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ブックマーク / p-shirokuma.hatenadiary.com (23)

  • 4/12第三回北極ネトラジの要約 - シロクマの屑籠

    以下に、先日4/12に北極ネトラジ03:[マッチョ・ウィンプ/脱オタ・非モテの近親憎悪] のおしらせ - シロクマの屑籠で放送した内容のメインの筋と、質疑応答の要約を用意しました。放送を振り返りたい方は、以下をご覧ください。 【前半パート】 マッチョ・ウィンプ/脱オタ・非モテの近親憎悪----承認欲求の視点からみた、メンタリティの比較検討 最近、はてな辺りでは、自力願でパワフルな男性(マッチョ)と、真面目だけれども与えられた条件に流されるまま、怨嗟の声をあげながら生きている人達(ウィンプ)の意見的対立がみられる。表面的には、両者は全く異なる人種のようにみえる。困ったことがあればまず自分で考え動くのがマッチョで、まず世間や他人が何とかすべきだと考えがちなのがウィンプ。ただ、マッチョとウィンプのメンタリティには両者が共通して持っているモノがあると思う。 例えば、「求めるところの大きさ」「執着

    4/12第三回北極ネトラジの要約 - シロクマの屑籠
    Imamu
    Imamu 2008/04/21
    『マッチョは“空からおっぱい願望”をウィンプに投影・外在化し、ウィンプは“自分の足で開拓願望”をマッチョに投影・外在化することで』『理想論を説く非モテ非コミュ論者/自力本願な脱オタ系論者の間でも』
  • “趣都秋葉原”終了の予兆としての破廉恥パフォーマンス - シロクマの屑籠

    自称「セクシーアイドル」 ホコ天で股を開き、ケツ見せ/秋葉原 - アキバBlog http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1104493.html 去年の8月に、「想像力の欠如した」路上パフォーマーが、秋葉原の歩行者天国を危機に晒す - シロクマの屑籠 という記事を書いたことがある。過激でデリカシーを欠いた路上パフォーマーが増え続けば、警察などによる介入リスクが高くなって、秋葉原の路上パフォーマンス文化が危なくなるんじゃないか、と危惧してみたわけだ。しかし、上記リンク先記事などをみるにつけても、いよいよ困った人達が混じっているようだ。これでは路上パフォーマンスの取り締まりが強化されても、弁解が難しそうである。アキバBlog(秋葉原ブログ・あきばぶろぐ)さんの過去記事をみるにつけても、アレなパフォーマーとそれに群がるアレな撮影者は、ここ最近、日常的に

    “趣都秋葉原”終了の予兆としての破廉恥パフォーマンス - シロクマの屑籠
    Imamu
    Imamu 2008/03/19
    たしかにあれが質が低いっていうのはわかるけど、「アキバ=アニメ・マンガ・ゲーム」だけで捉えてるからそういう見方になるのだとも感じるのだがいかがでしょうか?
  • 決断主義トークラジオAliveを聴いてみました - シロクマの屑籠

    決断主義トークラジオAlive 東浩紀さんと善良な市民さん(宇野常寛:以下宇野さん)の対談ラジオをネット上でダウンロード出来るということで、今回聞いてみることにした。「動物化するポストモダン」をはじめとした恐ろしい文章を沢山書いている東さんと、「ゼロ年代の想像力」を呈示する宇野さんの話から、何かヒントが得られればと思い聞いてみたが、半分コントのような、半分シビアのような、とにかく聞いていて面白い話であった。 以下に、そのなかで印象と記憶に残った言葉、そして自分が思ったことなどを書き連ねてみる。ただし、以下はあくまで僕の記憶に残った断片であり、実際に喋った内容を正確にトレースできているものではなく、勿論、僕の選好に大きく影響を受けたうえで残ったであろう断片であることを断っておく。また、約二時間にも渡る内容のうえに、会話のスピードが速すぎてついていけなかったり疲れてメモをとるのをやめた部分もあ

    決断主義トークラジオAliveを聴いてみました - シロクマの屑籠
    Imamu
    Imamu 2008/02/26
  • 初音ミク――データベース化とシミュラークルへの限りなき欲求 - シロクマの屑籠

