タグ

ブックマーク / www.seikyusha.co.jp (19)

  • 第1回 木村拓哉と『ハウルの動く城』 | 青弓社

    太田省一 (社会学者。著書に『紅白歌合戦と日人』〔筑摩書房〕、 『中居正広という生き方』『社会は笑う・増補版』〔ともに青弓社〕など) はじめに 2014年から15年にかけてこの青弓社ウェブサイトで連載された「中居正広という生き方」は書籍にもなり、幸いなことに多くの方に手に取っていただくことができた。当たり前と言われるかもしれないが、私自身改めて中居正広という存在、そしてSMAPというグループへの関心の高さを実感させられた。 そして今回、「木村拓哉という生き方」と題し、新しい連載を始めることになった。「次は木村くんで」というありがたいリクエストもいただいたと聞いている。この連載でも、中居正広のときと同様、毎回違った角度から木村拓哉その人にスポットを当て、その魅力に迫っていきたいと思う。 中居正広と木村拓哉。この2人はSMAPでは「ツートップ」と称される。SMAPは個々自立したエンタ

    Imamu
    Imamu 2016/03/14
    「「プレーヤー」という表現に、木村拓哉の哲学は凝縮されているように思える。プレーすることにジャンルの垣根はない」
  • 第1回 2.5次元文化とは何か? | 青弓社

    須川亜紀子 (横浜国立大学教員。専攻は文化研究。著書に『少女と魔法』〔NTT出版〕など) いま、2.5次元が熱い。 2.5次元ミュージカル、コスプレ、声優がキャラとしてパフォーマンスするコンサート、アニメの舞台を旅するコンテンツツーリズム……ファンたちは「現実」と「虚構」が混交している空間を自由に行き来しながら、「2.5次元文化」を楽しんでいる……。 いつの間にか人口に膾炙しつつある“2.5次元文化だが、その用語が普及すると同時に、その領域の多様化も急速に進んでいる。そのため、「2.5次元文化とは何か」を定義することがますます困難になってきていて、また、定義したそばから例外が生まれ、書き換えられていく。しかし、学術的に研究するための前提として、ある程度の定義は必要である。今回は、“2.5次元文化研究への足がかりとして、まず筆者が考える「2.5次元文化」を解説し、その現象と社会文化的背

    Imamu
    Imamu 2016/02/04
  • 第1回 乃木坂46はAKB48の「影」なのか | 青弓社

    香月孝史(ライター。著書に『「アイドル」の読み方』〔青弓社〕、アイドル関連の記事多数) 今回から始まる連載では、乃木坂46というアイドルグループを扱おうとしている。AKB48の総合プロデューサー秋元康が手がけ、当代の人気グループの一つになった乃木坂46は、その佇まいから「正統派」的なイメージで語られることも多い。けれども、実際のところこのグループは、今日の女性アイドルシーンのなかで一風変わったアプローチでその地歩を固めようとしている。この連載は、いくぶん独特なそのあり方を掘り下げながら、乃木坂46というグループが何を体現しようとしているのかをつかもうとするものだ。そのプロセスはまた、目につく機会だけはなにかと多いこの「アイドル」という文化の特質を、端々で浮き彫りにしていくことにもなりそうだ。 ところで、乃木坂46には「AKB48の公式ライバル」なるキャッチフレーズがある。グループ結成時か

  • 最終回 中居正広と「中居くん」 | 青弓社

    太田省一(社会学者。著書に『紅白歌合戦と日人』〔筑摩書房〕、『社会は笑う・増補版』〔青弓社〕など) 「中居くん」と呼びたい 番外篇を入れると、この連載も今回で区切りのいい10回目。ということで、ひとまず最終回を迎える。中居正広という存在の魅力にどれだけ迫れたかとなると全く心もとないが、今回は、その多彩な顔に改めてスポットライトを当てながら、ここまでの話を振り返ってみたい。 これまで書きながら気づいたことがある。芸能人はたくさんの名前を持っているということだ。愛称や呼び名があり、ドラマや映画、そしてコントで演じる役名がある。いや、芸能人だからというよりも、それは中居正広だからこそかもしれない。これほど多くの名前を持っている芸能人も珍しいだろう。それはそのまま、中居正広という存在の多面的な魅力を表しているように思える。 中居正広の愛称としてまず浮かぶのは、やはり「中居くん」ではないだろう

