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ブックマーク / blog.goo.ne.jp/mit_sloan (63)

  • 都市化する世界-私が今年考えたいテーマ(後編1) - My Life After MIT Sloan

    さてさて、先週の「私が今年考えたいテーマ」の続き。なんか長くなりそうな気がするので、後編を二つに分けて後編1と後編2にしようと思います。最初は、私がずっと長いこと興味がある都市化。去年も「GDP世界一の都市・東京」という記事を書いたりしていたが、将来は世界の人口のほとんどが都市に住むようになることを考えると、効率化した、ちゃんとした都市を作っていかないと大変なことになるだろうな・・・という直感があって、都市というものに非常に興味があるのだ。 1. 都市化する世界 水、料、エネルギーに並んで、世界的に注目されている分野として「都市化」がある。今後数十年の間に、世界の人口がどんどん都市に流入して行き、世界の多くの人が都市で生活するようになるという現象だ。特に、アジアの新興国を中心に人口密度の高い都市が増えていくため、環境問題とか、水やエネルギーが不足する問題が起こりやすくなるだろう。だからそ

    都市化する世界-私が今年考えたいテーマ(後編1) - My Life After MIT Sloan
  • Too good to fail−あり続けてほしい企業とそうでない企業は何が違うのか - My Life After MIT Sloan

    MIT Sloan MBA留学記とその後。2010年6月に卒業。留学情報、ワイン、イノベーション論、技術・組織論まで 先週末には上場廃止を免れたとの観測から、株価も上昇していたオリンパスの損失隠し問題が、週後半になってまた炎上している。先週16日には、米国FBIのほか、英国の重大不正捜査局(SFO)が捜査に乗り出した(参考記事)。更に18日にはニューヨークタイムズ紙が、オリンパスから1000億円以上がヤクザなどの闇組織に流れている可能性を示唆する記事を発表(記事)、大きく揺れている。 オリンパスは、私にとってはイノベーションを利益につなげている企業として、尊敬している企業のひとつだ。オリンパスはデジカメや顕微鏡などの光学機器でも有名だが、世界初の胃カメラ(内視鏡)の製品化に始まり、医療の世界を大きく変えるような製品を次々に出しており、世界で人々の病気が治る可能性を上げている企業である。その

  • 【書評】コマツに学ぶ、経営のグローバル化-坂根正弘「ダントツ経営」 - My Life After MIT Sloan

    ご無沙汰してます。 4月から始まった仕事、やりがいのある面白い仕事なのですが、結構大変。 一ヶ月経って、漸く忙しさもひと段落ついたので、ブログを再開しようと筆を取りました。 前記事の原発関連の話題も書きたいけど、最初はリハビリもかねて、最近読んだ中から、面白かったをご紹介。 (ブログは書かなくても、は読んでるんだよね・・) 日企業としては、グローバル化に大きく成功しているといえる、コマツ。 その会長の坂根正弘氏の書いた「ダントツ経営」。 もともと、グローバル化に成功している企業の事例を調べるつもりで読み始めたのだけど、 それ以外の部分もかなり面白かった。 というか、大事なことが一行の文章の中に、ちょろっと埋め込まれていて、危うく読み飛ばしそうになる。 付箋を貼って読んでいると、付箋だらけになった。 いわゆる経営者人が書いた系ので、ここまで密度の濃いのは珍しい。 これは面白かった、

  • 「グローバル化」は今、質的に大きく変容している - My Life After MIT Sloan

    最近の私は、ずっと日企業の「グローバル化」にこだわっている。 仕事の合間を縫って、企業組織のグローバル化に関して長編の文章を書いているし、 業でも、企業を組織的にグローバル化する手助けになるものを主軸に仕事をしている。 どうも私は日という国が好きで、自分がグローバルな経験をさせていただいても、この国を何とか再生したいと思っているらしい。 そして、その際、長期スパンで日の経済を立ち上げる方法は、二つしかない、と考えているのだ。 ひとつは、今までに何度も書いてきた。 ベンチャーが立ち上がりやすく、成功しやすい世の中にすることで、次世代の経済成長の柱になる新しい産業を産み、育てていくこと。 (参照:日にシリコンバレーが必要な理由 ) もうひとつは、既存の産業において、既存企業をグローバルに拡大し、日以外の市場、特に新興国をメインに収益を上げられるような組織に変えていくことだ。 (突っ

