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ブックマーク / yosouka.jugem.jp (6)

  • 森師の嗅覚 | Shining Blade II

    フォローのために、森師に関するエピソードを一つ。 2013年キーンランドセプテンバーセールにおける出来事。 BOOK1とBOOK2で予定頭数を買い切って、その翌日に森師は日へ帰国する事になりました。その際に、同行のT氏と私に一つの指令が下されたのです。 「BOOK9にセトアローの弟が出てるねん。セトアロー見てるとな、あれのお母さんは多分かなりのもんやぞ。その下やからチェックしといて。」 ・・・・・ BOOK9て5日後ですやん・・・私らが日に帰る予定の日を過ぎてるんですけど・・・下見する分には間にあうのかな。っていうか、BOOK9なんて3万ドルもしない馬ばっかりですし、そんなん日に持って帰っても関税と輸送費で馬代の数倍は経費がかかりますしおすし。 「絶対に見ろよ、ええな」と念を押して森師は空港ロビーに消えました。 そして、下見当日。 T氏:「うわっ、これ凄い膝してるな。

  • 脚曲がりの取り扱い | Shining Blade II

    芝中距離では世界最強馬の称号を持つジャスタウェイ。 名前の元ネタは、アニメのキャラクターらしい。オーナーと騎手もその人形を持ち歩いているようだ。 そして、調教師に至っては普段からジャスタウェイのコスプレまでしているという完璧なチームワーク。実に羨ましい。 今日は、掲題にある「脚曲がり」のお話。 ジャスタウェイもそうだが、ハーツクライ産駒というのは歩様がデタラメな馬ばかりで、非常に手を出しづらい。下見の時などでも、馬房から一歩出てきた瞬間に「はい、バックバックー」と言って、そのまま馬房に戻してもらっても結構というケースが多い。同様の種牡馬としては、既に亡くなったがデュランダルとか。抱きが広い上に、外から中へ入る内向の馬が多く、一目見てスルーという有様だった。 しかし、こういった判断は正しいのだろうか?という疑問は残る。 勿論、脚元に問題がある馬を、わざわざ買う必要性はない。しかし

    脚曲がりの取り扱い | Shining Blade II
  • トーセンスターダム | Shining Blade II

    ダービー馬候補、トーセンスターダムです。 セレクトセールで2億5000万円でしたっけ。私も下見で見ましたが、素晴らしい動きをする馬でした。走るかどうかは分かりませんが、「一番高くなるのはこの馬」とはほとんどの購買関係者がそう予想したと思われます。 この馬はディープに余り似てません。写真だけ見ると「マンハッタンカフェ産駒?」という印象を受けます。ただ面白い事に、馬体解析ソフトにかけますと、ディープインパクト産駒としての計算だと低評価、マンハッタンカフェ産駒としての計算だとちょっとマシという程度の評価、そしてサンデーサイレンス産駒としての計算だと高評価になるのです。 そして、岡田総帥の評価がやたら低いという一面があるのですね。新馬戦を勝った時の評価なんて「血統が良いだけ」みたいな言われ方をしていましたし。 「飛節が伸びない」というのは、ぶっちゃけあんまり関係ないと思うんですけどね。なん

    トーセンスターダム | Shining Blade II
  • フサローとは何だったのか | Shining Blade II

    2歳トレーニングセールの結果を精査していると単純な一つの真理に行き着きます。 それは、「高い馬ほどよく走る」という事実。 さすがにプロの人たちが何人も集まって、もう既にギャロップで追いきられている馬達を見たら、そんな簡単には外さないという事なのでしょう。ただし、売る側が騙しのテクニックを使わないわけではないので、狙ってハメられると辛いでしょうね。 かつて「高い馬は走る」という信念に基づいて、恐ろしい程のお金を競走馬に投じた馬主さんがいました。掲題の関口房朗氏です。海外でも9億円(ミスターセキグチ)と4億円(フサイチギガダイヤ)の1歳馬を購買していますが、関口氏所有の活躍馬というのは有名なフサイチペガサスを除くとそのほとんどは日国産馬です。前述した2頭の馬以外にも、1億円クラスの馬ならポンポン買っていたのにも関わらず・・・。 やはり海外のセールはそんなに甘いものではないという事がよく分かり

  • 新たなる最強伝説 | Shining Blade II

    あるプレミアセールでのお話 シェイク・モハメド御人が登場し、セール場内に緊張が走る中、 J.ファーガソンと談笑する殿下を遠巻きに見ている日人が二人いた。 一人はBRF代表岡田繁幸、そしてもう一人が我らが御大・白井寿昭調教師 傍らにいた岡田総帥に白井師が一言 「ちょっとシェイクとシェイクハンドしてくるわ」 すたすたと殿下に歩み寄りがっちり握手。 これがモハメド殿下と白井師最初の出会いであった。 白       井       最        強

  • ノーザンFの謎 | Shining Blade II

    一般的な競馬ファンの間で名前が挙がる著名な相馬師というと、まず岡田総帥の名前が挙がって、次が中村畜産の社長とかになると思うのですが、勿論、これらは事実誤認で、実際におそろしいまでの組織的相馬眼を持っているのはノーザンFです。 大体、年間にほんの数頭ぐらいしか競りで馬を買わないのに、桜花賞馬キストゥヘブンとか最近だと天皇賞馬のジャガーメイルもそうですし、海外競りでも古くはクロフネ、最近だとテスタマッタ、スーニとか、AUからもキンシャサノキセキ、ロックドゥカンプと驚異的な的中率を誇っていますからね。 というか、セレクトセール以外のセールから珍しくGI馬が出たと思ったら、オーナーが吉田一家とか、マジでやってられんって感じですわな・・・・ まぁ、ここまで当たるというのは勿論偶然であるはずもなく、競りには当然他のプロ連中も多数参加しているわけですから、玄人の中でもどれだけ抜きん出た相馬眼を持ってるん

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