  • 第8回 中居正広と結婚 | 青弓社

    太田省一(社会学者。著書に『紅白歌合戦と日人』〔筑摩書房〕、『社会は笑う・増補版』〔青弓社〕など) 神様でも王子様でもなく 「マジ恋」。聞き慣れないという方もいるだろうが、アイドルファンの間で使われる表現の一つだ。意味は「アイドルに対して気で恋心を抱くこと」。「ガチ恋」とも言う。相手が男性アイドルか女性アイドルかは問わない。熱心なジャニーズファン、いわゆる「ジャニヲタ」の間でも使われる。 この言葉、いつごろから広まったのかはわからない。すでにあったのかもしれないが、1970年代、80年代ぐらいに耳にした記憶はない。実際、そのころのアイドルに対する感情は、わざわざそう強調しなくても基「マジ恋」だったようにも思う。 例えば、1970年代のジャニーズファンのこんな話がある。デビュー当時から郷ひろみの熱烈なファンだったある女性は、高校を卒業して上京すると同時に格的なおっかけを始めた。東

  • 第7回 中居正広と演技 | 青弓社

    太田省一(社会学者。著書に『紅白歌合戦と日人』〔筑摩書房〕、『社会は笑う・増補版』〔青弓社〕など) 「素にならないとできない」 中居正広は、よく「芝居は苦手だ」と語る。自分のホームはバラエティーだという思いも強いのだろう。しかしそう言いながらも、多くのドラマや映画への出演を重ねてきた。最近では、サヴァン症候群の主人公チョコザイを演じ、映画化もされた『ATARU』が記憶に新しい。またこの1月には10年ぶりに『ナニワ金融道』シリーズの新作にも主演した。そんな中居正広と演技の関係が今回のテーマである。 前回触れた2014年11月16日放送の『ワイドナショー』。そこで中居正広は、自分の演技観を語っていた。 坂上忍や杉田かおるという俳優歴の長い2人が、セリフがあると大丈夫だが、アドリブになると素が出てしまいそうで怖い、と言ったのが話の発端である。それに対し、中居正広は、「僕は逆なんですよ」と切

  • 第6回 中居正広とダンス | 青弓社

    太田省一(社会学者。著書に『紅白歌合戦と日人』〔筑摩書房〕、『社会は笑う・増補版』〔青弓社〕など) 「好きでいてよかった」 中居正広という存在の魅力に迫るこの連載も6回目を迎えた。ここからは少し、中居正広個人に光を当てよう。もちろんここまで個人としての魅力にふれてこなかったわけではないが、その側面をよりクローズアップしてみたいと思う。 「好きでいてよかったなぁ」と車のなかで正装に身を包んだ中居正広が語っている。その話題の主はマイケル・ジャクソンである。 2009年7月、マイケル・ジャクソンは、実に12年ぶりとなるコンサートの開催を予定していた。ところが直前の6月にマイケル・ジャクソンは急死してしまう。それを受けてリハーサル映像を中心に制作されたのが、ドキュメンタリー映画『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』だった。そして同年10月28日からの世界同時公開に先駆け、前日にロサン

  • 第5回 中居正広と野球 | 青弓社

    太田省一(社会学者。著書に『紅白歌合戦と日人』〔筑摩書房〕、『社会は笑う・増補版』〔青弓社〕など) 野球チーム「ジャニーズ」 10月に入ると、プロ野球もクライマックスシリーズから日シリーズへと佳境に入る。そして今年は、福岡ソフトバンクホークスが阪神タイガースを下して日一となった。一方、クライマックスシリーズでは敗れたが、セ・リーグのペナントレースは3年連続で巨人が制した。大の巨人ファン、原辰徳ファンである中居正広も祝福コメントを寄せていた。 中居正広の野球好きは、ファンならずとも有名だ。「マー坊」や『中井正広のブラックバラエティ』(日テレビ系)で披露していた野球選手の形態模写や『中居正広の8番勝負!』(日テレビ系)での野球対決にもその片鱗がうかがえるし、2013年には「WBC侍ジャパン公認サポーター」にもなった。またオールスターの始球式に登場したり、2000年の巨人開幕戦では「

    Imamu
    Imamu 2014/11/17
    「この連載の第1回でも触れたように、中居正広は野村克也の『野村ノート』(小学館、2005年)を愛読書の1冊に挙げている」ここで初回に戻るのか。よい構成
  • 第4回 中居正広と笑い | 青弓社

