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ブックマーク / www.ringolab.com (35)

  • 2050年の世界 英『エコノミスト』誌は予測する - 情報考学 Passion For The Future

    ・2050年の世界 英『エコノミスト』誌は予測する 英『エコノミスト』誌が予測する2050年の世界。科学、政治、人口、経済、女性、などの20の分野で、各分野に詳しいジャーナリストが予測を行った。戦後の日の高度経済成長を言い当てた同誌によると、。「2050年の日のGNPは韓国の半分になる」「2050年の日の平均年齢は52.7歳。アメリカのそれは40歳」。ちょっと暗いな。 20分野の予測。各分野のは詳細については専門家から異論も出そうな記述も多いのだが、これだけの多くの分野の予測を総合して、ひとつの未来像にしている点が素晴らしいと思う。 視点をもって読むといろいろとデータやヒントが手に入るだ。ビジネス机において何度も読み返して使えそう。 私はこのを、ちょうど仕事で調べていた雇用や労働というテーマを軸に読んでいたのだが、こんな最新情報や未来予測がみつかった。 "契約型の雇用者が、複数の

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    Itisango 2012/09/16
  • Passion For The Future: 若き数学者への手紙

    若き数学者への手紙 スポンサード リンク ・若き数学者への手紙 偉大な数学者が、数学に興味を持った親友の娘「メグ」にあてて書いた21通の手紙。メグは一通目では高校生だが、数学者のアドバイスに従い、数学を専攻して大学、大学院へ進み、研究者となり、21通目では教授の終身職に就く。数学者で科学読み物の名手イアン・スチュアートいよるフィクション。 数学の世界の面白さ、広がりと深さ、才能の磨き方、数学者という職業について、研究者や教授としてうまくやっていくには、など、数学を専門とする人生への総合的な指南書。数学者の半生の疑似体験ができる。 数学の普遍性についての哲学語りが勉強になる。 「人間の数学は人間が自覚しているよりずっと密接に、人間固有の生理学や、経験や、心理的な思考に結びついている。あくまで局地的なものであって、普遍的ではないんだ。幾何学で扱う点や線は、物の形に関する理論の、ごく自然な基盤に

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    Itisango 2012/09/09
  • Passion For The Future: ビッグバン宇宙論 (上)(下)

    ビッグバン宇宙論 (上)(下) スポンサード リンク ・ビッグバン宇宙論 (上) ・ビッグバン宇宙論 (下) 世界最高のサイエンスライター、サイモン・シンの邦訳最新刊。 ・フェルマーの最終定理―ピュタゴラスに始まり、ワイルズが証明するまで http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/004192.html ・暗号解読―ロゼッタストーンから量子暗号まで http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/004028.html 上記2冊に次ぐ3冊目である。訳者も同じ青木 薫。前2作はウルトラ級の傑作であり、科学のなのに目頭が熱くなる体験をした。知識と感動の科学を生み出すコンビであるから、期待は高まる。予約して発売日に入手した。 世界の神話や聖書の宇宙創造物語から始まって、天動説と地動説、コペルニクスとガリレオ

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    Itisango 2012/09/09
  • Passion For The Future: 人類が知っていることすべての短い歴史

    « 第6回 テレビとネットの近未来カンファレンス 「映像デバイスの未来、ブラウザメディアの未来」 | Main | タッチ » 書評:脳・こころ |書評: 企画・発想| 書評文化・文明|書評:経済・経営 |書評:子 供・教育|書 評:小説・戯曲|書評:ネット活用 |書評仕事・管理|書 評:メディア論|書評:その他|書評:思想・哲学 |書評 :文章・表現|書評:認知・心理 |書評:神 話・宗教|書 評:科学・技術書評:社会・世間 |書評教養 ・雑学 2006年度 年間オススメ書籍ランキング ノンフィクション部門 2006年度 年間オススメ書籍ランキング フィクション編 2005年度 書籍売り上げラン キング ベスト20 2005年度 年間オススメ書籍 ランキング ベスト20冊 2004年度 人気記事ベスト10 アクセス数が多かった記事とは? 2004年度 人気書評ベスト10 アクセ

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    Itisango 2012/09/09
  • 古代中国の虚像と実像 - 情報考学 Passion For The Future

