デジタルビジネスの拡大は時代の要請だが、それを推進するはずのIT人材が及び腰になっている。こんな衝撃的な結果が、情報処理推進機構(IPA)が2017年4月24日に公開した「IT人材白書2017」で明らかになった。 AI(人工知能)やIoTなどのITを駆使するデジタルビジネスの推進は時代の流れ。これまでの業務システムの開発とは勝手が違うとはいえ、IT人材への期待は大きい。にもかかわらず、肝心のIT人材が新しいことにチャレンジしようという意欲が、5年前の調査よりも大きく下がっている。調査を担当したIPAの山﨑 江津雄氏(IT人材育成本部 IT人材育成企画部 企画グループ)は「コメントに困る結果だ」とこぼす。 「新しい部署や企画を立ち上げたい」が20ポイント以上減少 IT人材がチャレンジに及び腰になっていることを示す調査結果は、IT人材白書2017の第3部第6章にある。この章では、仕事や職場環境
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