ブックマーク / nazology.net (10)

  • どれくらい時間が過ぎたかわからない…「ADHDの時間盲」とは? - ナゾロジー

    私たちは音や光、振動など、環境のあらゆる信号を感じるのと同様に「時間の感覚」を持ち合わせています。 ヒトの脳は内外のさまざまな情報に基づいて、今が何時で、あれからどれくらいの時間が過ぎ、次の予定まで何時間くらいあるかを、ある程度正確に把握することができます。 ところがADHD(注意欠如・多動症)やその傾向が強い人では、こうした時間認識が欠如する「時間盲(time blindness)」が現れることが知られています。 時間盲とは具体的にどのような症状なのか、またADHDの人々が時間盲を起こしてしまうのはなぜなのでしょうか? Clinical Implications of the Perception of Time in Attention Deficit Hyperactivity Disorder (ADHD): A Review https://www.ncbi.nlm.nih.go

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  • 1行あたりの文字数を20-29文字にすると文章が速く読める - ナゾロジー

    1行あたりの文字の表示数を多くすると文章が速く読めるようです。 レディング大学のポール・コラーズ氏(Paul Kolers)らの研究チームは、一行当たりの文字数と読む速さの関係性を検討しています。 結果、一文当たりの文字数が多いほど、読み終えるまでにかかる時間が短くなる現象が確認されました。 スマホやkindleで文章を読むときに縦ではなく横向きにし、一行当たりの文字数を多くすることで読み終わる時間を短くすることができるかもしれません。 また表示の文字の大きさを小さくし、一文当たりの文字数を多くすることでも早く読めるようになります。 この一行当たりの文字数を多くすることで読むスピードが速くなる現象は、日語の文章を対象にした研究でも確認されています。 この研究の初期の報告は、学術誌「Human Factors: The Journal of the Human Factors and Er

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  • 近親交配を長期間続けると逆に種の繁栄に転じる「遺伝子の浄化」が起きる⁈ - ナゾロジー

    血縁者同士で子供をなす「近親交配」は、ほとんどの社会でタブー視されています。 しかし一部の人々、特に王族たちはかつて、自らの高貴な血筋を守るために近親婚を積極的に行っていました。 その代償は大きく、一族の遺伝的多様性が乏しくなって、体が脆弱であったり、病気にかかりやすくなったのです。 このように近親交配は人・動物を問わず、”種の存続”にとって不利に働くものと考えられています。 ところがノルウェー科学技術大学(NTNU)の研究により、近親交配を高度に進めることで逆に種を繁栄させたトナカイがノルウェーの孤島に存在することが判明しました。 遺伝的多様性は乏しくなるはずなのに、彼らはどうして繁栄できたのでしょう? 研究の詳細は、2023年9月1日付で科学雑誌『iScience』に掲載されています。 These reindeer survived, isolated, for 7,000 years

    近親交配を長期間続けると逆に種の繁栄に転じる「遺伝子の浄化」が起きる⁈ - ナゾロジー
  • 大酒飲みサルの脳遺伝子改造で「断酒」させることに成功! - ナゾロジー

    お酒がやめられないなら、脳を改造すればいいようです。 米国のオレゴン健康科学大学(OHSU)で行われた研究によって、お酒を大量に飲む習慣を持ったサルの脳細胞の遺伝子を改変したところ、好きだったお酒をほとんど飲まなくなることが示されました。 アルコール依存症のサルたちは脳内の快楽物質「ドーパミン」が少なくなっており、新たにドーパミンを得るために、常にお酒を必要とする中毒になっています。 しかし脳細胞の遺伝子改変によって脳内でドーパミンが過剰生産されるようにしたところ、サルたちはお酒に対する興味を失い、水のほうを好んで飲むようになりました。 研究者たちは命にかかわる重篤なアルコール患者に対して、脳の遺伝子改変は有力な治療法になると述べています。 しかし改変された脳の遺伝子は、治療後に元に戻すことができるのでしょうか? 研究内容の詳細は2023年8月14日に『Nature Medicine』にて

    大酒飲みサルの脳遺伝子改造で「断酒」させることに成功! - ナゾロジー
  • 「宇宙で揚げ物は作れるのか?」揚げ物好きの科学者たちが本気で研究 - ナゾロジー

    揚げ物が「揚がる」ための条件クリスピーな表面とジューシーな中身が魅力的 / Credit:Canva揚げ物の魅力は、カラッと揚がった表面とジューシーな中身にあります。 唐揚げや天ぷら、トンカツなどは水で溶いた小麦粉、片栗粉やパン粉などをまとわせて揚げる料理ですが、サクサクとした衣と中から溢れる肉汁が魅力的です。 またフライドポテトなどは、素材そのものを揚げる「素揚げ」に該当しますが、カリっとした外側とホクホクした中身を楽しめます。 では油で揚げると、どうしてこのような「揚げ物」と呼ばれる料理ができあがるのでしょうか? 材が「揚げ物」になるためのポイントは、「水分を抜く」ことにあります。 熱した油に材を放り込んで加熱し続けると、材の表面の水分が抜けていき、そこに油が入り込みます。 つまり材を揚げている間、材に含まれた水分と油が入れ替わっていくのです。 この時、材(もしくは衣)から

