独大統領、ギリシャ国内のナチス虐殺現場を訪問 新たな賠償は否定 6日から2日間の日程でギリシャを訪問したドイツのヨアヒム・ガウク(Joachim Gauck)大統領は7日、第2次世界大戦(World War II)中にナチス・ドイツ(Nazi)の部隊が住民を虐殺したギリシャ北部のリギアデス(Ligiades)村を訪れた。 1943年10月、アルバニア国境に近い丘陵地帯にあるリギアデス村で、ドイツを標的にしたレジスタンスの攻撃に対する報復としてナチス・ドイツの部隊が数十人の子供を含む80人の村民を機関銃で殺害した。現場には出来事を後世に伝える記念碑がある。 同地出身でかつてギリシャ・レジスタンスに参加していたカロロス・パプリアス(Karolos Papoulias)ギリシャ大統領(84)と共に同地を訪れたガウク大統領は、「私はドイツを代表し、不名誉の念と苦悩を込めて、犠牲者のご家族の方々に許