  • 何故Justin Bieberは米国匿名掲示板で叩かれるのか−米国版2chと格差社会 - My Life After MIT Sloan

    MIT Sloan MBA留学記とその後。2010年6月に卒業。留学情報、ワイン、イノベーション論、技術・組織論まで せっかくの連休なので、アメリカンポップスに関するネタを提供しつつ、社会問題を。 ていうか、多くの人にとってはJustin Bieberって誰よ?って感じだろう。 アメリカで今やLady Gagaの次くらいに絶大の人気を誇る、ティーンのアイドルです。 知らない人は多いと思うが、彼の叩かれ方を見ていると、アメリカの世相を顕著に表しているなぁと思ったので、書いてみることに。 1. Justin Bieberって誰よ? Justin Bieberは、現在アメリカのティーンアイドルで一番人気の、男性ポップシンガー。 2009年にデビューした、御年17歳のカナダ人。背はちっちゃく、17歳にしては童顔である。 歌はまあまあだが、とても上手いというわけではない。ダンス、楽器などが出来る感じ

  • 補足:「正しい日経新聞の読み方」 - My Life After MIT Sloan

    前回の記事「正しい日経新聞の読み方(主に新社会人向け)」に補足。 コメント欄やTwitterはてななどでいただいたコメントを拝見していて、前の記事だけでは不親切だったな、と思ったので。 1.まずは新聞記事の中で「空」「雨」「傘」を峻別するように読む ビジネスの経験が長い人ならともかく、今まで「空→雨→傘」的な考え方をしたことが無い人が、いきなり新聞でそれをやるのは難しいのかもしれない、と思った。 まずは新聞記事の中で、一文一文読んで「これは空(事実、ファクト)だ」とか、「この部分は記者による雨(解釈・解説)だな」とか、峻別するようにすること。そうすると、だんだんと記者の解釈に惑わされずに、「空(事実、ファクト)」の部分だけを取り出して読む、ということが出来るようになる。 日経新聞の良いのは、記者が少なくともちゃんと訓練されているので、(インタビューや解説記事を除く)ほとんどの文章の最初の

  • 英語をモノにしたい人のためのお勧めYoutube動画。 - My Life After MIT Sloan

    私は今でも、英語はまずは最低限の単語力を身につけること、 それから英語を読んで、書くことが最も効率がいいと思っている。 (特にある程度の英語力が身につくまでは必須。 参考記事:英文を読むのが苦手な人はまずは単語力を身につけよう (2010/01/15)) しかし、留学したいとか、仕事で使うとか、余程の動機がなければ、なかなか続かない。 でも、人間楽しいことなら続けられる。 そして、やっぱり生の英語を聞くのは楽しい。 というわけで、Youtubeの英語コンテンツで、英語の勉強に役に立ちそうなものとか、 単に面白いから、英語やりたいなと思いそうなものとかを紹介しておく。 長かったゴールデンウィークもあと一日で終わり、最後にこれらでも見て楽しんでください、という意味もこめて。 1.ABC News または好きなニュースコンテンツ@Youtube 英語を勉強するにあたって、英語系のニュースを聞くっ

  • 原発をやめてクリーンエネルギーに移行するのは日本再生の鍵にもなる - My Life After MIT Sloan

    最初に書いておくが、実は私は今回の大震災まで、かなりの原発推進派だった。 でも今回の事故を機にいろいろと考えて、考えをはっきりと変えた。 もう国家的に原発をやめて、クリーンエネルギーに国ごとシフトするのが、世界のエネルギー需要のためだけでなく、日の産業再生にもつながるかもしれないと思い至り、今回の記事を書くに至った。 今回の大震災による原発事故は、世界的に大きな影響を与えた。 放射能漏れにとどまらず、長期的な電力供給の不足による計画停電が行われる状況。 経済への負の影響を目の当たりにして、多くの国の政府は戦々恐々としたことだろう。 1. 福島原発事故によって世界的な原発移行の流れはいったん停止。一時的に化石燃料にシフトするだろう この事故によって、現在、世界的に原発への流れが瞬間的に止まった形になっている。 最も原発の建設計画が盛んなインドと中国で、新規建設の停止が発表された。 アメリカ

