。岡村製作所の「いすの博物館」で作業にあったワーキングチェアを考えてみた。 デスクトップPCで長時間作業をしていると、いつのまにかイスから体がずり下がり、だらしない格好で仕事をしていることはないだろうか。画面が大きいデスクトップPCの場合、ディスプレイと体がある程度離れても作業が可能なため、楽な姿勢になりがち。実は、そんな姿勢が「デスクトップPCでの作業に向いているのです」(岡村製作所シーティング研究室の浅田晴之主任研究員)という。 デスクトップPCはおよそ110度――最適リクライニング角 岡村製作所では、作業に応じて7段階のリクライニングの角度を想定。座ってもほとんど垂直な状態の0型(90度)からスタートし、I型(93度)、II型(100度)、III型(105度)、IV型(110度)、V型(115度)、VI型(127度)と背もたれの