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2022年11月22日のブックマーク (4件)

  • シン・ウルトラマン確かにキッツイな……

    ・説明台詞が異常に多い。監督の「空想科学が大好きですよ」アピールに作品がつきあわされすぎだ。これでは数百人が手伝ってオナニーをさせているようなものだ。 ・主人公の喋り方に違和感をもたせたくないのか説明的な喋り方をする人物が多い。喋り方が不自然なキャラクターばかりで見ていて感情移入がしづらい。 ・『古き良き特撮』を意識しすぎているせいで画面の作りが全体的にモサい。ピアノ線で釣ってる風とかやって喜ぶ人なんて当にいるの?その人形感って当に必要です? ・キャラクターが「役割」を演じている感だけが強く「人物」を感じさせることが少ない。キャラの造形が徹頭徹尾「役割」の集合体でしか無く、結果として誰に対しても何の感情も持てない。まあ嫌いなメインキャラがずっと出てくるよりはマシかもだが。メフィラスが出てからはマシになるが、そこに行くまでに1時間も「役割」を運ぶだけの装置を見続けることになる。 ・都合よ

    シン・ウルトラマン確かにキッツイな……
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    Hi-Fi 2022/11/22
  • 映画『すずめの戸締まり』感想 - イマワノキワ

    新海誠最新作、映画すずめの戸締まり”を見てきましたので、ネタバレモリモリで感想を書きます。 ネタバレのない範囲で感想を言うと、大変良かったです。 作家・新海誠の世界認識が物語に深くい込みつつ、名声を揺るがぬものに高めた諸作品の引力に引きずられることなく、自身の成熟、環境の変化をまっすぐに見据えた上で今書ける、書きたい、書くべきお話を率直に綴っている感じがありました。 圧倒的な美術と撮影に溺れる体験は今まで培った期待を存分に満たし、しかしそれで終わらない物語的な強さを画面に宿して、鈴芽たちが南から北まで日を旅するお話を下支えしてくれています。 非常に重たいものとがっぷり四つに組む物語ですが、顔を伏せて思い悩むというより弾むように転がる人生の不思議さ、僕らが生きている場所の過去と現状とこれからに向き合った、後ろ向きだからこそ前向きなお話になっていたと思います。 音響も迫力がありながら包み

    映画『すずめの戸締まり』感想 - イマワノキワ
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    Hi-Fi 2022/11/22
  • 『すずめの戸締まり』――全部アリバイに見える - ワイルドサイドへの執着

    私は、新海誠映画を前作である『天気の子』しか観ていない。なので『すずめの戸締まり』を観に行った理由は、新海誠という作家目当てではなく、あくまでも「『天気の子』を作った監督の新作だったから」だ。 しかし、『すずめの戸締まり』は、私が『天気の子』で感じた美点をあらかた無くしてしまったように思えてしょうがなかった。以下、映画の感想というよりは個人的な感覚、自分語りが大半を占めることをご容赦願いたい。 『すずめの戸締まり』は、現実の2011年3月11日に起きた東日大震災を扱った作品である。これまで新海誠は『君の名は。』以降、震災をモチーフとして扱ってきてはいたが『天気の子』を経て、固有名詞を出したのが『すずめ』である(らしい)。フィクションにおいて東日大震災を扱った作品は映画を問わずこの10年、あらゆるメディアで発表されており別に珍しいものでも何でもない。ただ、最早国民的作家となった監督が大

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    Hi-Fi 2022/11/22
  • 『すずめの戸締まり』はなぜ東日本大震災を描いたのか 『君の名は。』ブームの決算に

    20年ほど前、坂龍一のピアノ・ソロ・コンサートを聴きにいった。当時の日は、「三共リゲインEB錠」のCM曲「energy flow」が人気を集めた後。坂氏はコンサートのなかで、これも自身の作曲である「サントリー ウイスキー 山崎」のCM曲「Yamazaki2002」を例に出して、なぜ同じように作った曲がヒットになったり、ならなかったりするのか不思議だということを語っていた。 『君の名は。』(2016年)で、記録的な大ヒットを飛ばすことになった新海誠監督も、たしかに方向性を大きく変えたとはいえ、社会現象といえるほどの大反響を生み出すことになった結果について、公開当時、少なからず不可解さを覚えたのではないだろうか。大きな成功に喜ぶ一方で、『君の名は。』がここまで人気を集めるのならば、自身の過去作にもっと観客が入ってもよかったのではないかとも、おそらくは考えたはずだろう。 日の劇場アニメが

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