    VOCALOID2 HATSUNE MIKU 出版社/メーカー: クリプトン・フューチャー・メディア発売日: 2007/08/31メディア: CD-ROM購入: 30人 クリック: 4,650回この商品を含むブログ (480件) を見る 東浩紀さんは『動物化するポストモダン』のなかで、オタク達の美少女キャラクター消費形態をデータベース消費、という概念で巧みに説明した。この事はご存じの人も多いと思う。美少女キャラクターという「属性の束」から好みの情報片を抽出し、それを芯として想像力と願望に合致した二次シミュラークルを再構成して消費する、というのがこの考え方の要旨だろうというのが、私の理解である。 このような『キャラクターに含まれる属性群→望ましいデータ抽出→想像力や願望をふりかけて二次シミュラークルを再構成→消費』という構図は、美少女キャラクター以外のオタクコンテンツと向かい合う場合にも適用

    初音ミク――データベース化とシミュラークルへの限りなき欲求 - シロクマの屑籠
    Imamu
    Imamu 2007/09/16
    『私達は、初音ミクを調教することも消費することも所有することも出来る。だが他者として対峙・対話することは永遠に無いのだろう』
  • 狂気→自己中、というレッテルには容赦したくない - シロクマの屑籠

    久しぶりに、読んだ瞬間に怒りで血が沸騰しそうな文章に遭遇しちゃいました。 ヤンデレ萌えは対象愛じゃなくて自己愛じゃないのか - こころ世代のテンノーゲーム(コメント欄で私暴走) いや、すいません。ちょっと熱くなりすぎました。 しかしそれこそ、「娑婆世界のおハナシ」では、多数派であることが「正しさ」の根拠となりえ、少数派が「異常」と見下されることなど常なのではないですか? そして、孤立することが少数派の外的特徴であり、その外的特徴を「正しい」視点から客観記述すれば「自己中心的」だとされるのでは? ならばこそ、「狂気」=「異常」な精神のありようを「自己中心的」と表現しても、それほど強烈な非難を受ける理由にはあたらないように思えますが。 http://d.hatena.ne.jp/umeten/20070324/p2#c なるほど、umetenさんのコメントにおける「自己中心的」という単語のニュ

    狂気→自己中、というレッテルには容赦したくない - シロクマの屑籠
    Imamu
    Imamu 2007/03/25
    やはり、アニメ・ゲーム等のヤンデレの「病み」は一般人の理解の範囲でしか描写されてないのかも。『侵襲的な幻覚や妄想を堪え』ている現実の統合失調症の人とは全く別なんだろう。きっと。これは注意した方がいいな
  • 現代の通過儀礼としての「女性経験・男女交際」 - シロクマの屑籠

    かつて、日男子には元服という儀式があった。元服という儀式がなくなった後、徴兵制や成人式が一定の役割を担っていた時代もある。通過儀礼を経験することを通して、男子は一丁前の男としての認知を自他両方の側から獲得する、というカラクリだろうか。 もちろん通過儀礼は日国内に限ったわけではなく、バンジージャンプや(よその部族に対する)首狩りに代表されるように、様々な通過儀礼が存在していた。バンジージャンプは現在ではすっかり娯楽化しているようだが、来は地上スレスレで落下が止まるように計算してロープを用意しなければならない等、勇気・力・知恵を総動員して取り組まなければならないリスクの高い通過儀礼だった。危険と向かい合う勇気や命を守る為の知恵を持つ者だけが一丁前の男として認められる、ということだろうか。 しかし現在の日男子には、この通過儀礼に相当する経験が見当たらない。男の子から一丁前の男になったこと

    現代の通過儀礼としての「女性経験・男女交際」 - シロクマの屑籠
    Imamu
    Imamu 2007/03/21
    旧来の通過儀礼が困難になっているから、その代理として「恋愛」があるという説。プラス面で見たら少女マンガ等で見られる「恋愛体験による個人の成長」/マイナス面は「恋愛しろ!という社会的抑圧」といった所か
  • オタク有頂天がGacktには欠けている - シロクマの屑籠

