id:ueyamakzkさんも内田センセイもたけくまさんも北田氏も執筆されたユリイカのブログ特集号を、ざっと読んでみた。 が、そこでまず気がついたのは、「こんなに紙質よかったっけ?」という内容とまったく関係のないことだった。 念のため、前の押井守特集号を確認してみた。うーん同じか。 さらに、前のクィア・リーディング特集号を確認してみた。やっぱ同じか。 ということはこれまでは余程内容に御執心だったらしいのだな、ということがわかった。 とすると逆に、今回に限ってこんなことに気がついたのはなぜか。 つまり…… なんか期待はずれな気がしたのだ、正直な話。 これほどまでに流布している――流行というよりも、そこにあるのは氾濫する言葉であるところから、どこか流布という言葉のほうが意に沿うような気がする――ブログが、何かお定まりのコース上の「上がり」として「紙」という権力に回収された、という場景を垣間見る