パソコンメーカーのMCJは27日、子会社ユニットコムが運営する二つのパソコン通販サイトが不正アクセスを受け、計25万4千人分の顧客情報が流出したと発表した。このうち少なくとも8件で、クレジットカードが不正に利用される被害が出たという。ユニットコムは警視庁に被害届を出した。 流出した情報は、パソコン通販サイト「フェイス」で買い物をした約7万4千人分のクレジットカード番号や有効期限と、「ツートップ」に会員登録した約18万人のID、ログイン用パスワード。ユニットコムは、フェイスのカード決済を停止するなどの手続きをとった。 13日夜にカード会社から情報流出の可能性を指摘されて調べたところ、7日以降、管理用のサーバーがハッカーに攻撃され、情報を持ち出された形跡が確認されたという。