    太田省一(社会学者。著書に『紅白歌合戦と日人』〔筑摩書房〕、『社会は笑う・増補版』〔青弓社〕など) 「ツ」と「シ」 「俺が物だムニダ」と怪しい片言の韓国語を交えて主張する中居正広。いや、自分が物のチョナン・カンだと言う香取慎吾。だがどこから来たのかと問われると香取はフィリピン、中居はソ連と答える始末。間に挟まれた当のチョナン・カン、草彅剛は困惑している様子だ。そうこうしているうちに、香取慎吾がチョナン・カンの持ち歌『愛の唄 ~チョンマル サランヘヨ~』を奇妙なテンションで歌い踊り始め、中居正広と草彅剛もつられて踊り始める。 これは2003年のSMAPコンサートツアー「SMAP’03“MIJ Tour”」の一場面である。実はこの3人は、SMAP内で結成されたお笑いユニットだ。その名も「スマシプ」。「ツ」ではなく「シ」である。紛らわしく一瞬見間違えてしまいそうだが、それには狙いがある。

  • 番外篇 中居正広と『27時間テレビ』 | 青弓社

    太田省一(社会学者。著書に『紅白歌合戦と日人』〔筑摩書房〕、『社会は笑う・増補版』〔青弓社〕など) “同期”の縁 今回は、番外篇として去る7月26日から27日にかけてフジテレビで放送された『武器はテレビ。SMAP×FNS 27時間テレビ』のことを書きたい。 『27時間テレビ』も、1987年の開始以来数えて今回が28回目である。今年の『27時間テレビ』は、SMAPが総合司会を務めるということで早くから話題になった。フジテレビのふれこみでは、SMAPが88年のグループ結成から27年目、そして同年フジテレビの番組『いつみ・加トちゃんのWAーッと集まれ!!』でテレビ初レギュラーになってから27年目に『27時間テレビ』で初司会、と「27」の縁が強調されていた。 だがこの連載としては、中居正広のジャニーズ事務所入所が1987年であったことも忘れるわけにはいかないだろう。つまり、中居正広が芸能界に

  • 第3回 中居正広とMC | 青弓社

    太田省一(社会学者。著書に『紅白歌合戦と日人』〔筑摩書房〕、『社会は笑う・増補版』〔青弓社〕など) ジャニーズのMC担当 強烈な放水を浴びながらも回転する丸太に必死にしがみつき、相手より先に落ちまいと耐える2人。水着姿の中居正広と木村拓哉だ。「がんばれ!リーダーが決まる!これで!」と叫ぶ香取慎吾。そして結局勝ったのは中居正広だった。2009年1月31日放送のテレビ朝日『SMAP☆がんばりますっ!!』でも流れた懐かしの一場面である。 1980年代末から『ザ・ベストテン』『歌のトップテン』『夜のヒットスタジオ』といった大型歌番組が次々と終了し、SMAPはバラエティー番組に活動の場を求める。ブレイクのきっかけとして有名なのはフジテレビ『夢がMORIMORI』(1992年放送開始)だが、それ以前にテレビ朝日『アイドル共和国』(1989年放送開始)があった。その後リニューアルした『桜っ子クラブ』

    Imamu
    Imamu 2014/07/21
    「タモリは、ルールは嫌いだがリズムは大事~ダンス~ラップ」「「プロとは?」と聞かれて「素人」と答える~この答えのなかにこそ、ジャニーズとMC、さらにはアイドルとMCを両立させる秘密があるのだろう」
  • 第2回 中居正広とヤンキー | 青弓社

    太田省一(社会学者。著書に『紅白歌合戦と日人』〔筑摩書房〕、『社会は笑う・増補版』〔青弓社〕など) イタい私服 前回は「中居正広と」というテーマで話を進めたのだが、「中居くんとの話なのにあのにはふれないの?」と思った方もいらっしゃったかもしれない。「あの」とは、『私服だらけの中居正広増刊号~輝いて~』(扶桑社)のことである。2009年に第1弾が発売されてベストセラーになり、その年のタレント部門売上第1位にもなった。その後、『Part2』(2012年)、『Part3』(2013年)と続き、今年4月には『Part4』が出版された。 ご存じの方も多いだろうが、このは、この3月で32年の歴史に幕を閉じた『森田一義アワー 笑っていいとも!』(フジテレビ系、1982―2014年)から生まれた企画である。そもそもの発端は、『笑っていいとも!増刊号』のなかで中居正広の私服センスが話題になっ

