2023年後半頃から、ブラウザの「戻る」ボタンを押すと、訪問したおぼえのないページが表示されることが増えた。そういうページは大抵、記事風の広告やサイト内の記事へのリンクが大量に並ぶという構成になっている。 こんなレイアウトになってることが多い。 この手法はブラウザバック広告とかブラウザバックレコメンド (あるいはレコメンデーション) とか呼ばれており、国内外の複数のWeb広告会社がこれを提供しているようだ。 たとえば、こちらはGMOアドマーケティングの “TAXEL” が提供しているブラウザバックレコメンド。 【新たな収益・回遊源が誕生!】ブラウザバックレコメンド サイトから離れてしまうユーザーに対し、広告やレコメンド記事を表示させることで、収益化や内部回遊に繋げることを目的としているフォーマットになります。 ……というのがセールスポイントらしいのだが、サイトから離れる人は、サイトから離れ
営業職を3年間。その他の職種を14年間。 合計17年間、広告会社の電通で働いて、昨年12月からは酒屋の経営をしている。 そんな転職の経緯は以前も書いたので、今日は17年間の電通生活について書いてみようと思う。 テーマは「内勤」。 電通の内勤とは、外に出て広告主と折衝する営業以外の、社内でデスクワークをする職種のことを指す。パッと思いつくのは「クリエーター」や「プランナー」と呼ばれる界隈の人たちのことだ。 この17年間で、内勤は凄まじく変化した。 私も何度肩書きが変わったか思い出せない。実はこの職種や肩書きの変化は、業界の変化と大きく携わっていた。 これらの変化を、例によってパワポで解説してみる。 今日はそんな話。(読了まで約5分) ◾️電通の人=メディアの人まずは私が入社した2007年を振り返ってみようと思う。 まだ「4マス」という概念が存在していた頃だ。4マスとは、4大マスメディアの略称
いまから7年前の2017年、とんでもないCMが世に放たれたことを皆さんはご存知だろうか。 DoCoMo25周年スペシャルムービーCM「いつかあたりまえになることを」。 このCMは4分にもおよぶ長さのためTVCMというより、もはやショートムービーなのだけど、とにかく破壊力が高いのでまずはしっかりと見てほしい。 なにこれ。 おそらく、この動画を見終わって、多くの人がこんな状態に陥ったんじゃないだろうか。 なんかしらんけど泣ける。 ただ、そこにあるのはあまりに複雑な感情なはずだ。 ありきたりで分かりやすいそれと違って、心の奥底がザワザワするような、敏感な場所を得体のしれないもので撫でられているような、まるでどこかで自分が経験したかのような、そんな感覚が生じているのだ。 もちろん、そうでない人もいるのだろうけど、それを言い出すと話が始まらないので、みんなそうなったと思い込んで話を進めていく。 感情
Pluralistic 驚くべきことに、かつてAltavistaやYahooをふっと飛ばし、魔法の検索ツールで世界を驚かせたGoogleが、突如クソの山になってしまった。 Googleの検索結果はひどいものだ。ページの上部はスパム、詐欺、広告だらけだ。始末に終えないのは、その広告も詐欺だらけなのだ。時には、資金力のある敵対者がGoogleを出し抜いて大金を稼ごうと大掛かりな詐欺が試みることもある。 https://www.nbcnews.com/tech/tech-news/phone-numbers-airlines-listed-google-directed-scammers-rcna94766 しかし通常、こうした詐欺を働くのは有象無象の、小銭稼ぎの詐欺師たちだ。彼らは資金力があるわけでもないし、洗練された攻撃者でもない。さらに言えばSEO業界の初心者である。その彼らでさえ、Goo
スマホを使っていて、イラッと感じること、ありませんか。 「×マークが小さくて、消そうとしたら、意図せず広告に触れてしまった」 「×マークを押そうとしたら、急に広告が動き、誤って広告サイトに飛んでしまった」 ウェブでの不快なことを聞いたある調査では、「広告を誤って押してしまったり、押しそうになった」と答えた人が、最も多いという結果でした。 実は、これ、「ダークパターン」と呼ばれ、世界で問題になっています。 (デジタルでだまされない取材班 芋野達郎) 押す気はないのに、広告を… マーケティングのリサーチ会社「クロス・マーケティング」が、20代から60代の1100人に、ウェブサイトやアプリを利用している際に感じる不快なことを、複数回答でたずねました。 すると、最も多かったのは『広告が表示され、押す気はないのに誤って押してしまった(押しそうになった)』で、29.5%、およそ3割にのぼりました。 続
