チームの指示と異なった戦略を採っていたら、ハミルトンはロズベルグを逆転していたのか? メルセデスが今季12回目のワンツーフィニッシュを果たした今季最終戦アブダビGPは、多くの人々に疑念を残したまま終了した。 「1回目のピットストップの後は僕の方が速く、かなり接近した。タイヤも長く持たせる自信もあった」と1ストップ作戦を望んでいたハミルトン。 しかし、チームはそんなハミルトンに、ロズベルグと同じ2回ストップ戦略を指示した。それでも、ハミルトンはチームメイトと違うスペックのタイヤを履けば、逆転は可能だと信じていた。しかし、チームがハミルトンに装着させたタイヤは、チームメイトと同じソフトだった。 「どちらのタイヤにするのかは、豊富な情報量を持っているピットの判断に委ねられていた。でもドライバーとしては、違うほうを試してみたかったという気持ちはある」と、ハミルトンは優勝へ向けたチャレンジ