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    Homuhomu7mu
    Homuhomu7mu 2023/06/10
    食べ物持っていくって発想しかなかったから面白い。
  • 科学論文の内容を「ダンス」で表現する科学誌Scienceの珍妙なコンテスト! - ナゾロジー

    科学者たちは実験室にこもっているだけではありません。 ダンスで自分の考えを表現することもあるのです。 アメリカ科学振興協会(AAAS)と科学誌Scienceが開催する論文ダンスコンテスト「Dance Your Ph.D.」では、科学論文の内容をダンスで表現し、そのクオリティを競います。 そして2023年、栄えある「Dance Your Ph.D.」で総合優勝を果たしたのは、アメリカ・オレゴン大学(University of Oregon)の化学者チェッカーズ・マーシャル氏でした。 彼女は青い風船や黄色の扇子を使って、自身の金属有機構造体(MOF)に関する研究を表現しています。 Lord of the Rings–quoting performance wins this year’s ‘Dance Your Ph.D.’ contest https://www.science.org/co

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  • 水分を感知する「スマートオムツ」を開発!不要の声が多くともセンサー自体は有望 - ナゾロジー

    スマホから操作ができるスマート家電や、自身の体の情報をセンサーがキャッチしてくれるスマートウォッチなど、IoTの進化は日々進んでいます。 そんな中、2022年12月30日にアメリカ化学会が発行する科学雑誌『Nano Letters』に掲載されたオムツ濡れをスマホにお知らせする「スマートオムツ」が話題を集めています。 これは河北工科大学のシュエ・チェン氏らの論文で発表された新たなセンサーの使用例の一つですが、ネット上では当に必要なのか議論が白熱しています。 しかし実は注目すべきはそのセンサーそのものです。 この記事では、スマートオムツに使われているセンサーの仕組みと、幅広い使い道についてご紹介します。 No more crying babies! Scientists develop a smart NAPPY that sends an alert to your smartphone

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  • 「人間は冬により長い睡眠時間が必要かもしれない」冬に朝がつらい科学的理由 - ナゾロジー

    冬になると布団から出られなくなる人々を”怠け者”と言うのは見当違いのようです。 独シャリテ・ベルリン医科大学(CUB)の研究チームはこのほど、人間は他の動物と違って冬眠はしないものの、日が短く寒い冬場には生理的により多くの睡眠を必要としていることを発見しました。 188名の被験者を対象とした睡眠実験では、冬になると浅い眠りを示す「レム睡眠」が夏場より30分ほど長くなっていたことが判明。 もし冬にレム睡眠が増加して深い眠りが減少しているならば、夏と同じペースで冬に活動すると、人間は睡眠不足になる可能性があります。 研究の詳細は、2023年2月17日付で科学雑誌『Frontiers in Neuroscience』に掲載されています。 Humans don’t hibernate, but we still need more winter sleep https://medicalxpres

    「人間は冬により長い睡眠時間が必要かもしれない」冬に朝がつらい科学的理由 - ナゾロジー
  • 勃起ペニスの長さが30年間で24%も増加していると判明! - ナゾロジー

    勃起ペニスの長さが30年間で24%も増加していると判明! / Credit:Canva . ナゾロジー編集部「精子の数が年々低下している」というニュースを聞いたことがある人は多いでしょう。 恐ろしいことに、これは事実です。 男性の生殖にかかわるデータによると、53カ国に住む5万7000人の男性の精子を調べたところ、過去46年間で1mlあたりの精子数が1億400万個から4900万個に、実に50%以上(年率にすると1.2%)減少していたことが報告されています。 さらに精子の減少速度は加速しており、2000年から2018年までの毎年の減少率は2.6%にも及んで切ることが示されました。 受精に必要な精子は1つです。 しかし、膣から子宮への旅を乗り切れる精子は極めて少なく、子供をつくるには1mlあたり4000万個の濃さが必要とされています。 このしきい値を下回る場合、それだけ自然な受精は困難になって

    勃起ペニスの長さが30年間で24%も増加していると判明! - ナゾロジー
  • 7年間「道路の凍結を防ぎ続ける」新しいアスファルト添加剤 - ナゾロジー

    運転手たちは冬季の路面凍結に悩まされます。 融雪剤の散布は路面凍結を防ぐのに役立ちますが、散布する手間や効果時間が短いこと、また自動車が錆たり環境への悪影響が問題になっています。 そこで中国・河北科技大学(HEBUST)化学薬品工学部に所属するシャオマン・チュウ氏ら研究チームは、路面凍結を防ぐ新しいアスファルト添加剤を開発しました。 塩化物を使用していないので、環境や自動車に優しく、効果も7~8年継続すると言われています。 研究の詳細は、2023年1月23日付の科学誌『ACS Omega』に掲載されました。 Keeping drivers safe with a road that can melt snow, ice on its own https://www.acs.org/pressroom/presspacs/2023/february/keeping-drivers-safe-

    7年間「道路の凍結を防ぎ続ける」新しいアスファルト添加剤 - ナゾロジー
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