支払いの手配や身元を証明する文書の送信に電子メールを使用するのは珍しいことではない。「法的サービスは4割の業務を各自の携帯電話で行っているようだ」と話すのはDigital Pathwaysで管理ディレクターを務めるコリン・タンカード氏だ。 Mimecastによる電子メールセキュリティリスク評価(ESRA:Email Security Risk Assessment)では、スキャンされた4500万通の電子メールのうち1100万通近く(約25%)が「悪質」または「悪質な恐れがある」ものだったと報告されている。 「EMOTET」や「Trickbot」など、複数のマルウェアに最近、電子メール経由で自己拡散する機能を持つものが現れた。例えば、EMOTETには感染したPCから電子メールの資格情報を盗む機能が加わっている。盗み出した資格情報を使って電子メールを送信し、感染をさらに拡大させる。 セキュリテ