タグ

ブックマーク / natrom.hatenablog.com (36)

  • 抗癌漢方薬カイジ - NATROMのブログ

    抗癌作用を持つとされるカイジ(槐耳)という漢方薬があるそうだ。中国では評価が高く、日でも「カイジ顆粒研究会」ができたとのこと。 ■日統合医療学会主催『カイジ顆粒研究会』(ガンの辞典 編集長の『取材日記』) 続いて、星野恵津夫先生は「カイジ顆粒と臨床の実際」というテーマで、患者さんに対する「さらなる一手」として、国際的に一定の評価のある「カイジ顆粒」の有用性を観察の報告です。補助療法として何らかのサプリメントの摂取希望のあった末期重症患者20例に対し、その効果を観察されました。「カイジ顆粒」の1日服用量は、患者さんの認容性と希望にしたがったため、9g〜60gまでの幅がありました。(カイジ顆粒は患者さんが自費で購入) 対象患者さんのガン種は多岐にわたり、下咽頭癌肺転移、甲状腺癌肺転移、道腺癌肺転移、胃癌肝転移、大腸癌肝転移、盲腸平滑筋肉腫、腎盂癌肺転移、尿管癌肺転移、浸潤性膀胱癌、腎盂膀

    抗癌漢方薬カイジ - NATROMのブログ
    Itisango
    Itisango 2010/04/22
  • 血液型の話をすることくらいはいいのか? - NATROMのブログ

    ある特定の対立遺伝子Aを持つ人は、将来、癌に罹る可能性が高いとしよう。ある人が遺伝子Aを持っているという理由だけで、就職を断られることがあってもよいだろうか?新入社員を採用する際に、遺伝子Aを持っているかどうかを調べることを義務付けている会社があってもよいだろうか?これは、ほとんどの人が、遺伝子差別であり、許容できないと考えるであろう。では、このような遺伝子差別がある社会において、酒の席で「そういや、お前、遺伝子Aは持っているの?」と尋ねることは許容できるか?「私は差別するつもりは毛頭ない」と断った上でなら、遺伝子Aについての雑談を公的な場で発表することは許容できるであろうか? エントリーのタイトルを見たら、私が何を言いたいのか、読者の方々はわかっておられると思う。血液型が性格と強い関連を持つとする仮説は既に否定されているが、よしんば血液型と性格に関連があったとしても、血液型について安易な

  • 「代替医療のトリック」 - NATROMのブログ

    ■代替医療のトリック(サイモン・シン著, エツァート・エルンスト著, 青木薫訳)。原題はTrick or Treatment?。著者の一人のサイモン・シンは、サイエンスライターとしてトップクラスであり、暗号解読やフェルマーの最終定理といった著作がある。「代替医療のトリック」も含め、いずれも青木薫による翻訳である。私は、サイモン・シン+青木薫という組み合わせのは自動的に買うことに決めている。もう一人の著者のエツァート・エルンストは、プロフィールによれば、「代替医療分野における世界初の大学教授」であるとのこと。「著者論文多数」ともあるが、Pubmedで調べてみるとその通りであった。たとえば、「"Ernst E"[Author] and homeopathy」では73件が引っ掛かった。これからは、良く知らない代替医療について調べたいときには「"Ernst E"[Author] and 」を付け

    「代替医療のトリック」 - NATROMのブログ
    Itisango
    Itisango 2010/02/08
  • ウイルスに寄生するウイルス〜D型肝炎ウイルス〜 - NATROMのブログ

    一説によると、すべての生物種の5分の4は寄生者であるらしい*1。たとえばヒトとかネコとかゾウとか目につく大きな動物1種に対して、寄生する種は数多くいるだろう。複数の種に寄生する寄生種もいるだろうから、その辺をならして大雑把に宿主1種あたり寄生種4種ぐらいということか。ま、数え方次第である。ヒトとサナダムシだと寄生関係にあると明確だが、何をもって寄生というのか、ウイルスを生物種とみなすかどうか、など、判定が微妙な場合もある。 その辺を踏まえた上で、あえて「寄生される種でもっとも最小の生物は何か?」と問おう。生物学に詳しい人ならば、バクテリオファージに寄生される大腸菌を挙げるだろう。なかなかいい線だ。しかし、もっと小さい生物もいる。B型肝炎ウイルス(hepatitis B virus, HBV)を私は推したい。B型肝炎ウイルスに寄生する生物とは、D型肝炎ウイルス(hepatitis delta

