大阪府堺市が去年、約6億8000万円で購入した消防艇が運用開始からわずか4か月で航行不能になりました。燃料タンクに誤って水を入れたことが原因です。 堺市消防局によりますと、先月5日の始業点検で手洗いなどで使う水道水を補充していた際、誤って燃料タンクに注水したためにエンジンが停止し、航行不能な状態になりました。給水作業を行った西消防署臨海分署の40代の消防士長ら2人は、過去に10回ほど作業を行ったことがありますが、給水口と給油口を間違えたことについて「慣れと思い込みによるもの」と話しているということです。 堺市消防局は今月中に第三者委員会を設置し、2260万円かかる修理費用の自己弁済なども含めて検討することにしています。