このページでは、毎週木曜の定期連載「コード品質向上のテクニック」の過去記事一覧を掲載しています。 LINEヤフーの開発組織では、高い開発生産性を維持するためにコード品質と開発文化の改善に注力しています。そのさまざまな取り組みの 1 つとして Review Committee の活動があります。これは、マージ済みのコードを再度レビューし、レビューアとオーサーにフィードバックするというものです。そして、そのレビューで集めた知見を Weekly Report と称して毎週社内に共有しています。 この Weekly Report で共有される話題の中には、Kotlin や Swift といった言語固有のものや、Android や iOS といったプラットフォームに限定されるものもあります。しかし、多くの記事は言語やプラットフォームによらず、プログラミング一般に適用できる話題についてです。そのような
こんにちは。コミュニケーションアプリ「LINE」のモバイルクライアントを開発している石川です。 この記事は、毎週木曜の定期連載 "Weekly Report" 共有の第 48 回です。 LINEヤフー社内には、高い開発生産性を維持するための Review Committee という活動があります。ここで集まった知見を、Weekly Report と称して毎週社内に共有しており、その一部を本ブログ上でも公開しています。(Weekly Report の詳細については、過去の記事一覧を参照してください) ワイルドすぎる引数 「図形」というデータが、スペースで区切られた文字列として表現されているとします。以下は、その文字列の例です。スペース区切りの最初の値は、図形の種類を示す「タグ」と呼ばれるもので、2 つ目以降は図形ごとの属性 (座標など) だとします。 circle 10 20 30 rect
1. 『達人に学ぶDB設計徹底指南書 第2版』ミック 著 2. 『理論から学ぶデータベース実践入門―― リレーショナルモデルによる効率的なSQL』奥野幹也 著 3. 『Web API設計実践入門――API仕様ファーストによるテスト駆動開発』柴田芳樹 著 4. 『データモデリングでドメインを駆動する――分散/疎結合な基幹系システムに向けて』杉本啓 著 こんにちは、Java Championの谷本心 (@cero_t) です。これまでの2回の書籍紹介では主に今の私の技術力を培ってきた書籍を紹介したため、古いものや絶版になったものなども多く含まれていました。それに対して今回紹介するアーキテクチャ関連の書籍は、現在でも入手可能なもの、あるいは最近出版されたものとなっています。 アプリケーションアーキテクチャやシステムアーキテクチャは、本質的に変わらない部分もあれば時代とともにトレンドが変わる部分も
日本の「ChatGPT」利用に関する野村総研の最新の調査によると、2023年の前回調査に比べてビジネスユーザーの利用方法に変化がみられるという。全業界で減った「ある用途」とは。 野村総合研究所(NRI)は2024年10月24日、日本の「ChatGPT」利用についてのレポートを発表した。 同レポートは、NRIが関東地方在住の15~69歳を対象に実施したChatGPTの認知・利用に関するアンケート調査結果をまとめたものだ。同社は過去にも同様の調査を2回実施しており、今回のレポートは2024年9月7~8日にインターネットで実施した3回目の調査結果についてまとめている。 大幅に減った「ある利用方法」とは? 今回の調査結果では、2023年6月に実施した前回調査と比較してChatGPTの認知率は68.8%から72.2%に拡大し、利用率は15.4%から20.4%に上がった。NRIは、認知率は頭打ち傾向が
みなさんこんにちは! ONE CAREER CLOUD採用管理(ATS)チームにて、ソフトウェアエンジニアを担当しているコ ショウトウ(Github:jamesdongdong)です。 今回は、フロントエンド開発におすすめのVSCode 拡張機能について紹介したいと思います! きっかけ弊社佐藤が執筆したお気に入りツールの紹介記事は、ご覧いただけたでしょうか? 実際、私は佐藤の記事に載っていたツールを色々と導入してみたのですが、自分の作業効率が大幅に向上しました。特に、Raycast を活用してブックマークをすぐに開いたり、ウィンドウサイズを設定したりするようにしたことで、作業を一気に効率化できたと感じています。 便利なツールについて言えば、私も仕事の効率を高めるために普段から多くのVSCode拡張機能を使用しています!「自分も皆さんに、仕事の効率が高まる、非常に役立つおすすめのツールを紹介