サポート詐欺とネット広告 サポート詐欺の被害拡大が大きな問題になっています。 サポート詐欺は様々な手法でパソコンの不調を警告する画面をPC上に表示させ電話をかけるように煽り、サポート費用としてGoogle PlayギフトカードやiTunesギフトカードを買わせて支払わせたりPCの遠隔操作で振込をさせて、お金を奪う詐欺です。 この詐欺自体は昔からあるものですが、増加したようで2023年9月末には消費者庁も注意喚起を行っています。 www.caa.go.jp また、夏以後に日本各地の警察も注意喚起を始めた他、様々な報道機関やネット媒体がその問題を報じ続けています。 (2/14)詐欺:“サポート詐欺”に注意! | NHK (5/15)パソコン「サポート詐欺」電話かけてみた 72分間の通話の全容 | NHK | デジタルでだまされない (7/2)【動画解説】パソコン「サポート詐欺」警告が出た時の対
「飲むだけで痩せる」「毛穴の汚れがごっそり」「シミの漂白剤と話題」――市場拡大が続くネット広告で、誇大・虚偽表示が後を絶たない。自浄作用が働かず、国が対応に乗り出すほど深刻な事態となっている。 関係者に取材を進めると、業界のゆがんだ構造が見えてきた。 1万件以上も苦情 電通の発表によれば、2020年のネット広告費は2兆2290億円で、テレビや新聞などマスコミ4媒体の2兆2536億円に匹敵するほど成長を続ける。 それに比例して、生活者を欺くような広告も増えている。公益社団法人「日本広告審査機構(JARO)」に2020年度に寄せられた広告の苦情件数は約1万2000件と過去最多だった。 対象は、健康食品や化粧品、医薬部外品といった美容・健康関連が目立つ。JAROは 「毛穴の汚れがごっそり取れる、ノーベル賞受賞成分のコスメなどとうたい、鼻の角栓の合成写真を広告に使っていた化粧品のジェル」 「飲むだ
Dr.ひろ @hirokimdphdmba 7000万円借金を抱えて倒産しかけた大先輩が放った驚きのマーケティングが「エア往診」だった(笑)白衣を着て看護師さんを連れて(どうせ患者居ないので)ひたすらウロウロ歩き回る。こうして地域に急激に認知されたと(笑)いまは1000人を抱える在宅グループを経営。 Dr.ひろ(クソ株専門医) @hirokimdphdmba 都会の隅でひっそり暮らす田舎者。経済や投資好き。ファンダ重視の中期〜長期。投資家を本業に医師は趣味にしたいです。クソ株専門投資家。名も知れぬ落ちこぼれ銘柄のキラリと光る未来に投資します。億トレ。目標5億。「まず生き残れ、儲けるのはそれからだ」
📺 スタートアップとテレビCMWebサービスやアプリのテレビCMも今では珍しくないけれど、設立後数年の未上場ベンチャーが当たり前のようにそれをやるようになったのは、ソーシャルゲームが生まれ、スタートアップが資金調達しやすくなったここ数年の話です。 歴史が浅く、PDCAを回している会社が限られていることもあってか「CMの知見」はスタートアップの間であまり出回っていません。直近でCMを実施した某社も「知らなかった」というだけでずいぶんな苦労をしたようです。そのような情報格差をなくすためにも、僕がフリル(ラクマ)でCMを打ち続けて得られたことを、できる限りシェアしようと思います。 このエントリは、個人の経験/主観/バイアスに基づいた「知見」を書いているので、その前提で読んでください。 📖 目次1. コストについて 2. クリエイティブについて 3. サービス運用について 4. 成功指標につい
www.buzzfeed.com kan3.hateblo.jp 上記のブログに触発されて、増田で次の投稿を行いました。 anond.hatelabo.jp こちらの記事を匿名で書いたものです。改めて見返してみると、わかりづらいですね。。。申し訳無いです。怪文書と言われても否定のしようがありません。。。 anond.hatelabo.jp 優しい方がわかりやすくしていただきました。ありがとうございます。 僕が情弱でした。申し訳無いです。 このブログにて改めて情報を整理していきたいと思います。 書いている人は誰か? このブログを書いている人は、アダルト広告をメインに配信するアドネットワーク事業者の関係者です。はてなブログの関係者ではありません。。増田で誤解をさせるような記述をしてしまい、申し訳無いです。。 今回取り上げる違法サイト Anitubeです。 ここで広告を配信していた業者を今回はま
