不審物が見つかったトイレ付近を調べる捜査員ら(9日、東海北陸自動車道下り長良川SAで)=黒木健太朗撮影 9日午前10時10分頃、岐阜県関市下有知の東海北陸自動車道下り長良川サービスエリア(SA)で、女子トイレの個室内に新聞紙に包まれた金属製の円筒容器(高さ約6センチ、直径約10センチ)4個が置かれているのを清掃員の女性(51)が見つけ、県警に通報した。 中日本高速道路によると、同日中に、同自動車道と北陸自動車道の5県のSAやパーキングエリア(PA)など計14か所で、同様の銀色の容器が計37個見つかった。容器は新品で、ラベルや文字などはなく、岐阜から東海北陸道を北上して北陸道に入り、富山、石川、福井、滋賀県内に置いたとみられるという。 岐阜県警の発表によると、同県内では、郡上(ぐじょう)市のひるがの高原SAなど計4か所で18個の容器が見つかった。いずれも女子トイレで個室に1個ずつ置かれており