ぼっち(独りぼっち)―。 中野市江部で男女4人が殺害された事件で、殺人の疑いで逮捕、送検された農業青木政憲容疑者(31)は、人からこう見られることに過剰な嫌悪を抱いていたことが、両親の証言から浮かび上がってきた。青木容疑者の心の内に何があったのか―。両親への取材から、事件に至るまでの青木容疑者の半生を振り返った…
松本市に本拠地を置いた旧陸軍歩兵第50連隊などが中国・山東省で国民革命軍と衝突した1928(昭和3)年の「済南事件」を巡り、長野県が連隊と交わした電報や、戦死者遺族救済に関わる書類などをつづった公文書が5日までに見つかった。済南事件関連の県の公文書はこれまで見つかっておらず、戦後75年の今年、本格的な戦争へと進む日本軍と、それを支えた県行政との関わりをひもとくきっかけの一つになりそうだ。 公文書は県立歴史館(千曲市)が古書店から購入。和とじの簿冊(ぼさつ)で、表紙に「昭和三年 濟南(さいなん)事件関係書類」と記された28件の文書。当時の県社寺兵事課が作成した。 書類によると、県は28年5月5日夜、旧満州(現中国東北部)の大連近郊に駐留していた50連隊から出動を知らせる電報を受信。同日に「重責ヲ全ウセラレムコトヲ切望ス」と返信している。連隊の将校の氏名や「歩兵第五十聯隊(れんたい)ヨリ渡満ノ
8月のこの欄で、フジテレビの「ザ・ノンフィクション」で2週にわたって放送された「転がる魂 内田裕也」を取り上げました。ナレーターをつとめたのは、妻の樹木希林。 崔洋一監督はこの番組で、内田裕也という人のやまない不安をとらえようとしたのだと感じた私は、原稿をこう締めました。「『今日までの人生、上出来でした』『裕也さんには、面白かったねと伝えておきました』という最後の妻のナレーションは、触れそうで触れない距離でその不安を撫(な)でるかのようでした」 その手が先に、この世を去っていくとは思いもせず。 ◆ ◆ ここ十数年ほどは、民放の番組に出演することがほとんどなかった、樹木さん。ワイドショーや情報番組は葬儀の様子などを盛んに放送しましたが、近年の素材を豊富に持っているのはNHKで、追悼を掲げた放送、再放送が数本ありました。 実は昨年6月に密着取材をゆるされたディレクターがいて、それから1年ほ
米大統領選で民主党のクリントン氏が当選した場合に、下伊那郡喬木村内で生産するブランド豚「くりん豚(とん)」を贈ろうと計画していた地元の養豚関係者ら4人が12日夜、共和党トランプ氏の勝利を受け、村内の飲食店で「残念会」を開いた。計画は白紙になったが、くりん豚の料理をつつきながら、地域を盛り上げる次の一手を考えた。 くりん豚は、脂の上品な甘さが特長。生産する「知久養豚」の知久隆文さん(45)が「一番お薦めの食べ方」というしゃぶしゃぶをテーブルに並べた。 今回の計画を中心となって練ったNPO法人「たかぎ」事務局長の田中生輝さん(58)も参加。贈呈を提案するため10月にケネディ駐日米大使に宛てた手紙では、友好が目的であり、豚と結び付けることが失礼に受け取られないよう文言に細心の注意を払い、父のケネディ元米大統領が演説で触れた言葉も文中に入れるなど力を込めたという。 トランプ氏当選で、養豚業に
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く