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ブックマーク / univ-journal.jp (6)

  • 鉄道新駅開業で医療費が削減、大阪公立大学などがメディカルビッグデータから推計

    鉄道新駅開業で医療費が削減、大阪公立大学などがメディカルビッグデータから推計 大学ジャーナルオンライン編集部 大阪公立大学大学院と日システム技術株式会社は、大阪の鉄道新駅開業による医療費削減効果を分析した結果、1人あたりの累積医療費支出が有意に減少していたことを推計した。 研究グループは今回、2018年3月に開業したJR総持寺駅(大阪府茨木市)の開業による医療費削減効果を分析した。研究では、日システム技術株式会社が保有する、匿名化された約800万人のレセプトデータをソースとしたビッグデータ(メディカルビッグデータREZULT)を利用した。 その結果、JR総持寺駅の近隣エリアにおいて、新駅開業後の4年間における1人あたり累積医療費支出が、99,257円ほど有意に減少していたことを推計した。この結果は、交通機関へのアクセスが増加することで交通機関利用者の身体的活動が増加し、医療費減少につな

    鉄道新駅開業で医療費が削減、大阪公立大学などがメディカルビッグデータから推計
    Itisango
    Itisango 2024/05/01
  • 岡山県産鉱物「逸見石」は量子力学的なゆらぎを生む、東北大学などが発見

    東北大学の山孟助教らの研究グループ※は、岡山県産の逸見石(へんみいし)が量子力学的なゆらぎの強い磁性体であることを、放射光や理論計算、極低温物性測定を用いて発見した。量子コンピュータなどへの応用が期待される。 今回、放射光X線回折を行ったところ、逸見石が従来の報告とは異なる結晶構造を持つことが判明。決定した結晶構造とそれに基づく理論計算から、逸見石は量子力学的なゆらぎ(熱ではなく量子力学的な効果による磁気スピンのゆらぎ)が強く現れる磁気スピン格子の性質を持つことが分かった。 磁化測定と極低温までの比熱測定を行ったところ、逸見石は隣接する磁気スピン同士が反平行に並ぼうとする力(反強磁性相互作用)があるが、ゼロ磁場中では絶対温度0.2度と極低温まで、スピンが整列する磁気秩序が生じなかった。逸見石の結晶構造と磁気スピン格子の幾何学的な特徴で生じる量子力学的なゆらぎが、磁気スピンの秩序化を抑制し

    岡山県産鉱物「逸見石」は量子力学的なゆらぎを生む、東北大学などが発見
  • https://univ-journal.jp/59793/?show_more=1&s=09

  • 福井大学、ADHDの脳構造の特徴を人工知能により解明することに成功

    福井大学子どものこころの発達研究センターの友田明美教授とジョンミンヨン特命教授らは、ADHD(注意欠如・多動症)児の脳構造の解析に人工知能AI)を導入し、ADHD児には特定の脳部位に特徴があることを高い精度で明らかにした。 検討の結果、脳の148領域のうち眼窩前頭皮質外側など16領域の皮質の厚み、11領域の皮質の面積にADHDの特徴が現れることが判明し、74~79%の精度でADHDの識別が可能であることを見出した。 さらに、これらの脳部位のうち眼窩前頭皮質では、ADHDの要因の1つで、実行機能(作業記憶の苦手さ)に影響しているCOMT遺伝子の多型と脳構造との関連も確認できた。また、国際的なデータベースで検証したところ、米国・中国ADHD児でも73%の精度で農部位の特徴が確認され、国際的にも応用できる可能性が示唆された。 この検査手法は、測定時間が5分以内と短く、検査中に特定の課題遂行が

    福井大学、ADHDの脳構造の特徴を人工知能により解明することに成功
  • 水の持つ特別な性質について、東京大学が従来の通説を覆す発見

    東京大学生産技術研究所の田中肇教授らの研究グループは、これまで特異なガラス転移現象として説明されてきた水の動的異常性が、実はガラス転移と無関係であり、液体の正四面体構造形成に起因していることを初めて突き止めた。 この成果は、従来のガラス転移に基づく水の動的異常性に関する定説を覆しただけでなく、水の熱力学的異常と動的異常が、ともに正四面体構造形成という共通の起源に基づくこと明らかにした点にも大きなインパクトがある。 水は、人類にとって最も重要な液体であり、研究成果は、水の特異な性質そのもの理解に留まらず、生命活動、気象現象などとのかかわりの理解にも大きく貢献するものと期待される。 論文:【Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America】Origin of the emergent

    水の持つ特別な性質について、東京大学が従来の通説を覆す発見
  • ダーウインの進化説を世界で初めて実証、アスパラガスの性決定遺伝子を発見

    ダーウインの進化説を世界で初めて実証、アスパラガスの性決定遺伝子を発見 大学ジャーナルオンライン編集部 奈良先端科学技術大学院大学の研究グループは、全ゲノム(遺伝情報)や遺伝子発現の網羅的な解析手法により、アスパラガスの雌雄を決める性決定遺伝子を世界で初めて発見した。今回の成果は、基礎生物学研究所、徳島大学、東北大学、九州大学、東京大学との共同研究による。 今回、高速シーケンサー(DNA解析装置)を用いて、雄株だけで発現している遺伝子を探した結果、転写因子をコードする遺伝子(MSE1と命名)を有するのは雄株のみで、Y染色体上にあることが分かった。また、MSE1遺伝子は花の発達初期におしべでのみ発現・機能していることも判明。ゲノム編集技術を用いて検討した結果、Y染色体にコードされているMSE1遺伝子が花の発達中におしべで発現して、正常なおしべを発達させることにより、雄花を形成させていることが

    ダーウインの進化説を世界で初めて実証、アスパラガスの性決定遺伝子を発見
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