イタリア政界だけでなく、ユーロ、世界経済を揺るがしかねないコメディアン出身、ベッペ・グリッロ氏。64歳。日本にもお笑い出身の議員はたくさんいるが、新党「五つ星運動」率いるグリッロ氏とはどんな人物なのか。欧州で信頼の厚いマリオ・モンティ伊首相や従来の職業政治家より、どうしてイタリア国民はグリッロ氏を支持するのか。日本におけるイタリア語学の大家、坂本鉄男・元ナポリ東洋大学教授(83)=ローマ在住=に国際電話でインタビューした。 英誌エコノミスト最新号の表紙に登場したグリッロ氏(左)とベルルスコーニ氏――グリッロ氏とはどんな人ですか。日本にもタレント議員はたくさんいました。西川きよし、横山ノック、青島幸男、東国原英夫、橋下徹。グリッロ氏はどのタイプに近いのでしょうか 「日本のお笑い芸人出身の政治家とは全然、違うんです。彼はジェノバの下町生まれです。ジェノバというのは左翼が非常に強い地域なんです。
ルーマニア・ブカレスト(Bucharest)で、ルーマニア首相との共同記者会見後に、記者団に手を振るシルビオ・ベルルスコーニ(Silvio Berlusconi)伊首相(2011年5月30日撮影)。(c)AFP/DANIEL MIHAILESCU 【11月13日 AFP】イタリア首相を辞任したシルビオ・ベルルスコーニ(Silvio Berlusconi)氏(75)の未来はどのようになるだろうか。政界復帰を目指す可能性が最も高いとみられているが、一方で専門家たちは、それ以外にもいくつかの選択肢があると指摘する――カリブ海の島への脱出や、刑務所、さらにはサッカークラブの運営などだ。 ベルルスコーニ氏は辞任直前、めずらしく公の場から姿を消した。「解放された」と述べ、今後の選挙には出馬しない意向を示していた。 だが一方で、20年近くにわたってイタリア政界の有力者であったベルルスコーニ氏は、こうも言
イタリア司教協議会会長のアンジェロ・バニャスコ枢機卿(68)は26日、司教らとの集会で、買春や汚職の疑惑で裁判中のシルビオ・ベルルスコーニ伊首相(74)について聞かれ、「スキャンダルに汚染された空気を浄化する必要がある」などと述べた。枢機卿は首相を名指しこそしなかったが、首相をはじめスキャンダルまみれの与党議員を批判したものとみられる。ロイター通信が伝えた。 カトリック教会は左派勢力が認める同性婚や胚性幹細胞(ES細胞)の研究に反対のため、これまで中道右派の与党への批判を控えていたが、もう限界にきたようだ。(SANKEI EXPRESS)
イタリア・ローマ(Rome)の観光名所ナボーナ広場(Piazza Navona)で、何者かに一部が破壊された「ムーア人の噴水(Fontaine du Maure)」(2011年9月3日撮影)。(c)AFP/ANDREAS SOLARO 【9月5日 AFP】イタリア・ローマ(Rome)の人気観光名所、ナボーナ広場(Piazza Navona)にある歴史的建造物「ムーア人の噴水(Fontaine du Maure)」の一部が3日早朝、何者かに破壊された。イタリア警察が、監視カメラの映像を頼りに犯人を追っている。 警察によると、監視カメラの映像には、濃い色の上着にジーンズ姿の45歳前後と見られる男が泉に入り込み、大きな石を手に噴水内の像や小さな彫刻類を壊す姿が映っていたという。 広場南端にある「ムーア人の噴水」は底にピンク大理石が敷かれ、イルカと格闘するムーア人の銅像の周囲を、4対の海の神トリト
イタリア・ピサ市のドゥオーモ広場で、ピサの斜塔をパロディ化した商品を売る土産物屋(2011年7月30日撮影)。(c)AFP/FABIO MUZZI 【8月4日 AFP】イタリアのピサ(Pisa)市が、同市が誇る観光名所「ピサの斜塔」などの文化遺産のイメージを損ねかねない悪趣味な土産品の取り締まりを開始した。きわめて俗悪と判断した場合には、罰金を科して厳しく対処する。 早くも1日、股間部にピサの斜塔をあしらったデザインのボクサーパンツを販売していた5人に、「礼節に有害な商品」を販売した罪で、1人500ユーロ(約5万7000円)の罰金が科せられた。 このほかにも、ミケランンジェロのダビデ像の裸体をデザインしたエプロンや、思わせぶりにポンペイの遺跡が描かれた下着も、取り締まりの対象となる見込みだ。 マルコ・フィリッペスキ(Marco Filippeschi)市長は、「このようなぞっとする品々を、
