阪神・淡路大震災で教職員、学生計二十三人が犠牲になった西宮市の関学大で、震災関連図書を集めた特別展が開かれている。被災地の大学として、震災の記憶を継承しようと企画。「あの日を忘れない」と題し、当時の新聞記事や同大がまとめた報告書十八点を展示している。二月下旬まで。 同大は昨年六月、図書館に震災関連図書の特別コーナーを設置。震災から十年を機に、これまで収集した映像資料や刊行物約千点を閲覧できる。 コーナーは学生にも好評で、関連図書の貸し出しも増えたという。より学生の関心を高めようと、図書館一階の入り口に展示した。 同大職員が保存していた震災当日の新聞や、地震で亡くなった学生への追悼集、防災対策をまとめた本などが置かれている。 当時、二年生だった職員の今村真さん(31)は「あの時、大学の周りは全壊した建物だらけだった。今ここまで復興したからこそ、当時の状況を学生に知ってほしい」と話す。
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