論証(ろんしょう、英: argument)とは、論理学の用語で、前提(premises)と呼ばれる宣言的文の集まりと結論(conclusion)と呼ばれる宣言的文から構成され、前提群から結論が真であることが導き出せることを主張したものである。そのような論証には、妥当なものと妥当でないものがある。なお、個々の宣言的文は真(true)か偽(false)かで判断されるが、論証は妥当(valid)か妥当でない(invalid)かで判断される。英語では、宣言的文をstatementや命題(proposition)と呼んでいたが、最近では哲学的な含意を避けるためsentenceと呼ぶことが多い。 妥当性[編集] 妥当な論証は、特定の形式に従ったものである。妥当でない論証は、特定の形式に従っていない。 ある論証が妥当であっても、その結論が真であるとは限らない。前提が偽であっても、論証形式自体は妥当なこと