先日、某アニメ映画の地上波放送を10分だけ見ていて、気が付いた。 アニメキャラやアイドル、宝塚、韓流などの熱狂的な追っかけは、かつての(今でも熱心な人もいるが)偶像崇拝と同じではないか? その対象が、アイドルや宝塚という作られた商品的偶像(アイドル)なのか、二次元的偶像なのか、宗教的偶像なのかの違いでしかない。 そのどれもが、お布施という名の下に熱狂的信者からお金を巻き上げ、アイコン的グッズを崇めるよう仕組まれている。 お布施が映画のチケットだったり、コンサート入場料だったり、雑誌購入だったり、受信料だったりと形を変えているだけに過ぎない。 お布施を払い、その対価として、偶像崇拝を許されるという構図はどれも同じである。 もちろん、極論すれば、ポストモダンという時代を生きる人々は何らかの趣味をもち、その趣味に対し対価を支払っている。多かれ少なかれ何かを崇拝している。