これだけ見ても、当初の見通しがいかに甘かったかが明らかだが、舛添都知事としては、国からいきなり(なんの相談も無いままに)東京都に整備費用500億円の負担を求められたことへの怒りはおさまらない。 また舛添都知事は、その直後に下村文科相や文科省幹部が安倍晋三首相に、東京都の同意がないままに、「都への負担を求める」と明言した事実も暴露。国のドタバタで杜撰な対応を明らかにした。 今後も20億円以上の赤字が継続 驚くべきことに、ここまでドタバタが続いている新国立競技場の建設計画だが、すでに開催まで5年を切っている。なんと完成後も、運営費が毎年20億円以上の赤字として続いていくと試算されており、現行案の杜撰さは頂点に達しているようだ。 舛添都知事は、現行案の廃案を行った上で、ゼロベースで新たな方向性を検討するべきと主張している。国民の支持がそれほど得られない中で、低予算を打ち出して招致活動をおこなった