    Gacktは、私の知るところのオタクではない。なぜなら、彼はオタク語りに際しての知識に欠けるばかりか、オタク語りに際して(女の子からみれば引きたくなるような)有頂天な気分を呈示していないからだ。自意識を有頂天オタク語りで備給するような、そういう気持ち悪さが彼には欠けている。Gacktオタク語りをさせるなら、もっと、甲高いうわずったキーキー声で、「シャアよりもジーン!ジーンしかないですよ」とか「アッザム語り」とかさせるべきだ。そうすれば、Gacktは男性オタク達からもオタクとして取り扱われる筈だ。

    オタク有頂天がGacktには欠けている - シロクマの屑籠
    Imamu
    Imamu 2007/03/17
    というかGackt.Cの場合は単にガンダムが好きなだけではないだろうか?つまり「ガンダム等が好きであること」と「いわゆるオタク語り(一般人が引くような)をすること」は別ですよね、というお話かな?
  • シロクマの屑籠(汎適所属) - 私達は、自らの人生をゲームになぞらえる程にメタ化視点に慣れすぎている

    以下のエントリ群と、それに対するトラックバックやブックマーク数をご覧になって欲しい。私は人生ゲームに喩える、という視点があっても良いとは思うし、そういった視点から得られる教訓やユーモアを貴重なものとは思うけれども、人生ゲームに擬える視点がこれほどまでに一般化・陳腐化している事には驚かざるをえない。 はてなブックマーク - 人生は神ゲーだ はてなグループ はてなブックマーク - 煩悩是道場 - 人生は神ゲーなんかじゃない はてなブックマーク - 人生は糞ゲーだ - うさだBlog 人生を神ゲーに喩える人、糞ゲーに喩える人。ゲームが楽しいという前提に立って、ゲームほど楽しくないからゲームじゃないと言う人。堀井雄二さんの「人生RPG」以来、人生ゲームに喩える表現はこんなにも一般化してしまっている。 ロールプレイングゲーム、とりわけ見下ろし型のロールプレイングゲームやシミュレーションゲーム

    シロクマの屑籠(汎適所属) - 私達は、自らの人生をゲームになぞらえる程にメタ化視点に慣れすぎている
    Imamu
    Imamu 2007/03/06
    そして、普通の人に対してあまりにもメタ化視点で話をしすぎると嫌われる。
  • 君がキモオタと言われるか否かは、君がコミケに通っているか否かとは関係ない - シロクマの屑籠

    脱オタ、という言葉はちょっとややこしい。 なぜなら、この言葉は一見すると「オタク趣味を放棄すること」を指しているようにしかみえないからだ。しかし現実には、「脱オタ」という言葉はオタクファッションを改善することだったり、コミュニケーションスキル/スペックを改善させることだったりする場合が多い。*1 秋葉原の大通りを行きかう男性オタク達の服装がまだまだ十分にみすぼらしかった2000年頃において、ピンバッジだらけのリュックを普通のバッグに変えてみる・穴の開いたTシャツをやめてみる・風呂に入る・無精ひげを剃る・電車の中で奇声を発しながらエロゲートークをしない、etc...これらのちょっとした気配りはオタ個人の社会適応を改善するうえでそれなり意義があった(逆に、それらさえおざなりにしていたオタクが多かったとも言える!)。総武線の電車のなかで冷笑される可能性を、脱オタメソッドはある程度減弱させる効果を

    君がキモオタと言われるか否かは、君がコミケに通っているか否かとは関係ない - シロクマの屑籠
    Imamu
    Imamu 2007/01/07
    自称(自己執行カテゴリー)/他称(他者執行カテゴリー)を分けよう。ある状況・あるカテゴリー集合において、誰がそのカテゴリー執行決定権(オタクとカテゴライズする権力)があるのか?単に自分の気持ちじゃない
  • 「あの男性には、わたしの後輩を紹介したくない。」 - シロクマの屑籠