  • 明治時代からグローバルなニーズを捉えて成功した日本の工業生産 - My Life After MIT Sloan

    今週は私は休暇で、論文のようなものを家に缶詰になって執筆している。 その過程で面白い話を見つけたのでご紹介。 日ブランドの工業生産の輸出は、戦後のイトヘン・カネヘンとか、ソニーのトランジスタラジオやトヨタの車などで始まったイメージの人も多いかもしれないが、実は戦前からかなり盛んに日ブランドの構築と輸出が行われていた。 その一つが、生糸(絹糸になる前段階の糸。これを撚ることで絹糸が出来る)の輸出である。 明治政府の「殖産興業」の政策の一つは、「貿易による外貨獲得」であった。 1868年(安政5年)に開国した日が当時輸出できるものといえば、農産品の生糸と緑茶くらいだった。 が、緑茶の方は当時のグローバル市場ではインドの紅茶に徐々に敗退しつつあった(参考)。 生糸は、次第に農業器具の改善が進んで手工業化が進んでいた農村で農婦が繭から糸車などを使って生産するものだ。(日史でやったでしょ?)

  • 東北地方大震災 いまの私たちに出来ることまとめ - My Life After MIT Sloan

    私は昨日の地震のときは、東京で地下鉄南北線に乗っていました。 脱線するのではと思うほど揺れが大きくなり、非常に長い時間でした。 日で最も深いといわれる地下鉄で、このまま埋もれて死んだら嫌だなと思いましたが、揺れが収まってからすぐに近くの駅に停車、おろしてもらえました。 家族や友人、職場の同僚なども無事でした。 その後テレビで見た、凄まじい津波の破壊力、避難している人たちの姿。 Boston.comで展開された写真もこの地震の凄まじさを物語っています。 また昨日から続く福島の原発の不具合は、放射能漏洩や炉心溶解も問題ですが、素人の我々が騒いでも核シェルターに入るか国外脱出しか手立てはありません。 それよりも大量に電力を供給できる原子炉を3基も止めているわけですから、東日地域では短期的には電力需要に供給が追いつかないことが問題になります。 そんな状況で私が出来る意味のあることは何かと考えた

  • 日本の大学教育から起業家やグローバル人材を育てる4つの提案 - My Life After MIT Sloan

    前回の記事-日の大学入試制度は当に間違っているのか-から結局5日経ってしまった。 待っていてくださった方は有難うございます。 今日は、前回の記事を受けて、現行の日の大学入試制度を活用して、起業家とかグローバルな人材とかを輩出することは出来るんじゃないかということを書きます。 前回の記事は、日の現行の大学入試は変なのか、それでは大学で企業家とかグローバルとかの人材を出せないのか、というのが論点だった。結局別に日の入試制度が世界的に変なわけではない、それに変えるのはコストと手間がかかる、当にやって意味があるのか、というところだった。 ・小論文や面接による大学入試が行われるのは、米国の一部のトップスクールであり、 世界の大部分では、(記述式・選択式問わず)筆記試験一発で大学への合否が決まっている。一方で、起業家やグローバルな人材を生んでるのは、米国のトップスクールだけだろうか?そうで

  • GDP世界一の都市・東京 - My Life After MIT Sloan

    先日、日経産業新聞を読んでいたとき、一面に出ていた世界の都市GDPランキングが目に飛び込んできた。 PWCCが出している試算らしいが、以下のとおり。(リンク先に30位までのランキングがある) なんと、東京が2008年の試算で、さらには2025年の予測でも世界で一位になってる。 2位がニューヨーク。 国別のGDPでは、去年くらいから中国に抜かれて3位に転落。 さらに先々週は、日国債も格下げされて、あのスペインより下になっちゃったし。 「あー、もう世界の経済ランキング系では日はダメだね~。 こうなったら目指すはナンバーワンよりオンリーワン?(←古い)」 なんて気持ちになっていたが、こんなところに1位が残っていたか!という感慨。 それにしても、次なる疑問は 「何で国別GDPでは米国、中国に次いで世界3位なのに、都市別では東京が1位なの?」 ということじゃないだろうか? 1. 世界に誇る広大な

