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ブックマーク / premium.nikkeibp.co.jp (1)

  • bp special ECOマネジメント/ナショナル ジオグラフィック・スペシャル - 新・人類進化の道[後編]

    1997年11月、ヘルト村から200メートルほど離れたこの地点で、調査チームの一人が人類の頭骨の破片を見つけた。その下の砂には、完全な形をとどめた頭骨が埋まっていた。 化石の発掘と並行して、地質学者のウォルディゲブリエルが、近くの地層から黒曜石と軽石を集めた。これらは火山噴出物で、年代測定が可能なものが多い。ヘルト村近くで出土した頭骨は、こうした岩石の年代をもとに16万年から15万4000年前のものと推定された。 この推定年代は非常に大きな意味をもつ。世界各地の現代人のDNAを比較した遺伝学的な研究から、「アフリカ単一起源説」が長年唱えられてきた。現生人類はすべて、今から20万〜10万年前にアフリカに誕生した共通の祖先の血を引いているという説だ。だが、この説の証拠となる化石はほとんど見つかっていなかった。ヘルトの化石はこの空白を埋めるものだった。 この化石は、まゆの部分が隆起した、顔の幅が

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