    二児の母でもある薬剤師のXさんとは、かれこれ十年来の付き合いになるだろうか。今回、彼女の職場にいる或る未婚男性についての話になった折、色々と考えさせられる話題が出たので書き留めておく。 念のため断っておくと、彼女は非モテだの喪男だのといったネット用語には全く疎く、例えば『電車男』やら『萌え』やらすら知らない。ステロタイプな兼業主婦像がまず当てはまる女性、と言ってしまって良いだろう。とりたてて口が悪いわけでもなく、むしろ温厚なことで知られる人物のXさん。そんなXさんにも関わらず「あれは無理ね」とはっきり駄目出ししていたのがひどく私の興味を惹いたわけである。 Xさんに駄目出しされていた男性 Xさん「それがまた、なんとも言えない男性で」 Xさん「友達にならなれるし、職場で一緒に働く分にも問題ないんだけど」 Xさん「悪い人じゃないんだけど」 Xさん「でも、私の後輩達をあの人に紹介したいかって言った

    「あの男性には、わたしの後輩を紹介したくない。」 - シロクマの屑籠
    Imamu
    Imamu 2006/11/27
    「彼にとっての男女交際とは、彼自身がありのまま受け容れられて、一方で女の子は彼自身の注文を満たすものでなければならないということのようだ」
  • いじめる側のメリットが大きくコストが少ない限り、いじめ発生は不可避だろう - シロクマの屑籠

    いじめについて色々な事がネットで書かれているのをみると、「誰が悪い奴か」「不可避なことか否か」「いじめられた側/いじめる側はどうすべきか」について書かれているものが多い。また、いじめの多発する現状を異常事態と騒ぐ人も多いようだ。しかし、「いじめの機能を解剖」してみようとか「いじめを通していじめる側が獲得するメリット/コスト」について書かれたテキストは数があまり多くない。 確かにいじめは憂うべき事態なのは分かるけど、ここまで全国津々浦々の中学校に蔓延している以上、いじめを非機能的異常現象として捉えることはもはや適切ではないだろう。私が中学生だった十数年前以来、いじめの構造はほぼ一貫して思春期前期〜中期の学校に存在していたと思う*1。現代の思春期の子にとって、実はいじめは「機能的なもの」で「個人の適応を促進させるもの」で「抑止力が働かない限り必然的にエスカレートするもの」ではないだろうか?いじ

    いじめる側のメリットが大きくコストが少ない限り、いじめ発生は不可避だろう - シロクマの屑籠
    Imamu
    Imamu 2006/11/14
    いじめる側の視点。記事としてはとても素晴らしいと思う
  • 2001年〜2005年エロゲー売り上げトップ10における男性主人公DQN度予備調査 - シロクマの屑籠

    エロゲー主人公の男性キャラクターはDQNに近い振る舞いを示すのか?それともヘタレ男子に近いキャラクターが多いのか? エロゲーに登場するヒロイン達の性質に関しては、Ragna Archives Networkが良いデータベースとして活用できるが、男性主人公側に関する情報データベースは存在せず、どのような男性キャラクターが流行しているのかについての統計的把握は極めて困難なのが現状だ。そこで、今回の予備調査では、最近のエロゲーにおける男性主人公キャラクターの性格傾向のごく一部について、ネット上のレビューをもとに分類を試みてみた。 対象と方法 2001年〜2005年に販売されたエロゲー売り上げベスト10*1に登場する男性側の主人公を対象とした。ベスト10に関しては、rev:エロゲの販売数 - grevグループから引用させていただいた。 調査項目は、男性主人公キャラクターが(現実世界ではありがちな)

    2001年〜2005年エロゲー売り上げトップ10における男性主人公DQN度予備調査 - シロクマの屑籠
  • ココロの免罪符は要らんかぇ? - シロクマの屑籠

    こんにちは、ネット娑婆世界・はてな娑婆世界の皆さん。北極圏で修行中のシロクマと申します。 あなたは今、何か言い訳を必要としていませんか? あなたは今、直面したくないことがありませんか? 今日は、遠雷轟く皆さんのココロをすっきりさせる、便利な免罪符の販売に参上いたしました。がんばらなきゃいけないと薄々分かっていてもがんばれない貴方や、どうしても気づいちゃまずい事がある貴方、是非ココロの免罪符をお買い求めください。勿論、自尊心が強くて傷つきやすい若旦那さまや、「ごめんなさい」がいえないお嬢さまにもお勧めです。いえいえ、お代は結構です。皆さんの笑顔が、私にとって何にも勝る報酬ですからね、クックック。 では、ここにモノを置いておきますのでご自由にお使いください。今日日はストレス社会だとか何とかいいますので、御入用な方も多いのではないでしょうか。浴びるように使いすぎて、自分に嘘しかつけない人間になっ

