ガラパゴス的発展のデジタル社会 3月末、香港や広州、深圳を旅行した。スマホに香港の通話用SIMカードを入れておいたが、結局、一度も使うことなく、微信ですべて事足りた。 友人と待ち合わせの連絡など、通信機能だけでなく、コンビニや街中の食堂、タクシーに乗った時の支払いもすべて微信だった。全部で1000元近くは使ったが、友人に頼まれて書いた文章の謝礼を微信で受け取っていたので、チャージすることなく支払いができた。 本来、中国の銀行口座や携帯番号がないと、この微信支付(ウィーチャットペイ)機能が使えないのだが、日本のクレジットカードとリンクすることで、利用できる(時々できなくなるという話もある)。 もちろんセキュリティー上の心配はあり、今のところ勝手にお金が引き出されたといった問題は起きていないが、リスクを承知して自己責任で使うしかない。しかし微信1つで何でもできる利便性は確かに大きい。 だが、こ