    ・古代中国の虚像と実像 「二千年以上も昔の話であるから、こうした誤解は放っておいてもたいした害はないのだろうが、私は非科学的なものが嫌いなので、あえて虚像を指摘し、それを正す文章を書くことにした。 夢のない話を延々とするので、「現実的な話は聞きたくない」という人は、書を読まないことをお薦めしたい。」 実にむかつくである。 ちょっと著者を張り倒したくなる。 だが、古代中国好きには面白いことが書いてあるため、読み進めないわけにもいかない。 夏王朝はなかった。 紂王は酒池肉林をしなかった。 『孫子』は孫子がつくっていない。 焚書はあったが坑儒はなかった。 徐福は日に来なかった。 四面楚歌も虞美人も作り話だ。 孔子の論語は当時から理想論だった 数々の物語を生み出した「古代のロマン」や、有難い「人生の指針」の根拠が、事実ではなくて後世の作り話やウソだったことが暴かれていく。 史料からの推定だけ

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    Itisango 2012/09/09
  • 独立国家のつくりかた - 情報考学 Passion For The Future

    ・独立国家のつくりかた 建築家には変な人が多い。著者は熊に勝手に新政府を設立し、初代内閣総理大臣に就任した似非建築家だ。震災後に逃げろといわなかった政府に失望し、「プライベートパブリック」という概念を唱え、「新政府」を勝手に始めてしまった。所有権があいまいになっている土地を全国にみつけては領土としている。 とはいえ日には、法律というものがある。内乱罪にならないように新政府活動は「芸術」と呼び、社会を変える行為としての芸術活動として、新政府をやる。トンデモのようでいながら、相当なしたたかさを持った人だ。現代の日社会の楽しい歩き方を教えている人でもある。 お金がなくても楽しく暮らせる社会を目指す。たとえば0円特区構想。お金を稼がなくても楽しく生きていくために「態度経済」を実現せよと説く。それは「社会を変えよう、少しでもよくしようという態度を見せ続ける人間を、社会に飢え死にさせちゃまずいと

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    Itisango 2012/08/03
  • 次世代インターネットの経済学 - 情報考学 Passion For The Future

    ・次世代インターネットの経済学 まっとうな経済学者が書く、うわつかない次世代インターネット経済学。 ベストセラーになった「フリー〈無料〉からお金を生みだす新戦略」などは「情報通信経済学の専門家の立場からは、荒唐無稽な主張である」とばっさり切って捨てる。デジタル経済ではデジタルのものは遅かれ早かれ無料になるというのが「フリーミアム」だが、著者曰く限界費用がゼロになるからといって価格がゼロになる必然性はなく、企業は差別化や独自ブランドによってベルトラン競走から逃れようとする。そもそも限界費用ゼロといっても商品が競争市場で勝てるだけの付加価値を生むには、相当に大きな固定費用が現実には必要なはずだと指摘する。 フリーミアムは経済の一面しかみていないのだ。現代のデジタル経済で重要なのは両面市場の経済学だという。「ネットワーク効果をレバレッジとして効かして、一方で無料で他方で有料で、二種類のユーザを共

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    Itisango 2011/08/16
    次世代インターネットの経済学
  • 一万年の進化爆発 文明が進化を加速した - 情報考学 Passion For The Future

    ・一万年の進化爆発 文明が進化を加速した 非常に面白い。知的好奇心をかきたてられる。 ヒトの生物的進化は緩慢になったのではなく、むしろ加速している?。 今日のヒトという種は、誕生以後600万年間の平均の100倍のスピードで進化しているという仮説。数万年から数十万年の長さが必要だと考えられてきた、ヒトの大きな進化も、数千年あるいはもっと短い時間で実現されていると著者はいう。進化の加速の前提はヒトが増えて混ざったことだ。 「そのような大きな集団で望ましい変異が広がるには、旧石器時代のような小さな集団で広まるよりもずっと長い時間がかかると思うかもしれない。しかし、有利な対立遺伝子の頻度は、よく混ざり合った集団ではインフルエンザのように時間とともに指数関数的に増大するので、1億人の集団に広まるのには、1万人の集団に広まる時間の2倍しかかからない。」 進化加速の大きな原因は約一万年前に始まった農業で

