東京都知事選(31日投開票)まであと2日と迫った29日、渋谷のスクランブル交差点で小池百合子元防衛相(64)、ジャーナリストの鳥越俊太郎氏(76)、山口敏夫元労相(75)、ジャーナリストの上杉隆氏(48)、マック赤坂氏(67)の5候補が集結。怒号と罵声が飛び交い、警察が出動する大騒動となった。本紙しか書けない思惑乱れた各陣営の“渋谷決戦”の舞台裏をリポート――。 若者カルチャー発信の地・渋谷は各陣営にとっても若者や無党派層を呼び込む最重要地点だ。特に選挙権が18歳以上に引き下げられたことで、終盤戦でこぞって各陣営が押し寄せている。 一触即発の雰囲気が漂ったのは午後1時前だった。交差点を挟んで、2台の街宣車が横付けされた。1台は山口氏と上杉氏のノボリが立てられた。この日、2人は五輪キャラバンと称し、合同で五輪各施設を遊説しながら、五輪組織委員会の森喜朗会長(79)の退陣を迫った。渋谷での演説