思考実験として、全世界の人が同時に、自分の持っているコンパイラやインタープリタなどの実行ファイルをうっかり全部消してしまったとしよう。そうするとそれ以降、ソースコードが残っていても、コンパイラ自身も含めてどのようなプログラムもコンパイルできなくなってしまう。この状況から人類は元のコンピュータ文明を復旧することができるのだろうか? 僕は結論としては、かなり簡単に復旧できると思う。ここではその手順についてちょっと考えてみよう。 コンパイラのバイナリファイルが全部消えてしまった後、復旧のために目指すべきマイルストーンは、おそらくCコンパイラを元に戻すことになるだろう。Cで書かれたプログラムはOSやコンパイラ自身を含めてたくさんあるので、そこを起点にすれば、たくさんのプログラムを芋づる式に復旧していけるからだ。 ほとんどのCコンパイラはCかC++で書かれている。最近のGCCやClangは巨大かつC
Unix v6 の C コンパイラをいじってみようと見てたのですが、これがなかなかすごい物体でした。 読んでて、「いやいくらなんでもこんな作りなわけが…」と思って説明文を探して、 http://plan9.bell-labs.com/7thEdMan/v7vol2b.pdf の「A Tour through the UNIX C Compiler」に説明あるよと教えてもらって読んでみたら、本当にそんな作りだった、みたいな。 コンパイラの1段目はプリプロセスして構文木的なものをファイルに吐いて終わりです。2段目は構文木を読みつつコード生成していく。 構文木のノードの種類に対して switch してやること決める…的なものが、データドリブンな方法で書かれてます。データを保存するフォーマットは、 JSON とかではなく、時代が時代ですのでアセンブリです。こういうやつ https://github
GCCのメーリングリストに、「現状GCJ(Javaコンパイラ)はもうメンテナンスモードになっており、OpenJDKのような活発に活動しているコミュあるし、GCCがデフォルトでサポートする言語として維持して行くにも負荷がかかっている。GCJをもうやめてGoをやらないか」と言う提案があったようだ(マイナビニュース)。 新しいプログラミング言語が出て間もない頃は言語の仕様も比較的小さいし、将来モノになるのかどうか不安がつきまといますが、とは言えキャッチアップもしやすいし、さもありなんと思ってしまうところだが。 /.Jer諸氏でGCJやめてGoにするとの提案について、見解を語ってみようではありませんか。
Introduction Parenscript is a translator from an extended subset of Common Lisp to JavaScript. Parenscript code can run almost identically on both the browser (as JavaScript) and server (as Common Lisp). Parenscript code is treated the same way as Common Lisp code, making the full power of Lisp macros available for JavaScript. This provides a web development environment that is unmatched in its ab
米Adobe Systemsは、「Flash C++ Compiler (FlasCC)」をオープンソース化すると発表した。「CrossBridge」という名称で、GitHubを通じて提供する。 米Adobe Systemsは6月25日、「Flash C++ Compiler (FlasCC)」をオープンソース化すると発表した。「CrossBridge」という名称で、GitHubを通じて提供する。従来、「Alchemy」のコード名で呼ばれ、「Adobe Creative Cloud」の一部として提供されていたもの。Adobeは今後もCrossBridgeへの投資を続け、プロジェクト管理を担いながら、オープンソースでの改善を目指すとしている。 Adobeによると、CrossBridgeはGCC(GNU Compiler Collection)を基に開発され、C/C++のソースコードをAdob
Objective-Cというプログラミング言語があります。 C言語をベースにオブジェクト指向言語のSmallTalkの拡張を施した言語です。 オブジェクト指向を取り入れたC言語にC++がありますが 根本から拡張されているC++と違い Objective-Cは素のままのC言語にSmallTalkを融合させたような形を取ります。 Objective-Cは世界で2番目に美しいGUIを生み出した現AppleComputer社CEOである Steve Jobs氏がNeXTコンピュータのOSであるNeXTSTEPで採用した言語です。 NeXTSTEP自体はPC/AT互換機やHewlett Packard社のHP9000、 Sun Microsystems社のSparcStationにも移植されたようですが、残念ながら私は触れた事がありません。 現在では希にYahoo Auctionに出品されますが、
LLVM(エルエルヴィーエム、 またはエルエルブイエム)とは、コンパイル時、リンク時、実行時などあらゆる時点でプログラムを最適化するよう設計された、任意のプログラミング言語に対応可能なコンパイラ基盤である。当初は、LLVMの名称の由来は、Low Level Virtual Machine (低水準仮想機械) の略であるとしていたが[3]、現在は、何の頭文字でもないとしている[4]。 LLVMは、プラットフォームに依存しない中間表現であるLLVM-IRを生成し、LLVM-IRを特定のマシンの機械語などに変換する。LLVM-IRの段階で、言語やプラットフォームとは独立した最適化を行う。この方法によってLLVMは言語からもアーキテクチャからも独立しており、それぞれに特化した、プログラミング言語固有のモジュールと、マシン向けコード生成部を用意することにより様々な言語アーキテクチャーに対応する。LL
コンパイラ開発(id:n7shi:20090310)を通して物の見方がどう変わったかについて書いてみます。一般的な見解(と私が認識しているもの)、私の見解(過去・現在)などの視点が入り乱れるため、箇条書きを中心に記述します。何かを主張しようとしているわけではないので、特に結論のようなものはないことを、あらかじめ断っておきます。 【追記】私が作成したコンパイラはSilverlight上で動作確認できます。 ⇒ id:n7shi:20090727 アセンブラ アセンブラをいじることに対する一般的な見解(と私が認識しているもの) コンピュータの動作についてよりよく理解するため。 カリカリにチューニングするため。 これらに対して以下のような意見があります。 CPU内部で更にマイクロコードに分解されるのだから、アセンブリだけ見ていてもパイプラインの動作などは分からないし、不十分 これはその通りなので
インテルが開発している「インテルコンパイラー」は、インテルCPUに最適化された高速なバイナリを生成するということで知られている。そのため、大量の数値計算が必要とされるシミュレーションの分野や3D CGなどの画像処理、科学技術分野などのソフトウェアで多く採用されている。 しかし、「インテルコンパイラーはパフォーマンスが高い」とだけ言われても、なかなかピンと来ない人も多いのではないだろうか。また、一般的なソフトウェアでも性能向上の恩恵に預かれるのかも興味深いところだろう。 そこで本特集では、このインテル コンパイラーでコンパイルされたソフトウェアについてそのパフォーマンスを調査するとともに、インテル コンパイラーでのコンパイルテクニックや、性能解析ツール「インテル VTune パフォーマンス・アナライザー」を使ってパフォーマンスチューニングを行う方法なども解説する。 なお、本特集で紹介している
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