  • 星を継ぐもの - 情報考学 Passion For The Future

    ・星を継ぐもの 宇宙SF漫画『2001夜物語』の星野之宣が、あのジェイムズ・P・ホーガンの不朽の名作『星を継ぐもの』を漫画化。深紅の宇宙服を着た人間が月面で発見されて、しかも、死後5万年が経過しているという謎から始まる長編の第1巻。 よいできなので星野ワールド初体験の読者にもおすすめ。大英博物館に大抜擢されて「宗像教授」が開かれて、国際的な名声も高まりつつある漫画家。 大筋は変えないが原作にない要素も盛り込んでおり、往年の小説のファンも楽しめる。もともとシリアスな宇宙SFを得意としてきた星野が、SF文学史上に残る傑作を原作とすることで真骨頂の作品ができあがりつつある。連載完結が楽しみ。アーサー・C・クラーク作品も漫画化しないかなあ。 ・星を継ぐもの 「【星雲賞受賞作】 月面調査員が真紅の宇宙服をまとった死体を発見した。綿密な調査の結果、この死体は何と死後五万年を経過していることがわかった。

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    Itisango 2011/07/07
  • マンガでわかるWebマーケティング ―Webマーケッター瞳の挑戦 - 情報考学 Passion For The Future

    ・マンガでわかるWebマーケティング ―Webマーケッター瞳の挑戦 Web担当者フォーラムの人気漫画が書籍化。 これは一社に一冊置いておいたら良いと思うおすすめ。 Webマーケティングの基礎知識を、漫画とわかりやすい解説文章で身につけることができる。新入社員や新任のWeb担当者には必読レベルでおすすめ。一人前の人でも部下に教えるためのヒントとして役立つ、部下に読ませた方が早いけど。 大手インターネットマーケティング会社のアソシエイトコンサルタントの三立 瞳(26)が、大手住宅メーカーのネット戦略コンサルティングを受注する。一癖も二癖もあるクライアント担当者を相手に、トラブルや人間関係の幾多の苦難を乗り越え、キャンペーンを成功に導くため奮闘する日々を描く。漫画は全9話。 第1話は「PVだけでいいんですか」。PVが伸びさえすればいいんだといいきるクライアントに対して何も言えなかった瞳。キャン

  • Windowsのドライバーをバックアップする Double Driver - 情報考学 Passion For The Future

    ・Double Driver http://www.boozet.org/dd.htm WindowsXP/Vista/7にインストールされたドライバーを検出してバックアップおよび復元をしてくれるユーティリティ。OSのドライバー復元機能だけでは心配な人、自分で管理したい人におすすめ。 スキャンを実行すると現在OSにインストールされているすべてのドライバーがリストアップされる。ドライバー名、バージョン、提供元、セットアップ情報、インストール日時などの詳細情報も確認できる。 このリストからユーザーがバックアップしたいドライバーを明示的に選択することができる。快適動作に必要なドライバーのみを選んでバックアップできるのがうれしい。バックアップから選択して復元することももちろん可能。 インストールされているドライバーの概要を印刷する機能もある。正常起動不能に陥ったときに、印刷物があると復旧に助かるか

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    Itisango 2010/09/24
  • 裸はいつから恥ずかしくなったか―日本人の羞恥心 - 情報考学 Passion For The Future

    ・裸はいつから恥ずかしくなったか―日人の羞恥心 ペリーの日遠征に随行した画家の「下田の公衆浴場」という絵には、全裸の男女が秘所を隠すこともなく混浴の浴場でくつろぐ様子が描かれている。若年や中年の男女が多いが、誰も互いの裸体に欲情していないし、恥ずかしさも感じていないことがみてとれる。この絵を見たアメリカ人は日人を「淫猥な人たちだ」といい、フランス人は「日人に羞恥心はない」といい、オランダ人は「男女の性別を気にしていない」といって驚き、そして軽蔑した。 150年前の日では「男女が無分別に入り乱れて、互いの裸体を気にしないでいる」のは普通だったのだ。江戸時代の日人にとって、裸体は顔の延長のようなものであり、現代人の我々がスッピンの顔を見られても恥ずかしくないように、裸を見られても平気だった。 江戸時代の日人がいかに裸に対しておおらかだったか、具体的な記録から明らかにされる。若い娘