株式会社MonotaRO CTO 普川 泰如 慶應義塾大学環境情報学部卒業。SIer企業を経て2009年にオイシックス・ラ・大地に入社し、2016年にシステム副本部長に就任。2019年にモノタロウに参画。2021年1月にECシステムエンジニアリング部門長、2022年4月に執行役CTO/VPoEに就任。 X 多くの企業で、10年以上前に開発されたシステムが、事業拡大に伴い続々と限界を迎え、リアーキテクチャに取り組み始めています。 間接資材のネット販売ビジネスを展開するモノタロウ社もその1つです。約20年前の創業期から内製で開発してきたモノリシックなシステムは、事業成長とともに度重なる機能追加を経て、2015年頃にはコードの変更すら容易にできない状態に。一度はパッケージシステムの導入も試みますが、2022年頃から、再度内製開発による抜本的なリアーキテクチャに取り組んでいます。 今回のリアーキテ
「本記事は、技術的な視点から情報を提供することを目的としております。内容については可能な限り正確性を期しておりますが、記事内の見解は執筆者の意見や理解に基づいており、すべての方にとって普遍的な結論を示すものではありません。技術の分野は常に進化し、新たな知見が追加されることもあります。ご意見がある場合には、建設的な対話を歓迎いたしますが、批判的な意見を展開する際も、お互いの尊重を大切にしたコミュニケーションを心がけていただけると幸いです。」 タイトル: 「東京プログラマー リスプを書かずにはいられない物語」 新宿の夜景を見下ろすカフェで、主人公の大輔は、ノートパソコンに向かって静かにキーボードを叩いていた。彼は東京で働くプログラマー。コードの世界に浸り、特に最近夢中になっているのが関数型言語LISPだった。 LISPは、数学のように純粋で美しいロジックが展開できる言語。大輔は「この関数型の世
「何も変えないでそっくりそのまま移行してくれ、とお客さんが要求してくるプロジェクトが結構多いのです。当社が手掛けている案件の内容を見られるページがあるのですが、直近のものを開くと……。ほら『現行踏襲』と出ています」 2カ月ほど前の2024年8月、とある情報システム開発会社の幹部と雑談していたときのことだ。彼はノートパソコンを開き、管理画面から適当なプロジェクトを選び、顧客からの要望を記載した箇所を見て嘆息しつつ話してくれた。画面そのものは見せてもらえなかったが、その場で確認しつつ話す様子から彼の悩みが伝わってきた。 「現行踏襲ならプロジェクトとは呼べない」とすぐに思ったものの、言っても仕方がないと考え直した。プロジェクトという言葉の成り立ちは「前の方へ(pro)投げる(ject)」だったはずだ。つまりプロジェクトとは将来に向かって何かをぶつけ、何らかの変化を起こすことである。製品の打ち切り
開発者コミュニティにメリットをもたらすライセンスモデルの変更をお知らせいたします。WebStorm と Rider の非商用利用が無料になりました! 変更内容とその理由に関する詳細は以下をお読みください。その他の詳細については、以下の FAQ セクションもご確認ください。 現在の状況 今年初め、最近リリースされた RustRover と Aqua に新しいライセンスモデルを導入し、これらの非商用利用を無料にしました。 今回、このモデルを WebStorm と Rider にも適用することになりました。 これらの IDE を学習、オープンソースプロジェクト開発、コンテンツ制作、趣味での開発のような非商用目的に限り、無料でご利用いただけるようになりました。 商用プロジェクトについては変更はありません。既存のライセンス体系がこれまで通り適用されます。 他の JetBrains IDE についても
企業が業務システムにMySQL、PostgreSQL、Oracle、SQL Server といったリレーショナルデータベースを使いはじめてから今に至るまで、データベースへのコネクティビティは重要な課題であり続けています。1992年にMicrosoft が発表したOpen Database Connectivity(ODBC)API は、この課題に対する画期的な解決策となりました。 ODBC は、アプリケーションと多様なデータベース間の接続を標準化する技術として、現在でも広く採用されています。本記事では、ODBC 技術の仕組みとODBC ドライバーの役割、その重要性について詳しく解説します。 ODBC の仕組み ODBCとは ODBC は、アプリケーションからデータベースへのアクセスを標準化するためのAPI です。ODBC 4.0 の仕様はこちらに定義されています。この技術により、アプリケー
テスト実行と再実行に時間がかかる現場 江村氏は「運用作業は多くの工数を必要とし、それが続くとテスト自動化自体が嫌になってしまうこともあるかと思います。そこで、これらの運用課題とその解決策を紹介します」と話し、テスト自動化における運用の課題を解決した3つの事例を紹介した。 最初の事例は「テスト実行と再実行に時間がかかる現場」。顧客へのヒアリングで、「最近、テスト実行に時間がかかることがある」との声があった。具体的にどのような状況で時間がかかるのかを尋ねたところ、「テストが途中で失敗すると、非常に多くの時間を費やしてしまう」とのことだった。 調査したところ、以下の問題が明らかになった。テストケースには、機能1:ユーザー作成、機能2:商品検索、機能3:お気に入り登録、機能4:商品購入という4種の機能テストが含まれており、これらがまとまったテストケースとして自動化スクリプトに組み込まれていた。しか
