フランスでワイン消費量が激減している。 フランスといえば、「19世紀半ばには、1日1本のワインを飲み干す成人も少なくなかった」ほどのワイン消費大国だった。 1950年代には、いくつかの小学校で8歳以上の子供に、昼食と一緒に少量のワインが提供されていたという逸話もある。 現在、フランスでは18歳からワインが飲めるが、Z世代のアルコール摂取量は減少しており、仏紙「ル・モンド」が掲載したある調査によれば、アルコールを飲んだことがないフランスの10代は、2002年にはわずか4.5%だったのに対し、2020年にはその数値が20%に上昇している。 そんなフランスの年間ワイン摂取量は、1970年代以来、2023年までに4600万ヘクトリットルから2400万ヘクトリットルに減少している(1ヘクトリットル=1hl=100リットル)。