  • 日本のセックス - 情報考学 Passion For The Future

    ・日のセックス 色モノだけど大傑作。面白い娯楽小説をお探しならぜひ読むべきです。 それにしてもなタイトルなのでカバーをつけないと外で読めませんが、横着な私はカバーはつけないで、帯をずらすことで背のタイトルを隠しながら(日の、だけ見える状態にする)、電車で読んでいました。でも、それだとやっぱり、前の人に「のセックス」を読まれちゃうかもしれないですし、卑猥な言葉ばかりの文が隣からのぞかれちゃうんじゃないかとドキドキで、落ち着きませんから、やっぱりカバーをつけてゆっくり読むしかないですね。あ、ちなみにこれは小説です。 美人のを他人に抱かせることに無上の喜びを感じる佐藤と、そんな変態の夫に従って300人以上に抱かれ、マニアの雑誌への投稿にも同意するの容子(東大卒)。夫につきあわされているようなそぶりでいながら、実は容子も決してキライではないのだ。二人は週末にはスワッピングマニアのコミュニ

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    Itisango 2010/08/16
  • ヒトはどうして死ぬのか―死の遺伝子の謎 - 情報考学 Passion For The Future

    ・ヒトはどうして死ぬのか―死の遺伝子の謎 「地球上に生命が誕生してから約20億年間、生物は死ななかった。ひたすら分裂し、増殖していたからだ。ではなぜ、いつから進化した生物は死ぬようになったのか?」。 高等生物は放っておくと寿命がきて自ら死んでしまう。遺伝子にプログラムされた細胞の死=「アポトーシス」の視点から、ヒトの死を考える。新書で一般向け読み物だが、科学から倫理・哲学的意味にまで踏み込む深い内容。 「細胞は、内外から得たさまざまな情報─周囲からの「あなたはもう不要ですよ」というシグナルや、「自分は異常をきたして有害な細胞になっている」というシグナル─を、総合的に判断して"自死装置"を発動するのです。」 ヒトの手も指の間の細胞がアポトーシスで死んでいくことで形成される。カエルやチョウぼ変態も不要になった細胞が死んでいくことで実現されている。「細胞を大めにつくって、不要な部分をアポトーシス

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    Itisango 2010/08/16
  • 宗教とは何か - 情報考学 Passion For The Future

    ・宗教とは何か 日におけるこのの位置づけはリチャード・ドーキンス『神は妄想である』に対する反論である。 宗教の現代的な価値を擁護する内容。日人にはない問題意識のため、この神学論争は国内の論者ではほとんど見かけない。利己的な遺伝子やミームの提唱者として日でもよく知られるドーキンスだが、今は宗教批判の先鋒に立っているのだ。宗教は迷妄であり愚かだとしてめった切りである。それに対して著者は、科学もまたある種の信仰だと切り返している。 「重要な意味において、科学者は信仰者であると同時に美学者でもあるとわたしは考える。あらゆるコミュニケーションは信頼[=信仰]をふくんでいる。」 信念はあらゆる知の土台になるという論を展開している。アリストテレスやカントや野中郁次郎の、「知識」は信念であるという言葉と同じだ。 「そもそも信仰は───どのような種類であれ───選択の問題ではない。なにかを信じるに

  • 数学は最善世界の夢を見るか?――最小作用の原理から最適化理論へ - 情報考学 Passion For The Future

    数学は最善世界の夢を見るか?――最小作用の原理から最適化理論へ 18世紀中頃、ベルリン科学アカデミーの院長モーペルテュイは観察から 「自然の中に何らかの変化を引き起こすのに必要な作用の量は可能なかぎり小さい」 という原理を発見した。自然現象には無駄がない。最も単純な道を通って効果を生む。たとえば光は屈折させても点ABCの間の最短距離を進んでいくように見える。光は無駄な経路を避けて作用量を最小に節約しようと心がけているのだと結論した。世界は合理的に作られている。そこに世界の創造主としての神の叡智をみた。 我々が生きているこの世界は、ありえたかもしれない世界の中で、最も好ましい世界、最善世界である。ガリレオもライプニッツもこの世界は神によって創られたと信じていた。科学者の役割は神が創造をおこなうときに従ったルールを、人間が再発見することにほかならなかった。あらゆる自然法則を貫く最小作用の原理