    GDP世界一の都市・東京 - My Life After MIT Sloan
  • 起業したい人がMBAに行って何の意味があるか - My Life After MIT Sloan

    起業したい人がMBAに行って意味があるのか」と良く問われるので、私なりにまとめておこうと思う。 「MBAに行く意味があるか」という一般論は不毛だと思うけど、対象を絞ればそれなりに答えられるところもあると思うので。 実際、多くのMBAには「起業したい人」がかなりの数、来ている。 また、MBA側も起業を意識した教育を提供し、積極的に宣伝にいそしんでいる。 将来、少しでも起業したいと考えている人が、MBAに行った方が有利になるのか、MBAがどんな役に立つのかと不安に思うのは、当然かもしれない、と思う。 はっきり言って、起業のアイディアが固まっていて、一緒に起業する仲間もいて、資金など起業のめどが立ちそうなら、MBAなんて行かず、すぐに起業すれば良いのだと私は思う。 だけど、それって稀有な才能に恵まれた人だろう。 普通の人は「将来は起業したい」と思っていても、会社勤めしながら、起業のアイディアを

  • ビジネスとアカデミアの二つの大きな違い - My Life After MIT Sloan

    先週書いた記事、私が人生の進路変更をした当の理由-My Life After MIT Sloanにはたくさんの反響を頂いた。 そのコメント欄で、@uranometree さんから以下の質問を頂いた。 Lilacさんはアカデミックからビジネス界へ転身した際に、特有の苦労をされたのではないかと思います。転身した時に感じたギャップや教訓などあったら教えてほしいと思います。 私の経験では、二つほど、非常に大きなギャップを感じたことがある。 1) ビジネスでは、アカデミアで必要とされるほど、分析などへの精度へのこだわりが無い。 ある程度検証されていれば、スピードや実行を確実にする、のがずっと大切。 これは駆け出しの頃に気づいたこと。 アカデミアの世界では、大体の仮説の方向性が正しいと検証されていても、細かい問題点などで矛盾が無いか、非常に精度の高いところまで確かめる。 世界中で複数の研究グループが

  • 日本の大学入試制度は本当に間違っているのか - My Life After MIT Sloan

    今日で国立大2次試験の前期が終了。まだ後期試験が残っている人も、センターから試験続きだったのがひと段落、というところではないだろうか。 受験生と関係者の皆様はお疲れ様でした。 頑張ってる受験生をさしおいて、大学入試の時期になると「日の大学入試制度はおかしい」という議論が毎年噴出する。 こんなカンニング事件が発生したりすると、それを燃料に議論は燃える。 京大入試問題、試験中に質問サイトへ投稿、受験生か-日経新聞 そもそも日の大学入試というのは当に「おかしい」のだろうか。何が論点なのかをちょっと考えてみたい。 日の大学入試は間違っているのか 「日の大学入試が間違っている」という論の多くは、次の3点に尽きると思われる。 1) 今日が必要としてるのは、グローバルなリーダーとか起業家とかである。一回限りの筆記のみの学力試験でそういうポテンシャルを持った学生を採用できるわけがなく、試験が出

  • リーダーがチームの力を活かして育てるためにやるべき5つのこと - My Life After MIT Sloan

    チームを率いるリーダーにとって、チームメンバーを活用して、仕事そのものを成功に導くことは最も大切なことだ。 加えて、チームの人の力を最大限に活かして、長期的視点で育てていくことも大切だと思う。 特に性格的にENFJ(=teacher,memtor)の私は、どうしても後者の方に関心が行ってしまうらしい。 チームを任されるようになって半年程度の私自身が出来てるとは限らないけれど、 後者のポイントでこれが出来ると人の力を活かせるなあと常々思っているポイントを5つ、自戒をこめて書いてみるです。 (個人的には4と5が大切だと思うです) 1.動きやすいように、見通し・段取りをつけてあげること これは単にプロジェクトを成功させるためだけでなく、人を活かすという観点でも重要だと思う。 ある仕事を達成するために、どの時点でどのようなことが出来ていなければならないのかを明確にし、合意する。 そうすれば、チーム

