America OnlineとYahooは、自社のメールサービスを利用する何千万人ものユーザーを狙って繰り出される無数のスパムやフィッシング攻撃を減らしたいと考えており、そのためにGoodmail Systemsという企業が提供するあるサービスに目を向けている。ところが、電子メール版の切手にたとえられるこのサービスをめぐって論争が巻き起こっている。 Goodmail Systemsは、電子メール1通当たり1セント未満の料金を支払う企業を優先待遇し、その企業が送信するメールを、スパムフィルターを経由せずに、ユーザーの受信箱に直接配信することを保証する。ただし、メールを送る相手は、すでにメールの受信を承諾している人々に限られる。 このビジネスモデルは、10年以上にわたって電子メールの普及を支えてきた「自由な情報流通」の概念に反しているだけでなく、広告主やスパム対策機関からも批判を浴びている。反
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