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    Itisango 2010/04/05
  • 日本はなぜ貧しい人が多いのか 「意外な事実」の経済学 - 情報考学 Passion For The Future

    ・日はなぜ貧しい人が多いのか 「意外な事実」の経済学 これは、日はなぜ貧しい人が多いのか?を語るではない。多くの人がとらわれている思い込みを、事実によってそうではないとただすである。「はじめに」にこのの要旨は圧縮されている。 「少年犯罪は増加している、若者は刹那的で貯蓄もしなくなってきている、若者の失業は自分探し志向の強い若者の問題である、日教組の強いところは学力が低い、グローバリゼーションが格差を生んでいる、日は平等な国である、人口が減少したら日は貧しくなる、昔の人は高齢の親の面倒をきちんと見ていた、高齢化で医療費は増える、中国のシステムが優れているから高成長ができる、中国はすぐに日に追いつく、円は安すぎる、経常収支黒字を溜め込めば損をする、国際競争力は豊かな日のために必須のものである、07年まで企業は経営効率化に成功したから利潤を上げていた、90年代の停滞は日が構造

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    Itisango 2010/04/01
  • 13日間で「名文」を書けるようになる方法 - 情報考学 Passion For The Future

    ・13日間で「名文」を書けるようになる方法 高橋源一郎の明治大学大学院における「言語表現法」講義の書籍化。全13回の授業が学生とのやりとりを含めて収録されている。とてつもない名講義。言葉で語らず、インタラクションで考えさせるという高度な教授法を、毎回繰り出す。 初日、スーザン・ソンタグの「若い読者へのアドバイス」という名文が配られる。死期が近いことを悟った思想家が若者に向けて「心の傾注」という言葉をキーワードに真摯な忠告を短い手紙のように書きつづったものだが、「読み終わったら、その紙から目を上げ、窓の外を眺めてみてください。なんて美しい風景でしょう。このキャンパスのいいところは、こういうものが見られることです。すぐ横に、そんなに美しいものがあるのに、活字ばかり追いかけてはいけません。読んだものは忘れて、見ることに、傾注してください。」と先生。 オバマ大統領の演説、斉藤茂吉のラブレター、しょ

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    Itisango 2010/02/02
  • 最後にして最初の人類 - 情報考学 Passion For The Future

    ・最後にして最初の人類 年始にふさわしい壮大な話を読もうと思って今年はこれにした。 オラフ・ステープルドンの人類20億年未来史。素晴らしい。うっとりした。 20億年後の最後の人類(第18期人類)が、遠い昔の最初の人類である我々に語りかける形式で書かれている。現代の人類はこれから1千万年くらい生きた後に絶滅して、さらに進化した第2期人類の時代に入る。 火星人との接触の記述には思わずうなった。これほど現実的にファーストコンタクトを想像した作家が20世紀初期にいたなんて驚きだ。あまりに異なる生命(空を漂うアメーバのような生物)の様式を持った火星人と地球人は、お互いの高度な知性を認識することができない。その数億年先では第5期人類が別の星の知性と出会うが、このときにも相互理解に失敗する。 最後の人類は振り返ってこう語っている。「しかしこの議論はクラゲや微生物にもあてはまるだろう。入手できる証拠をもと

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    Itisango 2010/01/11
  • Passion For The Future: グノーシスと古代宇宙論

    グノーシスと古代宇宙論 スポンサード リンク ・グノーシスと古代宇宙論 古代の異端思想グノーシスに関する格的な研究書。 「さて、神なるヌースは男女であり、命にして光であるが、ロゴスによって造物主なるもう一人のヌースを生み出した。彼は火と霊気の神であって、ある七人の支配者(ディオイケーテース)を造りだした。この者たちは感覚で把握される世界を円周によって包んでいて、その支配は運命と呼ばれている。」(古代ヘルメス文書ポイマンドレースより) グノーシスの宇宙観では、神は二人いる。至高神と造物主である。至高神は宇宙を開闢したあと造物主を生み、目に見える物質界の創造はそれにまかせた。造物主はこの世界や生物をつくり、惑星を司る7人の支配者にその世界を委ねた。これにより神の叡知界→星辰界→地上世界という創造と被造、支配と被支配のヒエラルキーが確立される。 世界の創造は至高神の働きではなく、造物主の手によ

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    Itisango 2009/07/20