    ウイルスに寄生するウイルス〜D型肝炎ウイルス〜 - NATROMのブログ
    Itisango
    Itisango 2010/01/19
  • 丸山ワクチンに期待できない理由 - NATROMのブログ

    丸山ワクチンとは、結核菌を熱水処理して作られた、癌に効果があるとされる注射薬である。保険適用はなされていないが、有償治験薬という変則的な方法で使用可能である。丸山ワクチンの評価として、「間違いなく効く」から、「ただの水」というものまで、幅広い意見がある。私は、丸山ワクチンに薬効が証明される可能性はきわめて小さいと考えている。その理由は、40年近く35万人以上もの症例に使用されてきたにも関わらず、効果を示唆する証拠がほとんどないからである。 「間違いなく効く」という主張は陰謀論とリンクしていることが多い。著明な効果があると仮定すれば、承認されていないのには何らかの理由が必要だからだ。たとえば、以下のブログでは、丸山ワクチンが認可されなかった理由は官民癒着により正当な評価がなされなかったからだとする週刊新潮の記事を引用してある。 ■丸山ワクチンはなぜ「認可」されなかったのか?(Birth of

    丸山ワクチンに期待できない理由 - NATROMのブログ
    Itisango
    Itisango 2009/12/14
  • 消費生活センターのリーフレットにクマー登場 - NATROMのブログ

    日の朝日新聞の地方面より。 2009年11月10日の朝日新聞朝刊より引用 記事によれば、『同センターでは啓発に使える予算が限られており、新しいキャラクターを作ると当たりはずれが大きいため、安く若者にアピールする方法はないかと若い職員にアンケートをとった。その結果、誕生したのが、おでこに「消」の文字が入った「消費生活グマ」だ』とのこと。確かに安くあがるものの、果たして若者にアピールするかどうか。一部の層にはアピールするかもしれないが。 「トラブルに注意してクマ」とか言いつつお前釣られとるやないか、と思ったが、元のリーフレットには、「みんな,こんなふうに釣られないように,これを読んでほしいクマ。」とあった。 福岡市消費生活センターのサイトの啓発リーフレットから引用 ちなみに悪質商法編はこんな感じ。 福岡市消費生活センターのサイトの啓発リーフレットから引用 リーフレットには、 ※ 消費生活グマ

    消費生活センターのリーフレットにクマー登場 - NATROMのブログ
    Itisango
    Itisango 2009/11/10
  • JBpress(日本ビジネスプレス)のホメオパシーの記事について - NATROMのブログ

    JBpressのサイトに、医療ジャーナリストの長野修氏によるホメオパシーの記事が掲載された。 ■自然治癒力を高める「ホメオパシー」 欧米からやって来た代替医療が日で静かなブーム(「世界で最も安全な医療」から「自然治癒力を高めるホメオパシー」に変更された) ■何のためのホメオパシーか 西洋医学が見放した人を前に、それでもノーと言えるか 詳しくはリンク先を読んでいただくとして、内容は概ねホメオパシーに好意的である。賛同できる部分もあるし、問題がある部分もある。代替医療に関しての私見も含め、JBpressのホメオパシーの記事についてまとめた。 選択肢として代替医療はあっていい 私は、「科学的根拠の乏しい代替療法であっても、末期癌のような積極的な治療手段のない病気に(緩和ケアと併用しつつ)使用するのは、私は必ずしも否定しない」と述べたことがある。長野修氏も同様のことを書いている。 患者は、最期ま

    JBpress(日本ビジネスプレス)のホメオパシーの記事について - NATROMのブログ
    Itisango
    Itisango 2009/09/09
  • ナイチンゲール曰く、「ホメオパシー療法は根本的な改善をもたらした」 - NATROMのブログ

    ホメオパシーは「同種療法」とも訳され、さまざまな物質を限りなく薄く希釈することで治療効果が得られるとされている代替療法の一種である。ホメオパシーで処方される「丸薬」は、原料の物質を1分子も残っていないほど希釈したのちに乳糖もしくは蔗糖にしみ込ませて作られる。通常の薬理学的見地からは、ただの「砂糖玉」と変わらない。臨床的にも効果はプラセボと変わらない。そんなわけでホメオパシーは「由緒正しいニセ科学」とみなされている。 さて、とあるブログ経由で、ナイチンゲールがホメオパシーに言及していることを知った。なんでも、「ホメオパチー療法は素人女性の素人療法に根的な改善をもたらした」のだそうだ。「この用薬法はまことによく出来て」いるともある(強調は引用者)。ナイチンゲールがホメオパシーについて言及した"Notes on Nursing: What it Is and What it Is Not"(看

