1. 普段お金に使い慣れていない人に、少々まとまったお金が入ったりすると、ついつい使い道に迷ってしまって変な物を買ってしまうとはよくあることだ。 そういう御多聞の傾向性に漏れず、分かっていてもやってしまうということもあるわけであって、特にドンキホーテなどに深夜立ち寄ったりすると変な物買いの好奇心は刺激されてしまう。ドンキホーテだけでなく郊外型のショッピングセンターというのは、昼間でも商品の並んだ列の間を歩いているとそういう好奇心の誘惑にみちている。 2. 変な商品への好奇心を刺激させる構造とは、ショッピングセンター型の文化にとって、一朝一夕に出来上がったものではなく、長年に渡り熟成されながら続いてきた立派な文化形態であり、商品を陳列するための技術的な棚の構造である。だから思うに、そういう好奇心の罠に対して、特に逆らうべきでもなく、余裕のある人ならば、進んで商品のジャングルの奥へいって、自分