    ココロの免罪符は要らんかぇ? - シロクマの屑籠
    Imamu
    Imamu 2006/11/04
    「本気免罪符/顔面免罪符/環境免罪符/メタ免罪符/朝鮮免罪符/死ぬ死ぬ免罪符」
  • 精神科研修で「人の話をきく」「質問に答える」を教わった研修医 - シロクマの屑籠

    先日、首都圏の病院に勤めているTと一杯やる機会があって、面白い話を聞いたので、書き残しておく。 Tの精神科急性期病棟も、最近はスーパーローテーター(研修医)の教育を引き受けながらの臨床活動が続いていて多忙をきわめているようだ。要領の良い奴、ドン臭い奴、色んな研修医が来るのはどこも同じだが、最近来たD君という研修医が抜群のインパクトがあったとのことで、Tは身振り手振りを交えて話をしてくれた。D君の性質を、以下に箇条書きにしてみよう。 1.恰幅の良いD君は研修医二年目。まだどこの科に入るのかは決めてないらしい。親が医者ではない研修医の恰好としてはまず穏当な、ちょっと地味めの恰好。「お金が無い」と時々こぼしている一方で、快速のグリーン車を使って通勤しているとのこと。 2.ユングの“グレートマザー”“アニマ”について、頼んでもいないのに解説をはじめる。はいはい、わかったわかりました→冷たくするわけ

    精神科研修で「人の話をきく」「質問に答える」を教わった研修医 - シロクマの屑籠
    Imamu
    Imamu 2006/10/28
    よく解らないが泣けてきました
  • ちゃんと萌えるには、オタク的童貞メンタリティが必須である - シロクマの屑籠

    今、私は『To heart2 Xrated』を周回遅れでプレイしている。これは良い萌えものだ。学園純愛モノという極めて陳腐なテーマにも関わらず、随所に散りばめられた新規性、(一部の)キャラクターの創りこみ、そして「オタクなら身もだえするであろう」適切な心理描写に唸らされる。エロゲーオタクには馴染みのモチーフが、飽き飽きした印象ではなくある種の安心感に繋がるということは、前作の影響もさることながら、制作陣が「よくわかっていて」なおかつ「丁寧にと描いている」からだと信じたい。 この『To heart2』をプレイしていてとみに痛感させられづけられ、『ひと夏の経験値』『Fate』などを読み返していて再確認させられることがある。それは、ある種のオタクコンテンツ――とりわけ、恋愛感情の絡むオタクコンテンツ――においては、童貞根性というかオタク的な恋愛感情というか、ある種の思春期恋愛感情がなければ十分に

    ちゃんと萌えるには、オタク的童貞メンタリティが必須である - シロクマの屑籠
  • 「オタク」の定義は多様化しても、「キモオタ」の定義は多様化しない - シロクマの屑籠

    一言で「オタク」と言っても、実際どういうオタクなのか全く分からない今日日のご時世。 2006年、オタクという言葉の多様性と用法の混乱はどうにもならないレベルになっており、自称オタクも他称オタクも統一感の無いこと甚だしい状態となっている。とりわけ2005年前後からの「第二次萌えブーム」以降、その傾向は顕著なものになっていると私は感じている。 だから例えば83年生まれの私から見た同世代とヲタク - 記憶のメモ帖といったオタクさんが「こんなオタクもいるんですけど」と声をあげることは自然だし、実際、id:kir_royalさんがオタクを自称する事にそれほど違和感を覚えることもない。 しかし、何年経ってもあまり変化せず、一定の意味合いを保持し続けている「オタク」はやはり存在している。それは、「該当オタク分野をろくに消費しない人間が、あのオタクは気持ち悪い」と見下げるときのオタクの定義である。いわゆる

