松野氏だけじゃない?難しい辞任タイミング 「松野氏が官房長官にとどまることはまず無理だ」(無派閥の若手)と自民党内では交代不可避との見方が出ているが、辞めるタイミングは「難しい」(元党幹部)というのが党内の大勢だ。 安倍派による政治資金パーティーを通じた裏金作りは、派閥ぐるみの組織的な疑惑であり、無派閥のベテランは「松野氏と同じ疑惑は、少なくとも他の事務総長経験者にもあるだろう」とみる。 事務総長は派閥の実務を取り仕切り、資金の流れを知りうる立場。松野氏の後任の事務総長である西村康稔氏は経済産業相、次の高木毅氏は党国会対策委員長で、いずれも政権の要職に就く。 参院若手は「松野氏だけなら、すぐ更迭すればいいが、西村氏にも高木氏にも疑惑が出てくる可能性がある。首相はうみを出し切った後に大幅な人事に踏み切るべきだ」。官邸幹部もこうした認識をもっており、「捜査全体が見えない段階で、すぐ代えるのはど