仙谷由人官房長官は17日昼、首相官邸に柳田稔法相を呼び、地元会合で国会答弁を軽視した発言をしたことについて事情を聴き、厳重注意した。菅直人首相も法相と短時間、話をした。野党が参院への問責決議案提出に値する問題だとして、法相批判を強めていることに対応した。仙谷長官は午後の参院予算委員会で「大変大きな誤解を生む発言であるので、今後とも気をつけて国会審議や職務に精励するよ
仙谷由人官房長官は17日昼、国会答弁を軽視する発言をした柳田稔法相を首相官邸に呼び、厳重注意した。仙谷氏はこれに先立つ記者会見で、「事実関係を確認し、注意すべき事柄ならば、そうする」と述べていた。 ただ、柳田氏自身は官邸に入る際に記者団に「何も言うことはない」としか語らず、官邸を出るときも無言を通した。 この問題で、自民党の逢沢一郎国対委員長は17日午前の幹部会合で、「(柳田氏は)閣僚の資格がない。衆参両院同時の決議案提出を含め判断したい」と述べ、衆院で不信任、参院で問責の両決議案提出を検討する考えを示した。 幹部会合後、自民党の佐藤勉国対筆頭副委員長は「法相が(問責決議案の)1番目にノミネートされることもある」と指摘。公明党の山口那津男代表も党会合で「あまりに軽率で弛緩している。緊張感のなさが政権を覆う由々しき事態だ」と批判した。 柳田氏は14日に地元の会合で、「個別事案への回答は差し控
仙谷官房長官は17日昼、首相官邸に柳田法相を呼び、法相が国会軽視と取れる発言をしたことについて事実関係や真意の説明を求めた。 その後、菅首相も法相と会った。仙谷氏はこれに先立つ同日午前の記者会見で、「事実関係を確認し、注意すべき事柄であれば、そのようにする」と語った。 柳田法相は14日の地元での会合で「法相は二つ(国会答弁を)覚えておけばいい。『個別事案については答えを差し控える』『法と証拠に基づき適切にやっている』だ」などと発言。これに対し、自民党など野党側は「国会軽視だ」などと強く反発している。
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