Innovative Siliconは、標準的なロジック・プロセスで製造可能で高密度・低コストを実現するとうたうメモリ技術「Z-RAM」を発表した。 スイスのInnovative Siliconは、SOC(システム・オン・チップ)用の組み込み系DRAMメモリ技術「Z-RAM」を発表した。標準的なロジック・プロセスで高密度・低コストを実現するのが特徴で、特別な材料やマスク・ステップ増が必要ないという。今後、PCやPC周辺機器、コンシューマエレクトロニクス分野での市場参入を目指す。 Z-RAMは、基本的にはSOI(シリコン・オン・インシュレータ)技術を採用したもの。SOIとは、絶縁膜(インシュレータ)上に形成した単結晶シリコンを基板(シリコンウエハー)とした半導体技術を指す。これにより電荷を貯めるためのキャパシタ(コンデンサ)を利用せずにすむ「ゼロキャパシタ」を実現しており、単一トランジスタの