この画像を大きなサイズで見るphoto by Pixabay 地球上には「いやなにもそこまで毒盛らなくても」と思うほどオーバーキルな猛毒を持つ生物が存在する。オーストラリアやフィリピンなどの熱帯地方に生息するハコクラゲの大型種、「キロネックス」(オーストラリアウンバチクラゲ、学名 – Chironex fleckeri )もその一つである。 キロネックスはその強烈な毒をもって小エビなどの獲物を瞬時に気絶させたり殺したりする。時には自己防衛のためにも使う。 毒性の強さは人間にもおよび、1884年以降少なくとも5,567人が犠牲になった記録がある。もし人が刺されると最短1分で死亡するほど強い毒を持つとも言われており「殺人クラゲ」の異名を持つ。 なぜこれほどまでに猛毒なのか? なぜこれほどまでに強力な毒を使うのかというと、獲物がもがいて自分のデリケートな触手を傷つけるのを防ぐためと言われている。