  • 「動詞になる」のはサービス提供企業の究極の目指す姿 - My Life After MIT Sloan

    語でも「Googleで何かを検索すること」は「ググる」という動詞になっているけど、 英語でも今やgoogleは普通に動詞として使われる。 例えば、 "I don't know this word.." "Google it!" (「俺この言葉知らない」「ググれよ」) I googled the word to make sure I'm using it in the correct form. (私は正しい用法を使っているか確認するため、その言葉をググってみた) などなど。 Wikipediaではto google という動詞として登録されている。 それからSkype。 これも英語圏の日常語では、「ネットIP電話で会話する」という動詞で使われてる。 ためしにTwitter内で検索してみるとこんな感じの表現にたくさん遭遇するだろう。 I skyped my boyfriend last

  • 米国ではグルーポンの何が問題になってるのか - My Life After MIT Sloan

    最近日でも話題のグルーポンであるが、米国では先週のスーパーボウルでやらかしちゃって大変なことになっている。 先週日曜(2/6)のスーパーボウルでグルーポンが出したTVコマーシャルが、チベット騒乱を利用したものだったため、米国中の人々の批判を買っている。 スーパーボウルとはアメフトのファイナル。 日で言うと、ワールドカップ日本代表が決勝まで勝ち残るレベルの国民的イベント。 その試合中3回に渡って流されたというCMの内容は、こういうものだ。(Lilac 訳) 美しいヒマラヤ・・・、世界で一番美しい場所のひとつだ。 そこに住むチベットの人々は今大変な目にあっており、彼らの美しい文化は失われようとしている。 でも彼らは、驚くほどうまいフィッシュカレーをいまだにべているんだ! グルーポンのクーポンを使えば、シカゴのヒマラヤレストランで、このフィッシュカレー、30ドルのところを、なんと15ドルで

  • 日本でも転職を前提とした就職が当たり前になる時代 - My Life After MIT Sloan

    最近、新聞で新卒の就職活動に関する記事が多いのを見て、ふと思うこと。 就職活動をしている学生が、一生同じ企業に勤め続ける割合は、今後圧倒的に減っていくのだろうな、と思う。 日企業でも、レイオフ(リストラ)や転職が徐々に一般的になっていることを考えると、 今後はアメリカみたいに、数年後には転職することを前提として就職活動するのが当たり前となってくるかもしれない、と思う。 数年後に転職が前提となると、中途市場で必要とされる人材になれる職種や企業に就職したい、という考えの人が今後増えてくるだろう。 何故なら、才能が花開く可能性を見る新卒採用に比べ、中途採用はもっとシビアだ。 実際にその分野で何かを成し遂げた経験があるとか、成し遂げるための能力が実際にそろっているとか、そういうことがもっと重視される。 そうすると、若いときはじっくり社内の様々な仕事を覚えて~という企業よりも、若いときから前線に出

  • 今年成人を迎える人たちって大変な時代に生きてると思う - My Life After MIT Sloan

    今日は成人式ですね。 ハタチになる人はおめでとうございます。 私が成人式を迎えた1999年に比べると、たった12年で、時代はまったく変わった、と思う。 当時は「失われた10年(Lost decade)」なんて言葉すら、まだ一般的でなかったけれど、 いまや日の失われた日々は20年に突入しようとし、「日破綻→IMF介入論」まで囁かれている。 中国韓国台湾も勢い拡大していたが、今ほどの存在感はなく、まだ日企業が「頑張れば」過去の栄光を取り戻せそうに見えた。 国内を見渡しても、年金問題も、非正社員増大問題も、ワーキングプア問題も、当時は取りざたされることは無かった。 どれも、この12年の間に顕著になったものだ。 私が今年成人式を迎えるハタチだとしたら、どんな気持ちだろう。 正直な気持ち、自分なんかよりずっと大変な時代になってるなと思う。 1) 今の社会人に求められてる以上に、グローバルな