    「オタク」の定義は多様化しても、「キモオタ」の定義は多様化しない - シロクマの屑籠
    Imamu
    Imamu 2006/10/04
    「自称/他称」軸。
  • シロクマの屑籠(汎適所属) -オタク界隈の外でも失われない、「萌え」の重要な機能

    どんどん多義的になっていく「萌え」という言葉。にも関わらず、未だ「萌え」という言葉は首尾一貫したひとつの特徴を失うことなく日中を駆け巡っている。このテキストでは、その首尾一貫した特徴に関して、考えてみる。 【「萌え」の湯加減によって蓋をされたもの】 もともと「萌え」は、二次元美少女に対する言いたくても言えない気持ち(特に防衛された性的ニュアンス)をオブラートに包んで表現する為の便利な語彙として広がったんだろう。自分がプッシュするキャラクターに言及する際に、“性的ニュアンスを適度にフィルタリングする”装置をやはり必要としたオタク達にとって、「萌え」はちょうど良い湯加減だったんじゃないか*1と思う。「萌え」という語彙のぬるさ加減は抜群で、最も臆病なオタクさえ、異性やセックスにまつわる不安・葛藤を(自他両方に対して)十分フィルタリングしながらキャラを語れるようになった。または、自分自身に「萌え

    シロクマの屑籠(汎適所属) -オタク界隈の外でも失われない、「萌え」の重要な機能
    Imamu
    Imamu 2006/09/27
    「<一方向的>欲望と自己愛回収」
  • 「萌え」の内側には性的なニュアンスが隠れている。(それも、ぱんぱんに、堪え難いほどに) - シロクマの屑籠

    Imamu
    Imamu 2006/09/27
    苦手意識(コンプレックス)の防衛機制
  • オタにつける薬としての惑星開発委員会の問題点と、副作用情報 - シロクマの屑籠

    こちらのテキストでは、治療薬としての『惑星開発委員会』が、標的オタクの中枢神経に適切にdeliveryされにくいであろう要因や、副作用について考察してみる。また、可能な範囲で、それらの弱点に対してどのような対策が可能なのかも提案してみる。 1.中学二年生のオタクが読むには難しすぎる 彼らの想定する“中学二年生”とは、どのような人達なのだろうか?豊富な注釈があるから大丈夫、というわけにはいくまい。あの内容で果たしてどれだけの中学二年生が読みこなすことが出来るのか?エリート中学生ならともかく、並みの中学二年生はもちろん、凡百の動物化した大人のオタク達にとって『惑星開発委員会』は読みやすい読み物だろうか?(後述する)優越感ゲームの材料として誤読消費される可能性云々以前として、『惑星開発委員会』の挑発は当に“中二並みの脳みその大衆”に飲みこなせる難度設定なのか、私は疑問に感じている。どうなんでし

    オタにつける薬としての惑星開発委員会の問題点と、副作用情報 - シロクマの屑籠
    Imamu
    Imamu 2006/09/25
    「難しい・教養格差・防衛機制・優越感ゲームの具として消費」
  • エロゲー系ビジュアルノベルの作法に則って『ひぐらしのなく頃に』を弁護する - シロクマの屑籠

    【警告!】このテキストは若干ネタバレを含んでいます。『ひぐらしのなく頃に解・第八章祭り囃子編』までを鑑賞したことのある人以外は読まない事をお勧めします。最低でも『第七章・皆殺し編』までを鑑賞したうえでご覧になったほうが良いと思います【警告!】 『ひぐらしのなく頃』が完結して一ヶ月が経った。盛り上がりの果てに賛否両論吹き荒れる結末を迎えた作品。前半部からもう一度読み返してみたが、なんだやっぱり面白い。抜群のエンターテイメントだ。細かい点はともかくとして、大まかなギミック*1は殆ど首尾一貫しているし、それを前提にした思い切った描写が第一章〜第四章にも為されていると再確認した。整合性がどうこうとアラをつけている人もいるけれど、八章もの長丁場において大まかな一貫性を維持出来たことは素直に評価しておいてもいいんじゃないかな、と思う。 さて、この『ひぐらし』には批判が色々突きつけられている。もしかす

    エロゲー系ビジュアルノベルの作法に則って『ひぐらしのなく頃に』を弁護する - シロクマの屑籠