引っ越し大手の「アートコーポレーション」が、作業中にタンスや建物などが損傷した際、顧客に支払う賠償金の一部を従業員に負担させる制度を廃止していたことがわかりました。 アートコーポレーションでは「引っ越し事故責任賠償制度」といって、従業員が作業中にタンスなどの家財や建物を損傷してしまった際、正社員の場合は1件につき上限3万円を負担させていました。その一方で、品質管理手当として月1万5000円を支給していましたが、今年10月にこれらの制度を廃止、より従業員の働きぶりなどを評価し、賞与に反映させることにしたということです。 こうした賠償制度は他の引っ越し会社や運送業界にもあり、アートコーポレーションは今年10月に元従業員3人から負担金などの返還を求めて裁判を起こされていました。
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