  • 第1回 中居正広と本 | 青弓社

    太田省一(社会学者。著書に『紅白歌合戦と日人』〔筑摩書房〕、『社会は笑う・増補版』〔青弓社〕など) はじめに 今回から始まるこの連載では、ひとりの人物を追いかけていく。その名は中居正広。言わずと知れたアイドルグループSMAPのリーダーであり、個人としてもドラマ、映画、CM、そして番組MCと多方面に活躍する当代随一の売れっ子のひとりである。テレビのレギュラー番組だけでも7(2014年5月現在。準レギュラー、SMAPとしてのものも含む。ただし『ベビスマ』〔フジテレビ系、2007年―〕は含めていない)、他に不定期に放送される冠番組やオリンピックなどビッグイベント時のMCなどもあるから、その多忙ぶりがわかろうというものだ。 1972年8月18日生まれというから今年42歳。SMAP結成が88年でCDデビューが91年だから、SMAPとしての活動だけで25年以上が過ぎたことになる。この月日のなかで

    Imamu
    Imamu 2014/06/12
    太田省一さん。「AERA」(2013年9月16日号)のインタビューたしかにおもしろかった記憶がある
  • 第9回 文化系女子、独身か、結婚か、――出産か | 青弓社

    真魚八重子(映画文筆業。「映画秘宝」「キネマ旬報」「TRASH UP」ほかで執筆多数) 文化系女子の業(ごう)は、「自分はほかの人とはちょっと違う」というおごりに始まると思う。少女期にそんな思いを抱いて、そのまま理想の生き方を追求していくとどうなるか。親が現実主義の場合、そんな将来の青写真は、経済的にも一発大勝負に出るようなもので、普通は通用しないと教えるだろうし、それを受け止めてまっとうに就職したり、社会的に経済観念と勤労意欲のある男性と結婚したりして、出産と育児もこなしていくことを考える。文化系な嗜好も余暇の趣味の領域でとどまっていくだろう。 でも自分が特別だと思ったまま年を取ってしまった場合、そして親も同様の考え方だったり、子どもの我が強くて親の抑止力がはたらいていないと、けっこう取り返しがつかない羽目になったりする。特に孤独なまま突っ走ってしまったとき、気がつくとなんの保証も手にせ

    Imamu
    Imamu 2014/03/07
    「最近のアメリカ映画やドラマは中絶を意識的に避けた描写が~出産を望むようにストーリーが展開~そんな風潮のなかで『ヤング≒アダルト』のメイビスは、バディの赤ん坊をエイリアンでも見るように遠巻きに見つめ」
  • 「「愛国」の技法」を一生懸命まじめに実践すると死んでしまいます――『「愛国」の技法――神国日本の愛のかたち』を書いて | 青弓社

    早川タダノリ 『「愛国」の技法』を刊行してから、このタイトルはどんな意味なのですか?と何人もの方から尋ねられました。 こののコンセプトは、「自称愛国者のみなさんに贈る、こうすればもっと気持ちヨクなる愛国活動」です。謝国権先生や奈良林祥先生の後塵を拝して、神国日へのさまざまな「愛のかたち」を列挙しました。ですから、謝国権先生や奈良林祥先生の性科学書と同じく、書かれてある「技法」や「愛のかたち」を全部実践すると死んでしまいます――ということを、ここで言いたいわけではありません。 実際のところ「愛国の技法」とは、「有無をいわせぬ大義を振りかざして、思いどおりに他人を支配する技術」のことです。幻想的な「国家との一体感」に安心立命を求めるのみならず、オレは「国家と一体」だから「オレに従え」という権力欲とワンセットになっているのが、当時も、そして現在も変わらぬ「愛国心」の正体なのです。 戦前・

    Imamu
    Imamu 2014/02/11
    『「愛国の技法」とは、「有無をいわせぬ大義を振りかざして、思いどおりに他人を支配する技術」のことです』
  • 第4回 映画にみる「セックス恐怖症」の女子たち | 青弓社

