北方限界線(ほっぽうげんかいせん、朝鮮語: 북방한계선、英語: Northern Limit Line もしくは North Limit Line, NLL)とは、朝鮮戦争休戦後の1953年8月30日に、国連軍によって朝鮮半島上の軍事境界線を延長する形で海上に定められた境界線である[1]。 特に黄海(韓国では西海、北朝鮮では朝鮮西海と呼称している)上の境界線を指すことが多いが(韓国側の呼称で「西海北方限界線(서해 북방한계선)」と呼ばれている)、日本海側にも海金剛から東に北方限界線が伸びている。 なお、「北方限界線」は陸上においても、北朝鮮側の非武装中立地帯との境界線として設定されているが、軍事境界線の北方にあるもので、本項で扱う南北間の境界とは異なる。 概要[編集] 北方限界線 1953年、朝鮮戦争の休戦後、戦争の再燃を防ぐため、大韓民国(韓国)と朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の実効支