奈良県明日香村の飛鳥池遺跡(7世紀後半)で、古代の仮面舞踊劇「伎楽(ぎがく)」に使用する面の一つ「酔胡王(すいこおう)」を描いたとみられる木簡が出土していたことがわかった。日本書紀には7世紀前半に朝鮮半島から伎楽が伝わったと記されており、その記述の裏付けになる。 【写真】正倉院展に登場する名香木・全浅香 木簡は幅2・2センチ、長さ14・1センチで、頭頂部が高い帽子、長い鼻、突き出たあごの男性の横顔が描かれていた。発掘調査した奈良文化財研究所は、その特徴から、ペルシャ系のソグド人の王を表す伎楽面の酔胡王と判断した。伎楽面を描いたとみられる木簡が見つかったのは初めてという。
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