    真魚八重子(映画文筆業。「映画秘宝」「キネマ旬報」「TRASH UP」ほかで執筆多数) 第3回のメンヘル系女子でとりあげた映画『17歳のカルテ』で、境界性人格障害と診断されたウィノナ・ライダーは、症状として「淫乱性」をあげられていた。前回ふれた映画では、それぞれのキャラでやけっぱちな性衝動が目立っていたが、実際のところ、そんな画一的ではなくて、誰しもが当てはまるわけではない。メンヘルでも、リスカする人もいればしない人もいる。同様に、性衝動で同じ傾向が出るものではない。 世間には「性嫌悪症」が激しい人も多い。もちろんセックスへの恐怖が心の病気という意味ではなく、あまりにこじらせて病に発展してしまう場合があるということで、特に映画表現は過剰になるから、レアケースを描くことになる。性嫌悪症自体も色々原因があり、不潔感を覚えるという根源的な感覚だったり、親の潔癖なしつけや、小さい頃不快な経験があっ

    Imamu
    Imamu 2013/10/19
    『悦楽よりも、「触れることの受容」が何より嬉しい』
  • 第3回 映画に登場するメンヘラ系女子 | 青弓社

    真魚八重子(映画文筆業。「映画秘宝」「キネマ旬報」「TRASH UP」ほかで執筆多数) 誰でも、男女問わず精神的に調子の悪いときはある。仕事がうまくいってなかったり、環境の変化、失恋、家族や友人などの人間関係のこじれ、また体の病気を抱えてしまったりしたら、沈な気分になるのも当然なことだ。逆に、それをなんなくクリアして過ごせるくらい、強靭なメンタリティーをもった人のほうが珍しいだろう。 特に女性だと、PMS(月経前症候群)というのがほんとにめんどっくさいもので、人によって症状の多寡はあるが、神経質な子は生理前になるとなんの意味もなく、不安やパニックに襲われて泣きだしてしまうとか、そういう精神面での影響が大きい。でも、それはあくまでホルモンのいたずらであり、心を病んでいるわけではない。 でもこういった足元をすくわれるような不安が慢性化していて、日常生活や、対人関係で長期にわたって支障をきたし

    Imamu
    Imamu 2013/10/02
    「メンヘルにとってしんどい場は、なんといっても親戚一同が集まる家族内の結婚式だ」
  • 第2回 映画にみる文化系女子の自意識 | 青弓社

    真魚八重子(映画文筆業。「映画秘宝」「キネマ旬報」「TRASH UP」ほかで執筆多数) 誰でも自意識は大なり小なりあって、自己評価や、他人の目に自分がどう映っているかは気になるものだ。そして、その自意識に溺れて周囲との距離感が冷静につかめなくなったり、他人からの評価とのバランスがうまくつりあわないとき、めんどくさいことになりがちなのが文化系女子だと思う。 クラスや会社の同僚たちが、とても退屈な人間に見える。自分は映画音楽をどんどん開拓して、豊かな感受性を育んでいるのに、書店で山積みになっている自己啓発を読んで「気づき」とか言いだしたり、凡庸な歌詞の日語ラップをカッコイイと思っていたりする周囲の人々。話の合う恋人ができなくて「こういう人たちって合コンでいくらでも相手見つけられるんだよね」と、悔しまぎれに同類な友人と話したことがあった。趣味の分母が大きいから、「ミスチル好きなんですよ

    Imamu
    Imamu 2013/09/18
    「年齢を重ね失敗から学んで、自意識の高さを削っていくこと」か
  • 第1回〈女子〉と映画 | 青弓社

    真魚八重子(映画文筆業。「映画秘宝」「キネマ旬報」「TRASH UP」ほかで執筆多数) 「文化系女子」という言葉は業が深い。非常に使い勝手のいい言葉であると同時に、深く考え始めると、なんだかその範囲がぼんやりしてきて(?)となってしまう。でも、なにか絶対的に揺らがない共通の芯があるような、ある種の女性たちを的確に捉えた言葉。もちろん、この言葉を使う人によって定義に微妙な差があるし、少女でもないのに「女子」という呼び方が使われることに、露骨な苛立ちを見せる人も多い。「文化系女子」と呼ばれている女性像へ無性に反発を覚えるかたや、女性のなかでもひとつの言葉で自分の存在をくくられてしまうのが、窮屈でたまらないひともいるだろう。 そもそも「文化系女子」というのはざっくりした総称だ。読書音楽映画、美術など、インドア派な趣味をもつ女性たちを呼んだ表現だが、当たり前だけれど、そのなかには多様性がある

    Imamu
    Imamu 2013/09/02
    「文化系女子同士でも、明白な棲み分け~ソフィア・コッポラの映画~彼女の映画はゴスへの偏見も顕著」「「暗黒乙女」~見た目からして暗黒であるゴスとは一線を引いて、ゴスをはじいていこうとする力関係」
  • 1