世界を覆うフェイクニュースの洪水。その発信源のひとつは、なんと東欧の小さな村だった。NHKのディレクター・佐野広記氏が「フェイクニュース村」に潜入し、見たものとは――。 フェイクニュースでベンツを買った 「あ、またフェイクニュースよ」 ニューヨークに住む1児の母、アビーさんは、ため息交じりにつぶやいた。いまアメリカでは、市民が日常的に触れる情報の中に、ウソの記事=フェイクニュースが当たり前に飛び交っている。 この日アビーさんが見ていたのは、『歯磨き粉のチューブ』に関する一本の記事。『印刷されている読取コードの色が、実は、有害物質の含有量を示している』というデタラメな内容だった。 「もう何を信じていいか分からなくなってきています」 事実が歪められ、ネット上で一瞬にして広がる「フェイクニュース」。今年3月に放送した「放送記念日特集 フェイクニュースとどう向き合うか~“事実”をめぐる闘い~」(N
ここ数年で、誰でもやろうと思えば文字で稼げるようになった。ライターを名乗れるようになった。 私も最初はライターと名乗っていたが、最近では自分のことを「底辺ネットライター」と呼んでいる。 私よりもっともっと下の人はいる。会社から仕事をもらって他のライターの文章を見ることもあるのでそれは知っている。 お前よくこんな文章で金をもらおうと思ったな、ってやつもいる。 でも私はそんな連中とひとくくりで「底辺ネットライター」なんだ。クライアントからすれば。 最初のうちは文章を書くのが楽しくて仕方がなかった。 単価に見合わない時間がかかっても、記事を書くための知識を吸収する時間は楽しかった。 規定の文字数を大幅にオーバーしてしまってもそれを惜しいと思わなかった。 (雑誌のライターは違うんだろうけど、ネットライターは文字数をオーバーすればオーバーするほど喜ばれる) 今は違う。私は底辺ネットライターだけど、私
こんにちは暮らしっく編集部です。 前回「おとり物件におとり調査してみた」という記事を書きました。 不動産の気になる部分でもあったので、多くの反響をいただきました。 おとり物件をおとり調査してみました。 http://www.kurachic.jp/column/chintai/20160126183000.html しかし、平和な日々もつかの間。 またうちの物件がおとり物件として使われていました。 しかももうこの部屋人が住んでいます。 1月28日から入居しています。 ということで、今回もおとり調査を行いました。 「おとり物件には、おとり調査を」。 ということで、田中(仮名)がおとり調査で直撃します。 今回のケースはかなり悪質だったので、申し訳ありませんが社名を出させていただきます。 ※ヤラセではありません。 1.うちの物件をおとり広告として無断使用 偶然にスーモで発見した、うちの物件。
言葉の力で誰かを動かさなくてはならない機会は、コピーライターでなくとも多く存在しますよね。 お店の集客を上げるための販促物を作りたい!クライアントの心を掴むプレゼン資料を作りたい!ブログのPV数が上がるタイトルを考えたい!なんてケースがあるかもしれません。 この記事では、人を動かすためのキャッチコピーの作り方についてテクニックから本質までまとめました。 知っていて書くのと知らないで書くのとでは、お客様の反応がまったく違います。 コピーライターを目指している方はもちろん、そうではないけれどコピーを書く必要に迫られているという方も、いくつかのポイントをおさえることで格段にいいコピーを生み出せるようになりますよ。 1. コピーライティングにまつわる3つの誤解プロのコピーライターは、納得のいくコピーをひとつ完成させるために、何百本とコピーを書きます。 つまり、いいコピーとは、センスや思いつきだけで
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く