    ナイチンゲール曰く、「ホメオパシー療法は根本的な改善をもたらした」 - NATROMのブログ
  • 蚊取り線香のリスク - NATROMのブログ

    ■殺虫剤と小児白血病に関連か 米研究(AFPBB News)を読んで、「そういや蚊取り線香の害って調べられているのかなあ」と疑問に思ったので、医中誌先生に聞いてみた。「放火時に時限装置として用いられた蚊取り線香についての検討」(犯罪学雑誌)などという論文に混じって、"Exposure to mosquito coil smoke may be a risk factor for lung cancer in Taiwan.(台湾において蚊取り線香の煙への曝露は肺癌の危険因子となりうる)"という論文*1を発見した。蚊取り線香って、"mosquito coil"って言うんだ。以下、サマリーを引用して訳した。 BACKGROUND: About 50% of lung cancer deaths in Taiwan are not related to cigarette smoking. En

    蚊取り線香のリスク - NATROMのブログ
    Itisango
    Itisango 2009/08/01
  • 血液型性格診断と偏見 - NATROMのブログ

    もし私が、「血液型と性格には関係がある」という立場でディベートする羽目になったら、能見正比古・俊賢の主張をさっくり全否定することから始める。「能見親子による血液型人間学はダメダメでトンデモでありえないよねー。でも、それはそれとして、血液型と性格に関係がないとは言えないんじゃないかな」てな具合。ダメな肯定論があるからって、必ずしも肯定論が間違っているわけではないという理屈だ。しかし、どういうわけか、血液型と性格の関係に肯定的な人は、能見親子の主張に対しても肯定的であるケースを散見する。 ■血液型性格判断は科学である必要などない。(ひとよみにっき)*1 このあたり、どうも違和感を感じるのですが、やっぱり大きな問題は、「能見正比古」という、血液型と性格の関係性の元となるタイプを書いた、もっとも偉大な作家が、すでにお亡くなりになってしまっていると言うことが、すべての不幸の始まりなんだろうなと思いま

    血液型性格診断と偏見 - NATROMのブログ
    Itisango
    Itisango 2009/07/22
  • 治療にホメオパシーを用いる化学物質過敏症の権威 - NATROMの日記 #c xyz 2009/06/25 12:43

    前回は、日の化学物質過敏症の第一人者である宮田幹夫先生の研究を紹介しました。「化学物質過敏症治療の先駆け」「Dr.化学物質過敏症」と言われている医学者が「全くの詐欺」と言われる商品にお墨付きを与えたとしても、それだけでは化学物質過敏症の疾患概念が怪しいとは言えません。分野全体はまともでも、たまたま一人だけがちょっとアレな人だったかもしれませんし。さて、今回は、国際的にも化学物質過敏症の第一人者とみなされているウィリアム・レイ(William Rea)医師を紹介します。 ウィリアム・レイ医師はアメリカ合衆国のテキサス州ダラスで環境健康センターを運営しています。ダラス環境健康センターと北里大学は共同研究を行っており、北里研究所病院臨床環境医学センターはダラスのECU(Environmental Control Unit)を参考にして作られているそうです。日のマスコミでもとりあげられています

    治療にホメオパシーを用いる化学物質過敏症の権威 - NATROMの日記 #c xyz 2009/06/25 12:43
    Itisango
    Itisango 2009/06/24
  • 化学物質過敏症の第一人者が効果を立証した電磁波防護製品 テクノAO - NATROMのブログ

    ■株式会社テクノエーオーアジアのサイト*1によると、見えない電磁波から身を守る「テクノAO」は「高周波〜低周波まで対応できる唯一の商品」だそうです。■テクノAOの基原理*2から引用してみましょう。 テクノAOの製品の内部には硬質プラスティックのカプセルが内蔵され、中にバイオ溶液が封じ込められています。このバイオ溶液は、この最も危険性の高い超低周波に対応するため、太古の深海のミネラルバランスに着目して開発されました。また守られるべき私たちが、水を持った生命体であることから共振性を高めるために液体を使うことで、より繊細で深部まで届く自然波を再生することができたのです。隆起した地層を何箇所もボーリングして、深海のミネラルバランスを特定し、その後、最も私たちの脳波に優しいアルファ波帯で自己発振する周波数まで調整が繰り返されました。絶妙なミネラルの配合値が、限界値まで希釈して作られ、配合から発振さ

    化学物質過敏症の第一人者が効果を立証した電磁波防護製品 テクノAO - NATROMのブログ
    Itisango
    Itisango 2009/06/18
    怪し
  • 2009-06-09