プログラマーにとって、プログラムを書くだけでなく読むことも重要だ。読むスキルは書くスキルや設計スキルにもつながる。プログラムを読むコツを解説する。 プログラマーなら「プログラムを書く」のがメインであって、技術が必要なほど読むことが大事とは思えない――。そう思う人は少なくないのではないでしょうか。逆に、「確かに読むのは大事なこと。効率良く読むためのテクニックがあるならぜひ知りたい」と思う人もいるでしょう。 恐らくプログラムを読むことの大事さがわかっている人は、ある程度プログラミングの経験があり、特に仕事でプログラミングやソフトウェア開発に携わっている人、そして恐らくはまだ仕事を始めてまだ年数が浅い人なのではないかと思います。 一方、「プログラムを読む」と言われてピンと来ない人は、プログラミング言語の入門書を読んで、さあいよいよ自分でもプログラムを作ってみようという段階の人が多いのではないかと
Steven J. Vaughan-Nichols (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 川村インターナショナル 2024-09-25 07:00 ウィーン発--20年の開発期間を経て、「リアルタイムLinux」(「PREEMPT_RT」)がついに、ようやくメインラインカーネルに統合された。Linus Torvalds氏は「Open Source Summit Europe」に参加した際に、PREEMPT_RTを賞賛した。なぜこれが重要なのだろうか。まずは、「リアルタイムOS」(RTOS)とは何か、どのような利点があるのかを説明しよう。 RTOSとは RTOSは、処理速度が重視されるタスクを正確かつ確実に処理できるように設計された特殊なOSだ。「Windows」や「macOS」などの汎用OSと異なり、多くの場合、ミリ秒単位やマイクロ秒単位で測定される厳しい時間制約の中で
「プロとしてプログラムが書ける人」に求められる能力が大きく変わった! 1つのプログラミング言語にこだわらず、それぞれの言語のベストプラクティスを学ぼう。現代のプログラミング言語を支える技術が凝縮した一冊 第1章 はじめに 1.1 プログラミングに必要な知識とは 1.2 本書の構成 1.3 プログラマに伴走する生成AI 1.4 コーディング環境 1.4.1 オンライン実行環境 1.4.2 ローカルでのコーディング環境 1.5 まとめ 第2章 C言語からはじめよう 2.1 C言語とは 2.2 入力・演算・出力 2.2.1 変数・定数・リテラル 2.2.2 演算子 2.2.3 入出力関数 2.2.4 数値計算を行うプログラム例 2.2.5 配列 2.2.6 文字と文字列 2.3 制御構造 2.3.1 条件分岐 2.3.2 繰り返し 2.3.3 構造化プログラミング 2.4 関数 2.4.1 ma
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DX Criteria( DX基準 )は、日本CTO協会が監修・編纂している企業のデジタル化とソフトウェア活用のためのガイドラインです。 本基準は、デジタル技術を企業が活用するために必要な要素を多角的かつ具体的に体系化したものです。ソフトウェアエンジニアリング組織の健全な成長・経営目標の可視化・パートナーとのコミュニケーションなどに使っていただくことを目的に作成されています。 また、本基準は絶対ではありません。誰かを攻撃したり、アセスメント結果の数字のみに注目して本質的な改善をおろそかにするためのものではありません。極めて実践的で具体的な項目で構成されているため、定期的に最新動向に併せてCTO協会のWG内で議論をおこないながら、適宜アップデートをしていくものです。
情報工学博士 フロリダ工科大学大学院にてCemKaner博士(探索的テスト手法考案者)、JamesWhittaker博士(How Google Tests Software著者)にソフトウェア品質の指導を受けたあと、広島市立大学にてソフトウェア品質研究により博士号取得。 Microsoftシアトル本社・SAPジャパンでソフトウェアテスト業務に従事、ソニー(株)ソフトウェア品質担当部長を経て、現在は株式会社AGEST チーフ技術アドバイザー、AGEST Testing Lab.所長及びAGEST Academy学長を兼務。 著書紹介 『知識ゼロから学ぶソフトウェアテスト【改訂版】』翔泳社 『現場の仕事がバリバリ進む ソフトウェアテスト手法』技術評論社 『ソフトウェア品質を高める開発者テスト 改訂版 アジャイル時代の実践的・効率的でスムーズなテストのやり方』翔泳社 『知識ゼロから学ぶソフトウェ
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