ルーマニア北部のビセウデスス村で、問題を抱えた未成年者の支援をうたった「プロジェクト・マラムレシュ」をドイツ人夫婦が運営していた農場(2006年11月25日撮影)。(c)Viorel ILISOI / AFP 【9月2日 AFP】ドイツ政府が出資してルーマニアで行われていた教育支援プログラムで、12~18歳のドイツ人の子どもたちを「奴隷扱い」していたとして、責任者のドイツ国籍の男(61)とルーマニア人4人が逮捕された。ルーマニアの検察当局は、少なくとも4人の子どもたちが監禁され、ロープで縛られて家畜と一緒に荷車を引かされたとしている。 先月27日、ヘリコプター1機の支援を受けたルーマニアの機動隊が、同国北部マラムレシュ(Maramures)地方の村ビセウデスス(Viseu de Sus)にある農場と民家7軒に強制捜査に入った。逮捕された5人に加え、責任者の男の妻とプログラムの職員2人も事情