    前回紹介したホメオパシー・ジャパンが販売する波動機器「クォンタム・ゼイロイド」について、日語の医学論文検索エンジンである医中誌で検索してみたら、なんと2件ヒットした。マジか。 青山千佳氏は獣医師でロイヤル・アカデミー・オブ・ホメオパシー(RAH)の講師。 石橋貴代氏は日ホメオパシー医学協会(JPHMA)の認定ホメオパスで、 「QXのエキスパート」とのこと。 ご存じ由井寅子氏は、RAH学長、JPHMA会長。 「日未病システム学会雑誌」は、いかにもな雑誌だけど、それにしたって掲載する論文を選べばいいのに。「未病システムの展開 遠隔健康管理 QX-SCIOクォンタム・ゼイロイド意識インターフェイスについて(解説)」については、ワークショップ「未病システムの展開―遠隔健康管理―」の追加発言として掲載されており、仕方がないのかもしれない。一般的に、論文掲載に比べて、学会発表はハードルが低い。ト

    2009-06-09
    Itisango
    Itisango 2009/06/10
  • ドラクエが医療を崩壊させた - NATROMのブログ

    の医療が危機に瀕している原因は複数あるが、その一つに医療訴訟の増加が挙げられる。医療者に過失があって訴えられるのは仕方がないが、過失がなくとも結果が悪ければ訴えられることもあるのだ。医療訴訟の背景には、医療の不確実性に対する理解不足があるように思える。「過失がなければ問題なく治って当然」、言い換えれば、「結果が悪かったのであれば、なんらかの過失があったに違いない」という訳だ。医療者から十分な説明を行っても、こうした思い込みのある患者さん/ご家族に十分納得していただくことは難しい。 昔から、というか昔のほうが、「結果が悪かった」医療行為はあったし、患者さん/ご家族への説明も、昔と比較すれば現在の方がずっと丁寧に行われている。にも関わらず医療訴訟が増加してきたことには、何らかの説明が必要だ。ここ何十年かの間の日に、医療の不確実性に対する理解不足をもたらす何かがあったのだ。ドラゴンクエスト

    ドラクエが医療を崩壊させた - NATROMのブログ
    Itisango
    Itisango 2009/04/01
  • オーリングテストが明らかにした身体に悪いものリスト - NATROMのブログ

    オーリングテスト(バイ・ディジタルO−リングテスト)をご存知だろうか。親指と人差し指をくっつけて"O"の形にし、その筋力の強弱で診断や薬の選択を行う謎の技術である。「日バイ・ディジタル オーリングテスト協会」のページ*1から引用しよう。 バイ・ディジタルO−リングテスト(BDORT)とは、筋の緊張(トーヌス)を利用して生体情報を感知する検査手技 である。BDORTはニューヨーク在住の日人医師大村恵昭博士が1977年頃くらいに考案した方法で、最初の論文が発表されたのが1981年で ある。 「生体そのものが極めて敏感なセンサーで、毒物を近づけたり、体に合わない薬剤を手に持たせたりすると、筋の緊張は低下し、逆に有効な薬剤では緊張が良好に保たれる」という原理に基づいている。 大村教授は、脳の血液循環と握力の関係を研究する過程でBDORTのヒントを発見した。高校生を対象に行われた実験により、脳の

    オーリングテストが明らかにした身体に悪いものリスト - NATROMのブログ
    Itisango
    Itisango 2009/02/04
  • 911陰謀論には工作員だらけ - NATROMのブログ

    千島学説のとき、ちょいと話題に出したリチャード・コシミズ氏を覚えておいでだろうか。911同時多発テロはユダヤ資による自作自演だと主張している、要するに911陰謀論者。で、そのコシミズ氏の後援会が「独立党」である。その独立党が内ゲバで愉快なことになっている。独立党の幹部5人が退会(コシミズ氏によれば党内洗浄)したのだ。まず、独立党を退会したほうの言い分。 ■私たちはなぜ独立党を退会したか(1)*1(独立党のブログ(跡地)) 独立党は結成して約1年半になりますが、その間にコシミズ氏は、自分が任命した幹部のうち、実に6名に「工作員」とのレッテルを貼りつけ追放するか、逆に見限られているのです。日のカルト支配脱却を目指して集まったはずの独立党で、このような事態が起きてしまったことは慙愧に耐えないことですが、その事情となると一般の党員の皆さんに理解しがたいのは無理なかぬことで、残念なことにコシミズ

    911陰謀論には工作員だらけ - NATROMのブログ
    Itisango
    Itisango 2008/07/04