印刷 ミケランジェロが1515年に描いた図面を元にした、サンロレンツォ教会正面部のコンピューター・グラフィックス想像図=CGEフォトジョルナリズモ提供現在のサンロレンツォ教会の正面部。素朴なれんが造りだ=CGEフォトジョルナリズモ提供 ルネサンス期にミケランジェロが思い描きながら未完に終わった教会の姿が、500年の時を経て現実になるかもしれない。伊中部フィレンツェのレンツィ市長はこのほど、市内に立つサンロレンツォ教会の正面部の改築を目指して、住民投票に諮る方針を示した。 この教会は4世紀に創建された。フィレンツェの有力者メディチ家の墓所として再建、改築されてきた。 ミケランジェロは、その内部の設計や装飾に携わった。正面部についても1515年、白い大理石で覆われた荘厳な図面を描いたが、建設されずに未完に終わった。大理石や貴石の細工で埋め尽くされた内装に比べ、正面部は今も質素なれんが組み
ベネチア付近で建設が進むモーゼプロジェクトの堤防(2010年6月9日撮影)。(c)AFP/GIUSEPPE CACACE 【5月2日 AFP】洪水の多いイタリア・ベネチア(Venice)で街を海面上昇から守ろうと、潟の入り口に可動式の堤防を建設する計画が進んでいる。 「モーゼ(Moses)」プロジェクトと呼ばれるこの計画。およそ3000人が携わり、総工費は54億ユーロ(約6500億円)に上る。2014年に完成予定だ。 同プロジェクトに参加する建築家の1人、フラビア・ファッシオリ(Flavia Faccioli)氏は「ひとたび完成すれば、このシステムは最高3メートルの水位上昇までベネチアを守ることができる」と語った。 海底に設置された基部から、巨大な箱状の板が突き出て堤防となる構造。高潮が来たときは、板の内部に圧縮空気を送り込んで板を立て、潟への水の侵入を防ぎ、高潮が去った後は、板内に水を送
イタリア・ベネチア(Venice)の現代美術館「プンタ・デラ・ドガーナ(Punta della Dogana)」で開かれた「In Praise of Doubt(疑念の称賛)」のプレス向け内覧会に出席したフランソワ・ピノー(Francois Pinault、2011年4月8日撮影)。(c)AFP/ANDREA PATTARO 【4月12日 AFP】イタリア・ベネチア(Venice)で最も注目される現代美術館「プンタ・デラ・ドガーナ(Punta della Dogana)」で、4月10日から展覧会「In Praise of Doubt」が開催されている。 ■プンタ・デラ・ドガーナとは サンマルコ広場の対岸の大運河に挟まれた島の先端に位置する「プンタ・デラ・ドガーナ」は09年にオープンした現代美術館。仏実業家フランソワ・ピノー(Francois Pinault)率いる財団が運営し、館内にはピノ
■Giorgio Agamben ■Daniel Arasse ■Hans Blumenberg □Massimo Cacciari ■Gianni Carchia ■André Chastel ■Hubert Damisch ■Georges Didi-Huberman ■Pierre Francastel ■Vladimir Jankélévitch ■Bruno Latour ■Louis Marin ■Marie-José Mondzain ■Nitta Hiroe ■Mario Perniola ■Jacques Rancière ■Michel Serres ■Victor Stoichita ■Taki Kōji マッシモ・カッチャーリ(Massimo CACCIARI, 1944- イタリア) 葛藤や断絶によってこそ可能となる調和について、古代ギリシア哲学、中世キリスト教神
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く